【実務メモ】給与なしの場合の所得税徴収高計算書の書き方
前説)法人1期目と新生児育児の同時スタートの結果
2人目を妊娠中に起業した法人1期目の手続きがこの年末でバタバタと終わりを迎えています。
法人1期目は子育て(妊娠・出産&1歳7ヶ月差の年子育児)との並走で、結論から言えばほとんど思うようなことはできず終了となりました。そりゃそうだ。
もともとゼロベースのノープラン起業をしたわたし。
法人設立の経緯はまたお話ししたいと思いますが、「会社ってなんなんだろう?」を知りたかったのが法人設立のきっかけの1つだったので、
会社の最低限の手続き、1年の流れを知ることができた今年は、何もしていないくせに「よくがんばった」とじぶんでじぶん自身を褒めて終わろうと思います。
今回は、私がつまづいた所得税徴収高計算書の書き方で「法人1期目で役員報酬ゼロ。給与は一度も支払ったことがなく給与支払日も未設定の場合に日付はどうするのか」について書きました。
給与の何も発生しない場合の「所得税徴収高計算書」の書き方
所得税徴収高計算書は納税額が「0円」でも提出は必要
この所得税徴収高計算書。
「源泉所得税」を納付するときに使用するものです。
給与の支払いや税理士さんなど特定の資格の人への報酬を支払うと発生する「源泉所得税」。
売り上げ見込みのない今期は役員報酬ゼロで税理士さん等も契約せずにスタートしたため提出不要だと勘違いしていたのですが、
ゼロだったことの確認のために提出が必要だとのこと!
すぐにやらねばと慌てて調べました。
給与も発生していない場合の日付はどうする?
0円で申告するといっても、給与が発生していないので日付はどうすればいいんだろうと思ってググってみると
「ちょろっと給与はあるけど源泉所得税が0円」のパターンはヒットするものの、給与が一切発生しないパターンが出てこない!
仕方ないので税務署に問い合わせてみました。
▼質問したこと
「法人1期目で役員報酬は当面ゼロ。税理士さん等も契約していません。給与は一度も支払ったことがないので給与支払日も未設定なのですが「俸給・給与等」に記載する日付はどうすればいいですか?」
▼税務署からの回答
「支払日も未定なら1日で大丈夫です。例えば令和3年6月分なら030601、特例適用で令和3年1月〜6月分なら「030101〜0601」でいいです。」
ということで正解は1日付でOKということでした。
言われたとおりの記載で未提出になっていた過去分もe-taxから申請しました。
余談ですが、所得税徴収高計算書に関してはe-taxから電子申請するときに電子証明不要でした。
これでとりあえず申請漏れもなくなって、スッキリした気持ちで新年を迎えられそうです!
もしも同じような境遇の方がいらっしゃったら参考になれば幸いです。
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