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だいじょばないけど だいじょーぶだよ

高校生の時の友達と、
高校生の時の友達に会いにいったよ。

ケーキ食べ放題より、キルフェボンが好き。
でも、好きな人たちと毎日会ってお腹いっぱいになるのはとてもしあわせなものね。

誰とでも飲みたいわけじゃないし、
誰とでも酔えるわけじゃない。

楽しいと酔ってしまうし、
酔ってしまうと寝てしまうか記憶をとばしてしまう。
とばしたい記憶なんて他にいくらでもあるというのに。

それでも、酔っているという自覚があっても、
あなたのその言葉は覚えていたいと、

「ここテストに出るぞ〜」
って先生に言われたらぐるぐるまきにしていたように、

すぐさま心の中で録画ボタンを押した。


「ひなのちゃんは、ダークブラウンだったけど、さくら色になったんだよ〜。ダークだった頃もすきだけどね。」

ふわふわの中にいても、
この言葉だけは刻むんだ刻むんだと。

わたしの変化に気づいてくれたことも、
その変化をさくら色だと言ってくれたことも、
決して昔のわたしを否定しないことも、
全てが愛おしくて、思い出すと泣いてしまいそうだな。

わたしはわたしの汚い部分が愛せないのに、
汚い頃のわたしもすきだって言ってくれるトモちゃんたちはとっても愛おしいな。

わたしにさくら色はまだもったいのない言葉だから、その色に似合うように生きていこうと思いました。

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夢を見た。

嫌いなあの子と仲直りする夢を。

嫌いになってごめんねなんて、
ごめんねなんていまさら言えないけれど、
さようならくらいはちゃんと言いたかったな。

歯にノリついてるよ、とか
鼻毛出てるよ、とか
その子と2人で映画館に行かないでよ、とか
あなたとせっくすしたくない、とか

誰かに言えなかったことがいっぱいあって、

誰かに後で愚痴をこぼしていたのはもうやめて、

たとえ今は酔った勢いでしか言えなくとも、
好きだよも嫌いだよもさようならもありがとうもちゃんと言える大人になります。

おしまい。

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