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2シーターオープンSL乗りがあらゆる車を試乗して選んだBMWの魅力とは

本日は、壊れるまで乗り続けようと思っていたお気に入りの車でドライブ中、信号待ちを後ろから突っ込まれ、トランクが消滅してしまうほどの衝撃で車が大破し、乗り換えを余儀なくされてしまった悲しい男の物語です。

1.次の車に求めるもの

前車が「格好良さ」ありきで試乗もせずに買ってしまったのでスペックやらなにやらは全く考慮していなかったのですが、結果としてスペック面でも定性的な面でも最高すぎる車だったので、果たしてこれを超える車にであるのか?とても不安でした。同じ車種に乗り換えるという選択ももちろんありましたが、2007年モデルと古いのと、まったく売れてないモデルなので中古市場にも良いタマが全くありません。素直に他の車から選ぶことにしました。

そこで乗り換えに当たり、まずはどんな車に乗りたいかを改めて考えてみました。

・なんといっても自動運転!
・時代はやっぱり電気自動車?最後の内燃機関を楽しむ?
・たまには雪道も走れたら嬉しいな~=4WD
・見た目はやっぱりワイド&ロー!
・横幅は1850mm以下、最小回転半径もなるべく小さく
・長距離でも疲れにくい乗り心地とシートの座り心地の良さ
・ゴルフバッグ2個以上は軽く乗るくらいの積載量
・やっぱり車は走り抜ける喜び!運転して楽しい車が一番!

はい。要求多すぎ疑惑です(笑)


ただ、夢は大きく!ですよね♬


2.試乗しまくったからこそわかったこと

上記の「理想」は頭の片隅に入れつつ、とはいえ選択肢は狭めることなく、むしろこれを機会にと、徹底的にあらゆるメーカーの、あらゆる車種を乗りまくってみました。

乗った車は30台以上…

メーカーは国内外問わず、車種もスポーツカーからSUVまで、本当にあらゆる車に乗ってみました。

その半分くらいの車種については比較表まで作りました!

こう見ると、R230 SLの小柄で小回りの良さを現代の車で実現するのは非常に難しいというのが分かるのではないでしょうか。

似たようなテイストだと期待したレクサスに至っては、乗り心地が全く洗練されておらず、足回りを固める即ちスポーティーという発想のようで、レクサスブランドとは何たるか、をもっと考えてほしいな、と。そういう方はLCに行けという話なのかもしれませんが。実際、LCは最高にノリ後土地が良く、走り抜ける喜びもあり、最高でした。しかし大きすぎるんですよね…

試乗していて気づいたのは、

・小さい車=安くてそれなりの品質で良い
・小さい車=足回りを固めてスポーティーを演出

という何故か全メーカーに共通する不思議な現象。
唯一の例外はアルピナだけです。

また、試乗していて感じたのが「車の前後重量バランスの重要さ」です。私が個人的にメルクマールとしている第三京浜の入り口があるんですが、そこで気持ちの悪い揺れ方をしない車は車全体としてきちんと設計されていて運転していても気持ちいいのです。

さて、この中で最終候補に残ったのはどれでしょうか?


3.最終候補に残ったのはこれだ!

まずは車としての乗り心地の良さや見た目や機能性など、スペック面から絞ってみました。

・日産 オーラ
・日産 アリア
・レクサス IS
・BMW M340i
・BMW M440i
・アルピナ D3S

まさかの日産2連発!

最近の日産はすごく良い車づくりをしている気がします。思わず株主にもなってしまいました。

スカイラインが実は本命候補の一つだったんですが、これは乗り心地は肌に合わず、しかも前を見て運転しているのに「前を見てください」という警告が出まくってディーラーの方もびっくり。ごめんなさい。

BMWが2車種選ばれていますが兄弟車で中身はほぼ一緒。ほぼ見た目とドアの枚数が違うだけですが、4シリーズの方がよりトレッドが広がり剛性も高められているので走りの楽しさは3シリーズを上回ります。

レクサスは良くも悪くも優等生。しかし、担当者の質が…これだけさまざまなディーラーに行きましたが、最低ランクでした。レクサスってこういう感性的な部分を重視するブランドじゃなかったでしたっけ…(^^;


4.私が最終的に選んだのは…BMW!

