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解説するびとろ 第3回 J1・J2第2節
第3回目の解説するびとろです!今日はJ1・J2第2節の中で起こったシーンから3つのシーンを取り上げます。
判定△VAR◎ 鳥栖仙頭選手のプレーは退場か?
主審 笠原寛貴さん VAR飯田淳平さん AVAR村上孝治さん
これでイエローなんですか…?足裏がっつり顔面に当たって、痛々しい痕もできてるのにレビューもないんですか?笠原主審、耳に手を当ててるけどすぐ終わったし。なぜイエローだったのか、このジャッジは正しかったのか。審判本人の意見も聞きたいです。#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて pic.twitter.com/vWbu1LrR0W
— Dorlman (@_dorlman22) March 6, 2021
サガン鳥栖44仙頭選手のイエローカード
— あるびとろ@⚽レフェリー (@arbitronojapao) March 6, 2021
岩波選手の顔面にスパイクのスタッドが入ってしまいました。強度が低かったためイエローカードとしたと考えます。
レッドカードかイエローカードか議論を呼ぶいわゆる「オレンジ」の事象なので、VARがオンフィールドレビューを勧めないのも妥当かと感じます。
ツイートもしましたが、このシーン判定に関してはレッドカードとする方が正しかったと思います。しかし、イエローカードとする笠原さんの判断は以下の理由からわかります。
①接触の強度として、足は曲がることで低くなっていたこと
②岩波選手が頭を下げたことも接触の原因の一つになっていること
以上の理由からイエローカードは十分ありえますし、そうなるとVAR介入条件の「はっきりとした明白な間違い」であるとはいえないと考えます。そのため、VARがオンフィールドレビューを勧めないのは妥当な判断ですし、VARの飯田さん・AVARの村上さんはしっかりとした役割を果たしたと思います。
判定◎ 福岡サロモンソン選手はハンドでPK?
主審 岡部拓人さん
76分のサロモンソンのこれはハンドでは?#jリーグジャッジリプレイで取り上げて pic.twitter.com/e1lmhyFoRx
— хиросси (@ROSSi0880) March 6, 2021
DAZNでは1:47:55のシーンです。
このシーンサロモンソン選手の左手にボールはかすっています。そして、近くにいた選手から飛んできたわけではなく、自身の意図的なプレーから跳ね返った訳でもないため、判断基準としては「意図的か」という判断か「手・腕の位置が自然だったか」ということが重要になってくると考えます。
意図的に手が動いたようには見えないですし、手の位置は走っている中で自然ととれる範疇だと思います。また、本当にごくわずかかすった程度であるため取らないことがサッカーとして自然だったと思います。非常に妥当な判定です。
△? 新潟鈴木選手の転倒はファウル?
主審 中村太さん
なぜこれがPKじゃない?#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて pic.twitter.com/kAJ7NwNAXd
— こたちゃん@6冠🏆🏆🏆🏆🏆🏆 (@miasanmia_kota) March 6, 2021
44分のシーンです。(DAZNでなぜかこの試合だけフルマッチが見れないです。)
映像の画質が悪いため、確信はないです。PKを取っていた方が良かったように見えます。長崎のDFの手は確実にかかっていますし、押さえたことによって転倒が起こっているためファウルをとる方が良かったと思います。
また、FKかPKかに関しては「引っ張ったまま手を離した位置がエリア内」だった場合はPKとなるため、PKとなると考えます。
主審の中村さんがこの判定をPKとすることができなかったのは、角度が真横となってしまい、手のかかり具合が見えなかったことにあるかと感じます。
以上3シーンについて私なりに解説してみました。いかがだったでしょうか?
今回もVAR関連で議論を呼ぶ判定が生まれました。もちろん正しい判定を下せるのが良いですが、VAR自体は「明白な間違いをただすためのツール」です。その認識を持たないとストレスが高くなってしまうと感じます。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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