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自己紹介

こんにちは、宇井 新です。

栃木で生まれ、父が開設し、母が園長をしていた、幼稚園の庭で遊び育ちました。

小学5年生の時に転任してきた監督のおかげで、野球に夢中になり、監督の職業である用務員が、自分にとって最初の憧れの存在に。

表舞台で進む学校の営みの背景に、用務の働きがある。同時に存在しながら、全く別の視点があり、その視点での体験は、私の場づくりにおける原点になっています。

例えば、監督と仲間と用務員室で、ストーブで焼いたお餅を食べている場や、給食を運ぶエレベーター内にこっそり乗って、配送を手伝ったりする時間など。その体験は、日常でありながら、瞬時に非日常に入る魔法のような時間であったように思い出されます。


誰にとっても、誰かからの視線というものは気になるものと思いますが、父が地元の政治家であったり、母が園長であったことは、自分がその両親の子どもであるということを、少なからず意識させ、彼らの立場にふさわしい子どもであることを、知らず知らずのうちに演じていたように思います。

そして、自分はいつしか「ここではないどこか」に焦がれるようになり、「いまここ」にいることから離れるようになっていました。なので、監督との時間、場は、「ここではないどこか」が「いまここ」に立ち現れる体験であったのでした。


「生きる」というプロセスは、さまざまな葛藤との出会いでもありながら、自分の言葉を取り戻していく、思い出していく回復のプロセスでもあるのではないでしょうか。

葛藤の中に生きる自分に力を与えてきたのは、自分自身を受け入れ、自分らしく生きようとすることであり、人生への信頼、自分自身への信頼、自分を超えた何かへの信頼でした。

まだ見ぬ世界を夢見て、いずれその夢が立ち現れてくることへの信頼なくして、「いまここ」を生き始め、自分の言葉を思い出し、紡ぎ始めることはなかったのではないかと感じています。


大学に入り、帰国子女の友人から「ウェアハウスパーティ」の世界に導かれた私は、音楽とダンスによって、「いまここ」にいる感覚を取り戻していく道を歩み始めました。

しかし、「いまここ」を感じ始めると、より一層この世界に生きることに困難を感じるようになった自分は、精神的な「引きこもり」となります。自分自身の声、言葉を語ることができなくなり、誰かの言葉や、テキストを編集したような、差し障りない言葉を連ねるほかできなくなっていました。


それでも、数々の出会い、ご縁、導きによって、矛盾を抱えながら、「いまここ」からの歩みを始め、生きていくという、当たり前のことを、一歩一歩重ね、少しずつ自分の言葉を取り戻してきました。

おかげさまで、今も「まだ見ぬ世界」に想いを寄せながら、自分の胸に宿った夢を見ながら生きています。


現在進行形で取り組んでいる多様なプロジェクトはそれぞれ全く異なってみえますが、それらのプロジェクトに取り組む、私の原動力は、「生命の森の呼び人」である、もしくは、あろうとする思いから生まれてきています。


このブログは、「生命の森の呼び人」たらんとする私が、仮説と検証を繰り返し、夢に近づいていく過程を発表する取り組みです。

まだ見ぬ夢見ている世界への信頼、現実世界への信頼、そして自分自身への信頼が、より合わさって現実化を生み出していくという仮説を検証し、一歩一歩、夢に近づきながら「いまここ」を生きていく「生命の森の呼び人」物語です。


「宇井 新」という人生の物語を語ることが、誰かが夢を生きることの肥やしとなり、糧となれば、本望です。


宇井 新


【略歴】
1974年 栃木生まれ
1996年 慶應義塾大学法学部政治学科中退
2001年 東京大学工学部建築学科卒
2001年 社会福祉法人萌丘厚生会 設立準備
2002年 社会福祉法人萌丘厚生会 事務長
2006年 ベロフジャパン株式会社 入社
2008年 アサヒアクシス株式会社 camwacca事業部
2012年 ベロフジャパン株式会社 代表取締役社長
2012年 アサヒアクシス株式会社 代表取締役社長
2024年 アサヒアクシス株式会社 綜現樂舎


【プロジェクト】
時を超えるモビリティライフテクノロジー BELLOF
超境界・同期音空間 boundsech
いのちよろこぶ暮らし camwacca
自己一致を奏で育む生命芸術スクール 綜現樂舎


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