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副業にネットワークビジネスをおすすめしない5つの理由

福業を追及する男、アラヨシです。

これまでに数々の副業を経験し、現在は俳優、洋菓子販売、ネットビジネスという複業生活をしています。

今回は、「副業にネットワークビジネスをおすすめしない5つの理由」について書いていきたいと思います。


■ ネットワークビジネスとは

ネットワークビジネスとは、マルチ、口コミビジネスともいわれます。

正式には、「マルチ・レベル・マーケティング」(通称MLM)というビジネスの方法です。

有名な物では、アムウェイやニュースキンなどありますね。

商品を口コミで紹介して販売したり、その購入者が販売者となることなどで、報酬を得ることができます。

ねずみ講じゃないの? 違法じゃないの?

という方もいますが、MLM自体は連鎖販売取引という特定商取引法で定義された合法的な販売方法です。

対するねずみ講は、無限連鎖講といって、法律で禁止されています。

MLMでは、トップの人になると億単位で稼いでいる人もいます。

また、稼げる状態になると、何もしなくてもある程度のお金が入ってきます。

私の知り合いの場合は、付き合っている彼女があるネットワークビジネスをしています。

その知り合いは新型コロナウィルスの影響で、仕事を維持するために奔走していました。

しかし、知り合いの彼女はウィルスや社会情勢に関係なく、毎月数十万円の収入が勝手に入り続けているようです。

不労所得のすごさを体感した。

それを見て彼はこのように語っていました。(笑)

一方で、MLMに対して、良くないイメージを抱いている人も多いと思います。

「勧誘がしつこい」 「稼げると言われたけどやってみると稼げない」

といった否定的な声があるのも事実です。


■私も副業にネットワークビジネスを誘われた

私自身も、これまでに複数の勧誘を受けています。

そして、お付き合いという側面もあり、たいてい一旦は入会や登録をしています。

良い悪いは別として、実際見てみないとわからない、というのが自分の考えにあって、とりあえず入ってみるのです。(笑)

実際に商品を使ってみたものもありますし、セミナーなどにいったものもいくつかあります。

感想としては、

製品自体は良いものが多いな

という印象です。

金額が高くなければ、定期購入してもいいのですが。(笑)

一方で、ビジネスとして考えた時に、副業で取り組むのは微妙だな、というのが私の感想です。

以下に、私が副業にネットワークビジネスをおすすめしない理由を記していきます。


■副業にネットワークビジネスをおすすめしない5つの理由

私が副業にネットワークビジネスをおすすめしなし5つの理由は以下になります。

1.自己負担金が大きくなる可能性がある

2.人間関係に影響が出る可能性がある

3.報酬を得られるまでの時間と労力が大きい

4.自分が稼げても末端に稼げない人が居続ける

5. MLMで稼げる人は他の副業でも稼げる

では、それぞれに関して具体的に記していきますね。


1. 自己負担金額が大きくなる可能性がある

一つ目の理由としては「自己負担金額が大きくなる可能性がある」という点です。

ネットワークビジネスにおいては、商品やサービスの購入が生じます。

自分が紹介者を出して、少なくとも報酬が商品代金より多くなるまでは、お金を払い続ける状況が続きます。

また、セミナーがあればセミナー代金やそこに行く交通費もかかります。

また紹介者を出すためには勧誘のために食事に行ったりする費用も必要です。

副業で本業にプラスした収入を得たいという状況のなか、支出額が増えていくのはつらいところです。

では個人で行う他の副業ではどうでしょう?

