介護の方向性

母親の資産管理のために口座をダイエットしている。昭和の人間らしく、あっちこっちに口座を作っては積立やら何やらを行っている様子で、全く全容が把握できない。
本人は営業の人がいい人だったから任せたと1000万を預けたりしている。
おっそろしい。
まず地元の銀行の口座を3~4つ持っていたので年金が入る口座に一元化することにした。
すると投信の口座もあって、これはすぐに解約ができず、本人のサインが必要と。
さらに本人が認知症や亡くなったら、後見人などを立てないといけなくなるとのことでこれは大変と思い、解約の方向にした。母も子供達には迷惑かけたくないと。
一般的な積立などは解約できたので、年金の口座に一元化した。
そして、投信の口座を解約しようと営業担当者に電話をしたら「相当な利益が出ている」と言われ、何が何だかわからず。妹に利益が出ているようだが解約の方向でと伝えたら、私の名義に切り替えたらどうかと。何を言い出すのかなと思った。
そこで、投信は解約ということで歩行がギリギリの母を連れて向かったら、数百万単位の運用益が出ていた。
これは妹と相談してから解約した方がいいかもと伝えつつ、営業の方からは外貨建ての生命・介護保険を勧められた。
そちらも本人のサインが2度必要なので、一度目のサインだけをして、契約のインは妹も立会の元でしたいことを伝えた。
そこで妹に投信のこと、保険のことを伝えたら、投信は続けるべき。保険はやめておくべきとのことだった。
百歩譲って保険はやめてもいいが、投信は解約するときに本人ができないと後見人とか大変なことになると伝えるも、将来、母が施設入所とかするときに現金が必要になるだろうから、投信は続けた方がいいと。いや、そこまできたら解約が大変だぞというも、ラインの返信なし。
なぜこんな重要な話をラインでするのかなと思う。妹はとても忙しいという。夜10時の時点でまだ会社にいるので、今細かいこと言われても困ると。
総資産を表にして送ってくれと。今わかっている総資産を表にしてpdfでラインに送った。既読はつくも返信はない。
介護については来週介護支援センターに妹も含めて出向くことになっているが、仕事が忙しいといわれて、ドタキャンになると思っている。
それならば私一人で、介護保険を使って、ヘルパーをどんどん入れていこうと思うが、妹はその危機感がないようで困っている。
投信の解約が大変だと伝えてもピンとこないようだったし、だから、まだ続けろというのだろう。利益が出ているのなら。
結果的に私はイライラが募って薬に頼っている。さすがに物理なことなので、メンタルのことは精神科で診てくれるのだろうけれど、介護の決定は結局は家族次第、本人次第だろう。
投信も本人が解約したいと言えばそれまでだ。そこに口出しをする権利は子供にはない。しかし、妹は「母のことを思って」投信を続けるべきと思っているのだろう。ちょっと現実的ではない。
中学生以下の子供を二人抱えて、両親ともども仕事が忙しくほぼ土日を含めて家にいない。子供があまりにもかわいそうだ。
子供を進学させるために稼いでいるとしても、子供がきちんと育ってこそだろう。
そのためには現状を理解し、把握し、現実的にはどう動いたらいいのか理解してほしいが・・・介護の方向性が妹はまだまだ平気。私は今すぐにでも施設へというほど危機感がある。この方向性の違いはかなりのストレスだ。妹が羨ましい、こんなに楽観的でいられるのだから。
4~5年前に母親が弱ったら、引き取るつもりと言っていたが、あれもどうなったのやらだ。部屋が足りないだろ?と聞いたら引っ越すと言っていたが・・・。
仕事が忙しいのだろう。辛い。

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