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2シーターオープンSL乗りがNEXT STEPに選んだ車はこれだッ!【SLの魅力編】

■SLとの出会いは突然に

思い返せば、高校生のある日。渋谷の交差点で赤信号待ちをしているところを通り過ぎた1台の車。

「なんだこの車は!?格好良すぎる!!!」

それがメルセデスベンツ:SLとの出会いでした。

もちろん当時は高校生。免許すら持っていない、もちろん買うお金なんてあるはずもない私にはどうすることもできませんでしたが、「いつかはSL」とずーっと頭の片隅で事あるごとに思い出しながら、SLの縮小スケールを部屋に飾って毎日見て過ごしていました。

ちなみにSLはSLでも、私が見たSLはR230というモデルの前期型。その後、中期型もほぼ同じ外観で発売されますが、残念ながら後期型ではヘッドライトの形が変わってしまうなど、その魅惑的なスタイリングは崩壊。。いまだに世界で最も格好良い車はR230中期型のSLだと信じて疑わないSL信者です♬

そして大人になり、仕事を頑張り、ついにその夢が叶う日が来たのです。


■SLの魅力

R230中期型のSLの素晴らしいところは挙げればきりがありません。そしてこれら私の素晴らしいと感じるポイントは世の中的には全くの異端児のようです。
なぜならメルセデスベンツの中で最も売れていないモデルがSLであり、SL以外にSLと同じコンセプトで車を作っているメーカーは皆無だからです。。

※強いて挙げればアストンマーチンやベントレーなどでしょうが、価格もサイズ感もまったく違います。。

【R230中期型SLの魅力】
・とにかく格好良い
・ハードトップのオープンカー
・FR+良好な前後重量バランス等による圧倒的な"走り抜ける喜び"


そして以降の魅力のポイントはすべて枕詞に「こんなに格好良いスポーツカーなのに…」を付けて読んでみてください。

【R230中期型SLの魅力/スポーツカーなのに…】
・乗り心地が良い
・車高が高い(最低地上高130mm(上昇可)~140mm)
 →山道などの悪路でも走破可能!
・音が良い(社外ナビ+アンプ増設)
・車幅が1830mm、全長が4,540mmと小さい
・最小回転半径が5.1mとコンパクトカーなみ
・トランク容量が288Lでゴルフバッグ2個積める容量
・座席の後ろに結構大きな荷物置きもある
 →撮影機材が盛り盛りでも十分な積載量!

SLが凄いのは、バリバリのスポーツカーでめっちゃ格好いいしめっちゃ速いのに、それでいて乗り心地が良いので長距離を運転していても全然疲れないことです。

そして、収納盛りだくさんなのでカメラ機材めっちゃ積んで山とかにも行けちゃいます。つまり、本格スポーツカーということを意識せず、まるでコンパクトカーのような感覚でどこにでも行けちゃう、日本という土地と最高に相性の良い、究極のグランドツーリングカーなのです。


■SLとの別れは突然に

もう壊れるまでずっとSL一筋で行くことを固く心に誓っていた訳ですが、ある日撮影のために車を走らせ、ちょっとした渋滞の中、赤信号で信号待ちをしていた時のことです。

突然目の前が真っ白に!!

何が起こったのかしばらくわかりませんでしたが、どうやら後ろから追突されたようです。しかもレンジローバーという、めちゃでかくてごついSUVに。外に出て見ると、車はトランク部分がぺちゃんこ。SLはSクラスベースの骨格をさらに補強しているためかなり頑丈なはずなんですがそれがここまでつぶれたということで、ディーラーの方からは「ご遺族の方ですか?」といわれてしまうほど。幸い私自身は大した怪我もなかったわけですが、相手の保険屋さんに見てもらったところ、修理の見積もりを取るまでもなく見た瞬間に全損扱いに。

SLとの別れがこんなにも突然やってくるとは…

かくして、私の次なる車選びが始まったわけです。

というわけで、私のことをご存じの方はSLへの溺愛ぶりを知っていたでしょうから、なぜ車探しをしているのか不思議に感じられるかもしれませんが、実はこんな悲劇が私の身に降りかかっていたというわけでした。

SLがあまりにも凄すぎたので、次の車選びは本当に難航しました。。そんなSL乗りだった私が次に選んだ車はなんでしょうか!?次回以降、悩めるポイントや気持ちを追いかけながらまとめていきたいと思います。

あまり役に立つ情報ではないかもしれませんが、車好きの方やこれから新しい車に乗り換えようとしている方にとって少しでも車選びの参考になれば…と思います♪


■おまけ

ちなみに初期型と中期型の違いは、細かい点だと外観がマイナーチェンジしたこと、そして最大の違いはエンジンがDOHC化されたことと、オートマチックトランスミッションが5速ATから7速ATにアップデートしたことです。

外観の違いは乗っている方でない限り見分けつかないかと思います(笑)フロントのグリルのルーバーの本数が4本から3本になり、同時にフロントスポイラー下部がすこしAMGっぽくくなり従来より少し若めの顔つきに変わっています。また、テールランプに太目のホワイトラインが1本入り、より現代的な意匠になりました。

細かいバグ出しも多少は進んでいるので、もしこれから買おうとしている方は2006年11月~2008年1月の丸目のモデルを探されると良いかと思います。購入の際の細かいチェックポイントは、もし気になる方がいればお答えしますのでtwitterなどでDMください。

壊れやすい箇所やお勧めの変更箇所は下記のとおりです。

【ヘタッていたら故障寸前】

・トランクドア両サイドの羽根が浮いていたら注意
 →このダンパーがヘタると屋根が開かなくなります

【要チェックポイント】

・シフトノブの内部のプラパーツ。低走行車注意
 →割れやすい部品。Pから動かなくなります

・右ハンドルだと「左足スペースが狭く」、「右側ドリンクホルダー無し」になります。断然、左ハンドル仕様がお勧めです。

・中期モデルまではABCがとても壊れやすいです。SL500以上の場合、壊れる覚悟で買うか、素直にメカサスのSL350を買いましょう。

【お勧めの変更箇所】

・純正ナビから社外ナビへ
 →同時にアンプ増設

・ハンドルをSL600仕様にするとさらに格好良い!


次回はいよいよ、そんな私が結局どの車に乗り換えることにしたのか!?そして乗り換えた結果、どうだったのか!?について書いていきたいと思います。

乗り換えるにあたって、ほぼあらゆるメーカーの、価格も下は300万円から、本当にめぼしい車種にはすべて試乗しました。その上で、「これしかない!」という運命の車は意外なところから現れたのでした。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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