コミケ初訪問の感想とお礼など
コミケ2日目の情報・評論ジャンルを訪問してきた。好きなことを形にして販売する素晴らしさ。そこまで打ち込めるものがあるって、いいな。そう思った。羨ましい。本当に羨ましい。
コミケ初訪問の感想
訪問準備が楽しかった。
サークルの皆さんの説明&会話も楽しかった。
皆さん有能すぎ、一緒に仕事してみたい。
コミケ、一度は行くとよい。
二度は行かなくてもよい。
後述するように、情報・評論エリアは回りやすかった。一方でポルノ(児ポ?)ジャンルはとても混んでいたように見えた。なので「コミケは戦場」とは午前中もしくはポルノエリアについてなら、そうなのかもしれない。
現金
午後入場なら支払いは小銭よりも千円札がいいかも。どちらが良いかなんていちいち聞かなかったけど、閉店後のサークルにて「小銭両替めんどくさい問題」がきっとあるはず。
そしてこちらもコインケースから
「えーっと、
500円玉を1枚と、
ちょっと待ってくださいね、
あ、先に500円お渡ししますね、
で、100円玉を、
ととっ、おっと、
と、
3枚、っと、
はい、これでちょうどですかね、
これでお願いします、ありがとうございます」
みたいな感じになる。あまりスマートではない。
会場の人々(平和)
少なくとも私が訪問したジャンルは平和だった。午後2時すぎだったからだろうか。「戦場」と聞いていたのに、思っていたよりも平和で拍子抜けした。
私はもっと、昨今社会問題化している「マナーの悪い撮り鉄」的なモラルのなさ、デパートのタイムセールに群がるオバタリアン(死語)的な節操の無さをイメージしていたが、そんなことは全くなかった。平和。
大きな声を出す人も、会場を走る人も皆無。歩きスマホも当然いない。台車が来れば道を空けて通す。会場の隅に座り込んでいる人はたくさんいたが、もちろん通行に支障はない。平和。
振り返ってみると「戦場」というよりも週末のデパート上層階催事場でよくやる物産展みたいな感じであった。ほら、ちょっと金も暇も余裕のあるお父さんお母さんが集まって賑わっているみたいな。平和。
情報・評論ジャンルのサークル
ほかのエリアに比べて若い人が少なく、見た目30代以上の人が多く行き交っていた。作家の方々も至って普通の「会社員」という感じの、もう本当にいい感じの落ち着いた人たちばかりで安心した。
また、作家の方々と軽く言葉を交わしてみて、こういう好奇心の塊みたいな方々と一緒に仕事してみたい、そのように強く思った。ジャストリスペクト。会場の人混みはともかく、この人たちとの邂逅のために一度は行ってみてもよいだろう。そう思った。
私が得たTips
リストバンドは事前に購入
必須。買っておいて本当に良かった。並ぶことなく駅から会場まで一直線で入場できる。
当日販売分を現地で購入するには列に並ぶ必要がある。それも途方もなく長い列に。炎天下または降りしきる雨の中をずっと並び続けるのはキツい。入場前から無駄に消耗する必要はない。事前購入必須。
100均のレインコート
傘とは別にレインコートおすすめ。私はダイソーで購入。ボタン部分がすぐに破れる(破れた)けど、上半身用でも前に抱えたリュックを守るには十分。
国際展示場駅から会場までの列で、台風的なゲリラ豪雨というかスコールに遭った。ポツリと来てから1〜2分でダバーッ!と来た。歩行者用の屋根はあったが風が強くて、びしょ濡れ。先達の教えに忠実に従って私はポツリの時点でさっさと羽織って正解。ズボンはびしょ濡れだが、冊子を入れることになるリュックはしっかり守れた。
人混みでの傘の使用はご法度。
子育て民にも100均レインコート推奨。子供の送り迎え用は持ち運びに不向き。重いし嵩張るしで現実的ではない。
リュックに入れるにしても防水用に大きなビニール袋を用意していくと尚良。
通販
各ブースで聞いてみると、通販もやってる人が多かった。わざわざ現地に行かなくても買えることが分かった。通販ありがたい、それならすごくありがたい。交通費払うなら送料払って買いたい。
バックナンバーも含めて通販対応している方が多かったので、コミケはもう、おそらく、たぶん、行かないと思う。もっと小規模な即売会であれば、近くなら検討はするけどコミケは遠いし規模も大きいしで、きっと行かない。
通販やってないとか、誰かに呼ばれるとか、知り合いに会いに行くとかでなければ在宅一択。二度目は不要。その他細かい理由は本記事の最後に。
余談「コミケは戦場」論ほか
準備が一番楽しかった
詳細はこちら。
戦場と聞いて「デパートのタイムセールに群がるオバタリアン的な節操の無さ」をイメトレしていたが、情報・評論ジャンルの午後2時過ぎは全くそんなことは無かったの。拍子抜けした。よきよき。
熱中症対策その他の意味でも、暑熱順化について私のGarminはわずか2%の判定だったが、台風の与件もあり全く問題無かった。炎天下だったとしても並ぶことはなかったように思われる。
※蒸し暑さに弱い人は、やや注意という感じか。
結論。あの戦場発言は古いオタクの内輪ノリと受け止めている。ああいう類のものは2010年頃のTwitterによくあった気がする。
皆さんと仕事してみたい
サークルの皆さんとの会話が楽しかった。
説明をいただくときの、私の問いかけに戸惑いつつも実に楽しそうな、あの至福の表情の数々。本当に好きなんだろうな。そのご尊顔を拝謁できただけでも元は取れた。本当によかった。
人付き合いをいよいよ煩わしく感じるようになった私としては、お会いするのは一度でよいのだが、それにしても皆さん言葉の端々にインテリジェンスを感じたし、間違いなく仕事がデキる方々とお見受けした。
※実際、皆さんのお名前を検索にかけると次々に輝かしい経歴が!
