見出し画像

今月のあいちの花~1年を振り返って #荒玉のコラム参照

  「今月のあいちの花」は、愛知県やJAグループ愛知など関係団体でつくる「花の王国あいち県民運動実行委員会」が定めています。
 毎月、JAあいち経済連は名古屋市中区のJAあいちビルエントランスロビーに当月の花を展示しています。
 11月のあいちの花はユリでした。展示品はJAあいち海部産。写真は経済連の提供です。ユリはアジア、ヨーロッパ、アメリカなどに100種類以上あり、そのうち15種類の原種が日本国内に自生しているそうです。
 愛知県では11月頃から出荷量が増加することから、11月のあいちの花に選定されました。県内の市町村別の産出額順位は、1位愛西市、2位常滑市、3位田原市(県園芸農産課調べ、2021年産)。
 2023年を振り返って印象に残った花を思い出してみます。
 1月の「今月のあいちの花」は、かがり弁ギクでした。かがり弁ギクは、県農業総合試験場と国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構との共同育成品種です。花びらの先に複数の突起「かがり弁」を持ち、華やかな姿が特徴。ジャパンフラワーセレクション2018‐2019切花部門で、ベスト・フラワー(優秀賞)を受賞しています。
 2月はデンドロビウム。洋ランの仲間で、華やかで可愛らしい花をたくさん咲かせてくれました。
 3月はカラーの展示でした。品種は「ウェディングマーチ」。花のように見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる「がく」です。上品な雰囲気を演出できるとして、結婚式のブーケとして人気があります。
 7月はアンスリウム。熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物で、代表的な赤をはじめ白やピンク、紫、黄緑など華やかな色の葉が夏らしさを感じさせてくれました。
 8月はケイトウ。8月から9月にかけて出荷のピークを迎え、近年はフラワーアレンジメントに使われています。愛知県は全国1位の産出額を誇り、8月に最も出荷量が多くなります。
 9月はディスバッドマム。余分な蕾や枝を摘み取り、一輪の花に栄養分を集中させることで大きく仕立てた西洋ギクです。

10月のあいちの花はサボテン。活け方でイメージもアップ

 10月はサボテンでした。インテリアグリーンとして人気が高く、愛知県は産出額は全国1位で、特に春日井市が全国有数の産地として知られています。
 さて12月は、シクラメンです。

花の王国あいち県民運動実行委員会」が選定した2023年度のあいちの花一覧
(2023年11月30日)
※メールアドレス変更で「#荒玉」に手を加えることができなくなりました。農業関係の記事を参照いただけるとうれしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?