さて、最終的に選ばれた車はどれでしょうか?

実は日産アリアの4WDモデルの予約がちょうど開始されるタイミングだったので、我先に予約しておいたんです。ちょうど1年後の夏発売というから。そしたら今頃は電気自動車でドライブを楽しんでいたことでしょう。

しかーし!!

待てども待てども、何の連絡もありません。
聞いても何も答えてくれません。
先行して発売されたFFモデルはサスペンションを完全にミスっています。

そして我慢の限界が来たと同時に、とんでもなく良い車を見つけてしまったのです。
希望していたオプションがほぼフルで付いていて、それでいてさらにInduvidualカラーである「タンザナイトブルー」というボディカラーだったのです。
当初は別に色は何でもよかったんですが、納車されてびっくり。あまりにも最高すぎるのです!むしろ納車日に一番感動したのはボディーカラーというレベル。こんなに色で感動するなんて自分自身が一番驚きました。

ターコイズの上にブルーの塗料を重ね塗りしているようで、光が当たると深い青の中でエメラルドがキラキラと輝き、まるで宇宙の深淵を眺めているよう。神秘的な色合いに目を奪われつつ、光が当たらない部分はまるで暗闇のようにしっとりと深い黒で、それが光の当たり具合によって絶妙にグラデーションしていくのです。
これはもう言葉では言い表せませんし、写真でも表現できません。
私も実際に見るまで、実はそこまで期待していませんでした。

いやはや、タンザナイトブルー、マジでお勧めですよ。

値段だけがネックでしたが、それも担当の方の猛烈な頑張りにより解決してしまいました。

そして決まったら早いものです。

1か月後には手元に届きました。

そう、最終的に選ばれたのは電気自動車とは真逆。
純内燃機関車である「BMW M440iクーペ」

そう、前から見ると賛否両論激しいあの車です(笑)


でも実はこの車、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて、秀でた内外装デザインを持つクルマである「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いていたりするんですよ。

私も最初見た時、「これはない…」と思って外していたんですが、道行く車を見ると、「あれ、意外とイイじゃん?」となり、通り過ぎて後姿を見ると「めっちゃ格好良いじゃん!」と。


フロント部分は多少慣れが必要かもしれないクセのある顔立ちですが、リアはめちゃくちゃ格好良くないですか?
これだけリアが格好良ければ、ご飯3杯は軽くいけますね(笑)


5.M440iクーペの第1印象は「SAIKOU!」

もうほんと、「最高」の一言です。

といってもこれじゃ単なる惚気で何の役にも立たないと思うので、まだ乗って2,000kmほどですが、良い点をオーナー目線でまとめてみます。

○良い点

①自動運転が最高
→手を添えておくだけで目的地に着きます

②乗り心地が最高
→段差は一発で収束させ、滑らか路面は絨毯の上を走っているかのよう。剛性も高く狙ったラインにバシッと決まる気持ち良さは最高です

③オーディオの音が良い
→BMWは音が悪いという噂でしたが、誰ですか!?メルセデスやレクサスなんかより個人的には全然好きだし良い音だと思います

④走り抜ける喜び!
→BMWのブランドコンセプトがまさかの「駆け抜ける喜び」でした。そのコンセプト通り、とっても気持ち良い!ただ、スピーカーから議事エンジン音が出てくるのは興覚めなので消しています

⑤車幅が1850mm、最低地上高が129mm
→許容範囲にギリギリではありますが、素晴らしい!3シリーズがベースなので、荷物も普通にたくさん積めます。後席もあるのでいざというときは4人乗れるのも○!


