「ヒモみてぇなバッグ」をめぐる攻防

ヒモみてぇなバッグが嫌いだ。

あの、かわいい女の子が全員持ってる(偏見)
ティッシュとハンカチくらいしか入らなそうな
ちっっっちゃいバッグが

嫌いだ。

かわいい女の子は好きです。
ヒモみてぇなバッグ持ってるかわいい女の子も好きです。


でも、ヒモみてぇなバッグは嫌いです。


ノートの一冊も入らないような小さなバッグは、私には要らないんです。

忘れものが多くて困っていた私。
考えた解決方法が、


「【全部】を突っ込んだバッグを持ち歩くこと」



でした。



だから、野暮ったい大きなカバンがひとつあれば良かったのです。そうあるべきでした。


でも家族は、そうは思わなかったようです。

昔、家族と服を買いに行ったとき、やたらと「ヒモみてぇなバッグ」を勧めてくるなあと思ったのです。

「そんな、何も入らないバッグなんて要らないよ。あっても使わないよ。」


と言ったのに、

「これ、あんたの。」

と会計後に渡されたショップ袋のなかに、「ヒモみてぇなバッグ」はありました。強制的にプレゼントされた…。



自分の「忘れ癖」という「不得意」をカバーするために、

①全部持ち歩くという解決策をとっていること
②野暮ったくても、非効率的でも、重くても、それが正解だと思っていること

は、何度も説明したことがありました。
それなのに、どうしても、ヒモみてぇなバッグを寄越したがったのです。


寄越したがるときのセリフはいつでも

「ちょっと出掛けるときに便利でしょう?」

でした。

だから、忘れ物しちゃうんだって…。
ちょっと出掛けるときはトートバッグ使ってるし…。
困ってないのに…。


自分基準での「あると便利でしょう?」なんですよね。
その「あると便利でしょう?」に押し切られて、「ヒモみてぇなバッグをめぐる攻防」において、私は敗れたのです…。


かなり前の話ですが、家族とはこういうことが多い。
まるで違う考え方をする生き物というかんじです。
向こうもそう思ってるんでしょうけれど。


バッグもらっておいて、文句ばかり言うのはタチが悪い、というのは自覚しています(汗)

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