例えばせどりなら、商品を仕入れるためのお金は商品を販売すれば回収できます。

また、ブログやアフィリエイトでは、サーバー代やドメイン代はかかるものの、年間で2万円もあれば十分です。

もちろんブログやアフィリエイトではなかかか報酬が上がらない可能性もあります。

しかし、少なくともサイト作成やライティングのスキルは身に付きます。

つまり、稼げるまでに支払う金額の大きさを考えるとネットワークビジネスはリスクが大きい、というのが私の感想です。


2. 人間関係に影響が出る可能性がある

二つ目の理由は、「人間関係に影響が出る可能性がある」という点です。

ネットワークビジネスに対して嫌なイメージを抱く場合の多くは、この点に関係するのではないでしょうか。

ネットワークビジネスで報酬を得るためには、誰かを紹介しないといけません。

そのために、家族や友人、仕事の同僚や仲間、知り合いなどに話をしていくことになります。

中には、良い話だね、と共感してビジネスを始める人もいるでしょう。

しかし反対に

「金儲けのために自分を利用するのか」

と思う人もいます。

それがきっかけで、友人関係が壊れたりする場合もあるでしょう。

会社で悪い評判が立つなど、本業に影響が出る可能性もあります。

周りへの影響を気にすれば、当然勧誘できそうな人を選ぶことになります。

この人には話せそう。この人はやめておこう。

という感じです。

そうすると単純に数の理論で自分が紹介する人数も少なくなるでしょう。

嫌われようが何だろうが関係ない、と振り切って一人でも多く勧誘した人の方が、おそらく紹介できる人は多いでしょうからね。

つまり、副業で様々な人間関係を維持しながら、ネットワークビジネスで成果を上げるのは非常にやりにくい状況だといえます。

従って「人間関係に影響が出る」というのが、副業にネットワークビジネスをおすすめしない二つめの理由になります。


3. 報酬を得られるまでの時間と労力が大きい

3つ目は、「報酬を得られるまでの時間と労力が大きい」という点です。

ネットワークビジネスで報酬を挙げるためには、人を紹介しないといけません。

そのためには、ビジネスの話を聞いてもらう時間が必用です。

電話をする、食事に行く、セミナーに来てもらう、などですね。

そのためには相手の都合のいい時間や、セミナーの日時に合わせ、自分が予定を調整する必要もでてきます。

本業があるなか、限られた時間を使った副業で、という場合にはなかなか厳しいですよね。

私が参加したセミナーで出会った成功者の中には、経営者や学生、主婦、思い切って仕事を辞めて専業で取り組んだ人、などがいました。

どの方も、会社員などに比べれば時間をコントロールしやすい印象を受けます。

つまり、ネットワークビジネスで稼ぐためには、ある程度時間に融通を効かす必要がある、というのが私の感想です。

一方、個人でできる副業で、ブログやアフィリエイト、Youtubeなどの情報発信などでは、自分の都合に合わせて行うことができます。

決められた時間ではなく、好きな時間に取り組むことができるわけですからね。

従って、わざわざ副業でネットワークビジネスに取り組む必要はない、ということになります。


4. 自分が稼げても末端に稼げない人が居続ける

4つ目の理由は「自分が稼げても末端に稼げない人が居続ける」という点です。

これは、副業だからということに限らず、MLMの構造的に、どうしても私自身が腑に落ちない点です。

製品を使った人は満足し、紹介した人も報酬が入り、皆が満足。

そうなればいいのですが、実際はどうでしょうか。

仮に、私が先輩のAさんから紹介を受けビジネスをスタートすることになりました。

そして、私が友人のBさんを紹介しました。

Aさんは、私を紹介したこと、紹介した私がBさんを紹介したこと、それにより報酬を得ることができます。

私はBさんを紹介したことで、その分の報酬を得ることができます。

しかしBさんはBさん自身の支払う金額が多い状況です。

そこでBさんは友人のCさんを紹介しました。

Aさんと私は、BさんがCさんを紹介したことで報酬が増えるのでハッピーです。

BさんもCさんを紹介したことでその分報酬が得られます。

しかし、CさんはCさん自身が支払う金額が多い状況です。

ではCさんが友人のDさんを紹介するとどうでしょう?

DさんがEさんを紹介すると・・?

つまり、常に末端の人は、自分の支払いが多い状況が生まれます。

末端の人が稼ぐことができ、関わる全ての人が報われる、という状況は永遠に訪れないでしょう。

末端の人が稼げるようになるということは「新たに別に末端の人が生まれる」ということです。

もちろん、関わる人がすべて幸せに、報われる、という場所はなかなか存在しないかもしれません。

しかし、構造的に誰かの負担により上の人たちが潤う、というイメージが私には湧いてしまします。

当然、そのような場所に自分の友人などを紹介するのは抵抗がありますよね。

ある種、心を鬼にして取り組まないと稼げないのではないか、と私は感じてしまします。


5. MLMで稼げる人は他の副業でも稼げる

5つ目の理由は「MLMで稼げる人は他の副業でも稼げる」という点です。

MLMで稼ぐためには人を紹介するわけです。

そのためには、製品やビジネスに取り組むメリットを伝え、理解し納得してもらう必要があります。

また、人脈も必要です。

ある種、営業と同じですよね。

また、商品やサービスをうるわけで、販売力も必要です。

その中で結果を出していける人は、おそらく他の副業でも成果が上げられるはずです。

人間関係やお金を失う可能性というMLMのデメリットを取るよりも、他の個人でできる副業を選んだ方が、効率的であり価値的ではないでしょうか。


■まとめると「メリットよりデメリットの方が大きい」

以上、私が思う、「副業にネットワークビジネスをおすすめしない5つの理由」を紹介しました。

ネットワークビジネス自体は合法ですし、やるやらないは個人の自由です。

そして、実際に稼いでいる人が多数いることも事実です。

しかし、上記した理由をまとめると、「メリットよりデメリットの方が大きい」というのが私の結論です。

また、副業でやるのには労力に見合わないし、再現性がどこまであるのか、という点も疑問です。

ネットワークビジネスで成功するためには、隙間時間に副業として取り組む、というのは向かないと思います。

副業をする際の参考になれば何よりです。

目指せ福業!


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