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緊急捕手で打線を組んでみた(べいじゃり)

0.はじめに

先日、日ハムの杉谷選手に関してこんな記事が出ていた。

現在、キャッチャー2人制をとる日ハムで有事に備えるための練習である。

キャッチャーというのは特殊なポジションで、ホームの後ろに座り、投手の投球を全て受けるという役割が与えられてる。ちなみに内野手や外野手は、最近の流行りのシフトを見ればわかる通り、フェアグラウンド内ならどこを守ってもいい訳だが、キャッチャーはホームの後ろにいなければならないと決まっている。

5.02 守備位置〈4.03〉
試合開始のとき、または試合中ボールインプレイとなるときは、捕手を除くすべての 野手はフェア地域にいなければならない(a) 捕手は、ホームプレートの直後に位置しなければならない。(野球規則より抜粋)

逆に唯一ファウルゾーンに立つことを許されている野手、という意味でも特殊なポジションである。(キャッチャーがホームの後ろにいるのは当たり前、という気もするが、明文化されてない頃はランナーがいない場合は捕手もフェアグラウンド内で守るという行為が横行した時期があるのだと思う。)

やはり、サインを出して投げる球を決めて投手の投球を受けるという意味で専門性の高いポジションとなっている。と、キャッチャーというポジションは好きなので前置きが長くなってしまったが、本題に移りたいと思う。

1.緊急捕手で打線を組んでみた

という訳で、小見出し通り各球団の緊急捕手で打線を組んでみたいと思う。

完全に筆者の好みだが、今回の選手を選ぶ基準は、

①一切、捕手経験なし

②アマチュアまでで捕手経験あり、プロ後出場なし

③プロで捕手経験あり、プロ入り時は捕手以外

④プロ入り時捕手、現在は捕手以外

の順で選手の能力に関係なく、いかに緊急かつ急造捕手かという点でスタメンを組んでいきたい。なお、先ほどの杉谷のように緊急捕手として用意している記事が出ている選手のみを対象としてみた。

以下がスタメンと今季の成績になる。

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捕手として入団した中谷を除くと1軍当落線上のユーティリティな選手が多い印象である。ちなみに、福田秀平を捕手としているのはこの中では一番出場に近づいた選手だからである。

他にもベイスターズの佐野、楽天の銀次岡島、ヤクルトの藤井などプロ入り後に捕手を経験している野手がチラホラいる。

ベイスターズのソトも2010年のマイナー時代に10試合だけマスクをかぶっていた事があり、ベイスターズでも緊急捕手として計算されている。

ただ、マイナーの10試合ではパスボール2つ15個の盗塁を許すなどかなり苦戦したようである。

2.終わりに

緊急捕手については、怪我のリスクもあるので能力があっても主力選手がやるようなことはなさそうである。どちらかというと1軍の当落線上にいる選手が生き残るために練習をしているという現状だと思われる。圧倒的な正捕手がいる場合、そのような選手がベンチにいることで捕手の控えは1人で十分という状況になるという意味でチームにとって縁の下の力持ちといったところであろう。今年も緊急捕手を務める選手が出てくるのか楽しみにしていきたい。


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