半年を振り返って

 10月20日、初文教大学サッカー部として臨んだ初めての公式戦が終了した。約半年間という期間は、自分の中では少し長かったように感じた。1年半という長いブランクからの復帰、怪我、学生主体といった他では経験しないような環境の中で自分が感じてきたことなどを振り返ろうと思う。
サッカー部に初めて参加した場所は、決して良い環境とは言えない場所でのトレーニングで、その後も草が生い茂ったグラウンド、ガタガタの土のグラウンドでのトレーニングが続いた。中高6年間、学校の目の前にフルピッチの人工芝という恵まれた環境でサッカーをしてきた自分にとっては驚きだった。なぜこんな環境で練習しているのか。自分達のグラウンドがあるにも関わらず、使用することができないのは何故なんだ。入部前に想像していた環境とのギャップにとても苦しんだ。ただ、どんな時でも全力でサッカーをして、試合で活躍している仲間を見て、次第に心が動かされ、このチームで勝ちたいという気持ちが芽生えるようになった。あしさん、せんりくん、ひでくんと言った代持ちの人達が中心となりチームを動かしいる姿は時間が経つにつれ、とても大きく感じた。何より自分の中で1番の刺激になったのは普段から仲の良い友達が揃ってゴールを決めた試合。結果としては追いつかれてしまい後味の悪い試合になってしまったが、勝てない状況が続いている中で、ゴールという目に見える形で結果を出している友達が誇らしかった。人の心を動かすほどの仲間の頑張りには、本当に頭が上がらない。ありがとう。
リーグ戦に参加を出来たことにも、改めて感謝の言葉以外見つからない。仲間の頑張りはもちろんではあるが、監督や様々な人達のおかけで挑戦するという舞台を与えていただいた事に本当に感謝しています。
個人としては、リーグ戦1試合出場というとても厳しい結果に終わり、悔しいという感情がとても大きい。皆のサポートに費やす時間は決して無駄な事では無いが、自分はサッカーをしに部活動に入った訳であり、サポートをする為に入ってはいない。リーグ終盤になるにつれ、サポートという立ち位置に慣れてきてしまっている自分に対して、とても嫌気が差し、腹が立った。様々な感情を抱えながら、不完全燃焼という形でリーグ戦を終えてしまったことに対して、とても悔いが残る。今でも思い出すだけで腹が立つが、この感情を来季、カップ戦への気合として替え、強い気持ちを持ち準備をしたいと思っている。

                         2021年11月5日

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