※これが進むといわゆる「推し」になって通い始めてしまうのだろうな。
興味を惹いた各サークルの冊子はいずれも装丁まで素晴らしいもので、皆さんホンモノ。おそらくは本業を持ちつつ片手間(失礼!)でやられているのであろうから、皆さんお仕事むちゃくちゃデキるでしょう。会社員として、ご縁があればぜひお仕事をご一緒してみたい。
最後に
長くなったが、ここで2つ。
まずは改めて、惜しまずTipsをくださったインターネット上の先達に感謝。もうこれは、これはもう本当に感謝。お陰様でなんの不安もなく当日を迎えることができた。感謝多謝。
次に、私のコミケ参加はこれが最初で最後になるだろう。なぜなら通販で買えることが分かったから。
好きな人には悪いが正直、ノイズキャンセリングしてもやっぱり目に入るポルノコミックは大嫌いだし、コミケの人混み自体も好き好んで入って行くものではない。風邪・インフルエンザ・その他感染症のリスクを冒して訪問する必要がない。
もうこの歳になると外出が面倒で、コミケに行くまでも面倒だし、現地も面倒だし、帰るのも面倒だし、翌日は仕事だし。
今回、私は妻子の帰省に合わせて訪問して、帰りは東京駅で妻子と待ち合わせ。娘を抱っこしたり、奥さんの荷物を持ったりして帰ってきた。くたびれた。
その苦労があったからこそ、いくつかの冊子はとても価値のある、とても良い戦利品と言えるのだろう。
ああ、「戦利品」などと表現してしまった。そうだな、戦利品などと表現できてしまった点では私もついに、オタク沼に一歩、足を踏み入れてしまったのかもしれない。
御礼、サークルの皆様へ
衝動買いを重ねて思いがけず一万円を軽く超えた出費の中で、特に以下のサークルの皆さんの作品は素晴らしかったです。
バックナンバーについてもこれから注文します。無理のない範囲で引き続き、創作活動に励んでいただけますよう。
起重機船を追え!様→素晴らしいの一言に尽きる。今回のコミケで私の中のMVP。娘も大喜びだし、私もウィキペディアをはじめ関連サイトにズブズブ。無人島に持っていくものとしてこのシリーズ推奨。
踊る編集社様→新たなミシン本の上梓をお待ちしています。そしてミシンで頭がいっぱいだった私がご主人のダジャレえほんを買わなかったのは大失敗でした。どうしたら手に入りますか?ないすかないすかないすか?
やまゆり様→20年前、受験マシーンだった私は「あさきゆめみし」で一皮剥けまして、次は1冊まるごと末摘花とかいかがでしょうか。買います。採算厳しいですかね?そうですよね。。。
早瀬川商店街様→写真を一切使わない旅行記、すごく楽しい内容でした。安全第一にて次回作も楽しみにしています。
山芋軒様→自転車オンラインゲームZWIFTで世界中の人と遊んでいまして、国旗本1〜3は隅から隅まで面白すぎました。おまけでいただいたハガキ職人の冊子も転職レジュメに転用できる逸品で、私のような外資系ポンコツパーソン必携の書。
【追記】
山芋軒様のハガキ職人はおまけではなく、セット販売でした。
おしまい。
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