人をダマすのって、結構簡単かも。

最初に二つ問いを出します。
①日本国内でコンビニと神社、どっちの方が数が多いと思いますか?
②日本国内で書店と道の駅、どっちの方が数が多いと思いますか?

さてさて、今日は今読んでいる本から面白いなぁと思ったことを書いていこうと思います。本のタイトルがズバリ、「行動経済学」です。

結構有名になった学問分野だと思いますが、軽く説明を入れておくと行動経済学は経済学に人間の心理特性を組み込んだものって感じです。すごいざっくりですが。
経済学は基本的に完璧で絶対に判断を間違えない超合理人間を想定して論理を組み立てていく学問らしいです。まぁそんな人が前提なので現実世界に当てはめた時にズレが生じます。だってヒトっていつも合理的じゃないもんねー。みんながみんな超合理マンだったらタバコなんて売れないだろうし、TVもニュースだけでいいんじゃない?って感じ。
だからこそ経済学にそんな非合理的な人間の特性を組み込んで考えていきましょうや、ってなったのが行動経済学という分野です。

で、実はまだ最初の辺りまでしか読んでないので今回はバイアス(直訳すると偏り)にだけ注目して書きます。

利用可能性ヒューリスティクスというものが引き起こすバイアスが先にあげた問題の答えです。
①日本国内でコンビニと神社、どっちの方が数が多いと思いますか?


これの答えは神社です。


だいたいコンビニが6万店舗弱、神社は8万社ほどです。
このバイアスは利用可能性ヒューリスティクス(心理学では単純接触効果って言われてるみたいです。)が働いているために起こります。普段身近にあるコンビニの方が多いと錯覚してしまうのです。

他にもこんな問いがあります。
死亡する原因として、病死と事故死の割合は何対何か。

僕は最初1:1くらいなんじゃないかなと思ったんですが、実際は9:1で病死が多いです。落ち着いて考えればそらそうか、となるんですけどね。
これはニュースで目にするものが事故死の方が多いために起こるバイアスです。そのため看護師さんとか医者の方には起こらないバイアスかもしれません。

要するに、私たちはニュースとかCMとか普段慣れ親しんだものにかなり引っ張られるということです。
これって結構怖くないですか?悪用されたら簡単に騙されちゃいそうです。果たして今ニュースや広告、目に入るものにどれくらい影響されてるんでしょうね。

ということで今日は利用可能性ヒューリスティクスというものに注目してアウトプットしてみました。読んでくれた人ありがとうございます!

ちなみに②の答えは書店の方が多いです。圧倒的に道の駅の方が少ねぇよ!こんな感じで並べとけば誰か引っかかるかなと思って書いただけでした~。引っかかった人は、いいね押しといてください~(笑)ではまた!

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