見出し画像

紫苑祭〜埼玉県立川越女子高校文化祭

母の出身校である川越女子高校に母と娘と行ってきました。娘にとってこのような文化祭は初めて。保育園以来かな? 生徒手作りのゲームを片っ端から楽しんでました。良かったね。

私の高校は精神的にすごく幼くて、食品か物販の2択が多かったです。それに対して川女はゲームも多くカジノとかカートとか工夫されたものが多くて楽しかったですね。特に"メリーゴーラウンド"は凄かったです。鉄パイプ組んだ台車にお客さんを座らせて、取っ手を掴んだ女子生徒たちが教室内で10秒ほどグルグル走るという。。。

入場は事前予約制でしたが、飲み物を購入した以外は支払いがなく、小学生低学年にはとてもリーズナブルに楽しめた一日となりました。保護者としては一階から四階まで階段を上ったり降りたり、特に母はキツかったんじゃないかな。

六十年前は母もこの校舎で学んでいたわけで、「ここに手洗いの水道があった」とか、「あの先にバレーボールの練習場があってボールが隣の民家に入ってしまうとそこが年配の川女の先生のご自宅で大変厳しいから一旦制服に着替えて取りに伺った」など教えてくれました。

女子高なので当然、校内は女子率が高く、共学校出身の私としては違和感が半端なかったですね。不自然極まりなくて(^_^;)スカートなのに大股を広げて座る様子は女子校ならでは、といったところでしょうか。噂のスカートパタパタと合わせて共学校ではなかなか見ませんでしたね。




私が中学生〜高校生だった頃の第二学区は偏差値70の生徒は川高・川女しか選択肢がありませんでした。どうしても共学に行きたい場合は埼玉県の私立御三家のうち立地的に通いにくい西武文理、もしくは泣く泣く偏差値を10ほど落として県立所沢高校か県立所沢北高校に行くしかありませんでした。

これは第三学区、第六学区、第八学区も同じで男子なら松高・熊高・春高以外の選択肢が厳しかったんですよ。第一学区の大宮高校みたいに偏差値70の共学校がなかったんです。

第七学区の不動岡や第八学区南部の越谷北のようにトップ校が共学でも人口が少ないと二番手校の選択肢が少ないかもしれません(越谷南や越ヶ谷?)が、そっちの方はあまり詳しく知らないのでここでは割愛します。

かと言って、川高川女以外に偏差値70の共学校新設は、ここ数十年間で社会問題化している人口減少の時代には難しいですよね。だから今は既存の別学を共学にするのが手っ取り早いのかもしれません。

卒業生の母も、無関係な私も、正直どっちでもいいです。私たちの人生には全く関係ありませんから。しかし人口が多く学校数も充実している第一学区に比べて私の出身地である第二学区は二番手校がなかったので、やっぱり偏差値70、せめて所沢・所沢北よりもレベルの高い共学校があったらな、というのはありますね。

以下、余談。所沢北はもともと90年代半ば頃は、難易度としての偏差値が58-60で北辰200点満点で140点、所沢が60-62で北辰150点がボーダーとなっていました。生徒の自主性を重んじる所沢高校は浪人が多いものの進学実績は北高よりちょっぴり高く、たまに留年生も出る一方で(四年制高校)数年に一度東大合格が出る感じでした。

それとは対照的に所沢北高校は現役志向が強く、現浪合わせて毎年70人くらいが東洋大学に合格するので「東洋大学予備校」と言われていました(笑)。明治大学なんかに現役合格した生徒が調子にのる(今風にいうとイキる)痛々しい学校だったわけです。

それが98年の卒業式ボイコット事件をきっかけに所沢高校の凋落が始まり、所沢北高校の躍進につながったという経緯があります。

私個人としては、男女別学は気持ち悪いというか不自然に思いましたけど、まあ別にどうでもいいです。それよりも偏差値70の共学トップ校があったら良かったのにな、という感じです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?