温故知新

まだ昔のmixiアカウントが生きてます。
ごくまれに読み返すと、
ぐっと襟首を掴まれて、
過去に引き戻されるように
時間も忘れて、ずっと読んでしまう。
自画自賛のつもりはないんですが。

みずみずしいんですよ…文章が。
あぁあぁあ〜っ!
あんなことこんなことあったでしょ…

今の私よりも格段に文章力はあるし。
自分のことを自分の文章で読んでいるから
脳内で蘇って、みずみずしく感じるのかしら。
それこそ最高の自画自賛か?

でも当時の葛藤とかも良くて。
あの頃の空気感、
匂ってくるような感じさえする。


同時に、
もうあんな文は書けないと気づく。

なにかのかたちで
ずっと続けておけば
良かったのかもしれない。

だんだん、mixiからTwitterに
移行して、長い文を書くのを辞めた。
そして書けなくなった。

当時を思い返すと、
世に言う自分語りがウザいという風潮、
恥ずかしいとする流れに
怯んでしまったのかもしれない。

自分語りを恥ずかしいって
誰が決めたんだろう。
会話の上でなく、ブログやmixiで
自分語りをしないで、
どこでするんだ?
みんな死んだら終わりなのに。

でも、死んだら終わりなのに
書くのは何故だろう。

夫や子孫に見せたいか?
うーん。。

理由はわからない。
存在意義??
うーん。。

でもまだ微かに覚えている、
結婚してすぐの頃の感情。
幸せなのに。
望んで来たのに。
とても遠くへ来たと感じた夕焼けの丘。
私のことを誰も知らない街。
夕日を見て泣く日が来るとは
思わなかった。
感情的になったりしたあの日たち。

ただただ過ぎていった日々が
遠くなっていくのが切ない。
下手でもなんでも
本当に書き残せば良かった。
まだ思い出せるけど、
随分萎びてしまった。

時々mixiにログインしては、
十数年前の私に会う。
未来に希望を抱いていた私を、
少し暮らしにくたびれた私が
覗き込むのだ。

でも悪くない、
何も心配することはない、
今も楽しいよって
そっと声をかけたい。

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