親バカなだけでしょ!という部分もあるかもしれませんが、公平を期して気になる部分も忌憚なく書いてしまいます。

×気になる点

①最小回転半径が5.7mと大きい
→事前にわかっていたことですが、乗り心地も勘案し、後輪操舵は必須でお願いしたいところ…とにかく小回りが利かないです

②シートエアコンが付いていない
→半導体不足もあって付いてる車なんてほぼないですが…やはり真夏は暑い!

③ランフラットタイヤはロードノイズがうるさい
→ただし乗り心地は依然と比べ雲泥の差で良い!
→3シリーズの2023年モデルからは通常タイヤに戻るようです。やっとですね…

④ワイパーの押し付け圧が強すぎ
→アウトバーンで高速走行するとワイパーが浮くので、その対策とのことですが…雨の日はビビりまくりです。撥水コーティングを基本にすれば超高速走行時にはワイパー要らずですし、設計思想を変えた方が良い部分かと…もしくは圧力は後から簡単に変えられるようにするとか。新車価格的に内装の質感や作り込みをはじめ、こういう細かいところが本当にもったいない!

⑤新車と中古車のギャップが激しい
→中古だと1年未満の1万キロ程度の超低走行車が300~400万円安く売られている異常事態です


6.購入後にしたこと・買ったもの

さて、これだけだと単なる車の紹介だけで全く役に立ちませんよね。。すみません。そこでここからはご参考まで、私が購入時にやったことと買ったものもまとめてみたいと思います!意外とこういう情報ってまとまったものが出てきませんし、ましてやG22はまだ数があまり出ていないのか、そもそも個人の方のレビューや情報が全くといっていいほど無いので、私自身もとても苦労しながらいろいろと調べました。
その集大成となります!

もしよかったら皆さまお勧めのアイテムややっておいた方が良い事などコメント欄で教えていただけると嬉しいです♬


■追加オプション&整備

▽ディーラーにて

・ボディコーティング:イノベクションプラス
・レザーシートコーティング:インテリアガード
・ガラスコーティング:レインリペール(全面)
・ホイールコーティング(裏面含む)
・後3面フィルム:シルフィードSC-7015(透過率13%)
・ドライブレコーダー前後:Advanced Car eye 3.0 Pro(後日)

▽車屋さんにて

・前3面フィルム:コボテクトTSM-90C
・サンルーフフィルム:ウィンコスプレミアムHCN-70
・SR4低ダストブレーキパッド
・ドアエッジプロテクションフィルム


■買ったもの

  • 純正洗車セット
    純正のイノベクションコーティングをしているので、やはり純正のメンテナンスセットが良いのかな…と思って購入してみました。効果のほどは、これから!

  • 極小USBメモリ:SanDisk Ultra Fit 128GB
    出っ張らないように極小のメモリを用意。カーナビの更新を考えると128GB以上を推奨!DVDをたくさん入れるとこれでもあっという間です。

  • USB-C&Lightning充電ケーブル:hoco U95 PDケーブル
    iPhoneはいつUSB-Cになってくれるのか…ケーブルを1本にまとめたかったので、両方の端子が付いているものを購入してみました。

  • SmartBimmer ENET WI-Fiアダプタ
    BMWに乗るならコーディングは必須!メンテナンスでリセットされても一度機会を買っておけばすぐにやり直せます♬

  • (迷い中)バッテリーチャージャー:MXS5.0JP
    稀に1か月ほど乗れないタイミングがあるので、バッテリー上がり対策のために導入を検討中。ただ、新型がAmazonにも楽天にも売っていないのが辛いところ…


7.お勧めの設定

次に、買ったらやっておきたいお勧めの設定となります。

■車両設定

▽コンフォートアクセス
ドアハンドルに手をかざす必要もなく近づくと勝手にカギが開き、離れると勝手にカギが締まります。しかも近づくとドアの下にBMWの翼のような光がライトアップされ、何気に格好良い!

車両設定→ドア/車両アクセス→コンフォートアクセス→接近時にロック解除と離れるとロックにチェック

▽運転支援機能
BMWには4つの「レーン・○○」があります。カタカナばかりでわけわからないですよね(^^;

・レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
ウインカーを出さないで白線を踏み越えてしまうこと、どうしてもありますよね。そんな時に変なステアリングアシストが入ると逆に危ないので私は切っています。下記からお好みの設定をどうぞ!

