「創作漢字コンテスト」チャレンジ
創作漢字コンテストなるものを発見
https://sousaku-kanji.com/
漢字の成り立ち
形声文字
意味と音をくっつけたもの
校 = 木 + 交(こう)
会意文字
意味を持つ複数の文字をくっつけたもの
休む = 人 + 木
象形文字
ものの形を漢字にしたもの
山
指事文字
抽象的なものを点や線で漢字にしたもの
上
新しい漢字の創造パターン
なんとなく会意文字か象形文字のどちらかになる気がする
会意文字
部首やつくりなどの意味を持ってきて、新しい漢字にする
既存の漢字を組み合わせるのもこちら
象形文字
文字の形を真似る
以下はあまり出てこない気がする
形声文字
新しい漢字を作るとき、「音」を用いるケースは稀
音よりも、なぜその漢字になったかが重要。余程珍しい音でない限り、同じ音を持つなら「どの文字を選んでも良い」ことになり、文字として「なぜその表現となったか」のストーリーが作りづらい
指事文字
抽象的なものなので、限定的
なぜ漢字にするのか。
長い表現を短い漢字にまとめられると楽だから
とはいえ元々は文字が漢字しかない国でできて、それが伝播してきたからだとは思う
物事を新しい視点で表現できるから(特に問題提起)
例)
さんずいに酸で「オゾン」
熱のれんがをとって「脱炭素」
会意文字で、意味をもった漢字等を組み合わせる
(又は要素を差し引く)
面白いから、楽しいから
なるほど!と思わせる
例)
机のつくりだけを大きくし爪先立ちさせて「スタンディングデスク」
会意文字のほか、象形文字もありうる
アート要素
例)
目という漢字を前と横から見て記述し「ピカソ」
象形文字の相性が良いかもしれない
過去の受賞作の分析
既存の漢字のある部位を変えたり、足したりして意味を持たせる
塩の土へんを+と−にして「塩加減」
「袖」の下に線を引いて「わいろ」(袖の下)
ふたつの漢字を合わせる
「惑」の口を「戸」に変えて「戸惑う」
「渡」の廿を「世」に変えて「世渡り」
世相を表す象形文字
耳と耳を口と紐のような線で繋いで「マスク」
文字の一部を加減したり改変して、特に身近なものや、話題の事例を表現する系が多い。また、誰が作ったか、の評価要素も多そう(特に若い人)。
最後に
個人的には、日本で用いている漢字が中国の簡体字で違う表現だったり、繁体字があったりするなど、漢字というものは興味深いものと思う。
漢字を考えるきっかけになる良いコンテストだなと思いました。
結果、漢字の募集期間を分析に費やし、締め切りが過ぎておりました。
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