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クレディスイス崩壊 | スイスの名門が冒した過ち

投資猫レイです。

クレディスイスへの経営不安が巻き起こっています。

とはいえ、スイス中銀が最大500億フラン(約7兆円)の流動性支援を表明したことで、状況は落ち着きつつあります。また、クレディスイスは十分な財務健全性を有していると表明しています。

クレディスイスが破綻することはないと思います。スイスの金融立国としてのブランドを守るために、スイス当局は十分な支援を行うと予想しています。実際に、スイス当局の後押しで、UBSがクレディスイスの買収に向けて交渉中であると報道されています。

今回は、スイスの名門、クレディスイスが苦境に陥った理由をお届けします。

まず、今回の経営不安の直接的な要因は次の3つでした。

1点目は、シリコンバレー銀行の破綻による金融システム不安です。

そして、2点目は筆頭株主のサウジ・ナショナルの会長が追加支援を否定したことです。

3点目は、2022年の年次報告書において、財務報告に関する内部統制に「重大な弱点」があると明らかにされたことです。


しかし、今回の経営不安の背景には、数年に及ぶクレディスイスの経営不振があります。

なぜスイスの名門、クレディスイスは苦境に陥ったのでしょうか。

投資銀行部門の巨額損失スキャンダルがその理由です。結果として、多額のリストラコスト富裕層顧客の流出を招き、経営不安へと発展しました。

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