★警告タイミング:「車両情報」→「設定」→「ドライバーアシスタンス」→「安全と警告」→「車線逸脱警告」 ▷ 「感度低め」
★ステアリング介入:「車両情報」→「設定」→「ドライバーアシスタンス」→「安全と警告」→「車線逸脱警告」→「ステアリングサポート」
★ 振動の強さ:「車両情報」→「設定」→「ドライバーアシスタンス」→「ステアリングのフィードバック」→「振動の強さ」

その他3つに多様なのがありますが、こちらはデフォルト設定のままで特に問題ないかと思います。
・レーン・チェンジ・ウォーニング
・レーン・コントロール・アシスト
・レーン・チェンジ・アシスト


■プログラマブルボタン

1~8まで、めっちゃ良い場所に置いてあるボタンですね。これは有効活用せねばもったいない。ただ、意外と登録できないショートカットもあったりでまだ設定は試行錯誤中です。
何かお勧めのショートカットありませんか?

1.自宅
2.-
3.トラベルボードコンピュータ
 :ドライブや旅行時の燃費や走行距離、走行時間などを表示
4.ガソリンスタンド表示
5.-
6.-
7.-
8.サブ画面
 :高速でSA・PAが分かるようサブ画面の表示・非表示の切り替え


■コーディング

アプリを眺めながら気になる項目を変更していくだけで、読み込みや書き込みも非常に早く、とても快適でした。これならLANケーブル経由ではなくWiFi経由で十分ですね!

設定は1項目ごとにやる必要はなく、ユニットごとに一括して変更し、まとめて書き換えすることが可能です。また、私は念のためエンジンをかけないアクセサリーモードで設定作業を行いましたが、その場合10分~15分くらいすると車の電源が切れてしまうので、念のためドアを開けながら作業しました。結局10分かからないくらいで終わったので効果があったかどうかはよくわかりませんが。

【ヘッドユニット】
・Bowers & Wilkins サウンド 設定:有効
・USB経由でのビデオ再生:なぜかすでに「有効」済みでした
・Video in Motion:なぜかすでに「有効」済みでした
・追加のビデオコーデック&フォーマット:設定項目見当たらず
・ワンタッチ ターン シグナル 5回:有効
・起動時警告:設定項目見当たらず

【エンジン・コントロールユニット】
・オート スタート ストップ機能メモリ:有効

【ボディメインコントローラ】
・デフォルト ドライビングモード:ADAPTIVE
・エクステリア ライト スイッチオフ許可:有効

上記はすべてエキスパートモードに入ることなく設定が可能です!
私の場合、video in motionはなぜか最初から有効だったのですが、文字入力等ができなかったので、追加で以下、コーディングしました。

【ヘッドユニット】
・SPEEDLOCK_SPELLER_INPUT:none_locked

車屋さんに頼むと項目ごと課金ですし、システムアップデートやリセットした際にやり直し=再課金になってしまうことを考えれば1万円+アプリ代で自由に設定を何度でも変えられるのはとてもありがたいですね♬


■オーディオ設定

コーディングで「Bowers & Wilkins サウンド」を有効にすると、心なしか音が良くなったような気がします。ライブとかコンサートとかいろいろ選べるので、お好みの設定で楽しみましょう。

そしてさらにやっておきたいのがイコライザの設定
下記のようにしてあげたら、明らかに音が良くなりました。もちろん聞く音楽の種類によって最適なバランスが変わってくるかと思いますが、皆さんもぜひ試してみてください♬

・一番左の最低音と一番右の最高音は低めに
・それ以外の部分はV字型になるよう、両サイドは高く、真ん中は低く


設定が自分好みに決まるとドライブの快適さも一入ですね!

Twitterでは新しい車でいろいろな場所に行って撮ってきた写真を紹介しています。ぜひこちらも合わせてご覧いただき、よろしければフォローをいただければ嬉しいです☆


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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