フジロック2021は試金石になれるか

フジロック2021を3日間に渡ってほぼyoutubeの前で座して見ていた。

当初は最終日の日曜日だけ行く予定でチケットも持っていたが、最後の最後に取りやめにした。理由は色々あるが自分はワクチンを2回打ってリスクを減らしていたがそうではない同居人がいるからだった。

画面の前でリアルタイムで眺め、リピート配信も見て、途中、画面の前で踊り狂って掃除している者から白い目で見られたりするが、そんな結果思うことがあったので記しておくことにする。

最初はつぶやこうかと思ったが、頭に思うだけでも140字には収まらないのとたまたま夏季休暇でもあるので文章が良いなと思った次第である。

BEGINの比嘉さんなんかの、「俺はSNS悪くないけど本当のことじゃないと思うので、言うならライブで言うから」との言葉は全くその通りだと思うが、紙に纏めることで気づく点もあるのは自分の特性なので書いてみたいと思う。「支離滅裂になると思うので紙にしてきた。」と言ったのは小室哲哉だったか。それは違うな。脱線。(ちなみにBEGINは笑顔のまんま。からの流れが本当に素晴らしく画面から見ててるだけで涙腺が緩んだ)

さて、本題だが、3日間に渡り画面を座りながら寝ながら時に踊りながら見続けて気づいたことについて。

それは、興行側も出演者も参加者も、もの凄くお互いが気を使っている。

ということ。

何当たり前のこと。と思うかもしれないが、恐ろしいほどのケアだったと思う。終わった後に家のベランダから外を眺めているだけでも、買い物に出かける老夫婦、出勤するサラリーマン、すき屋の前で煙草を吸うおじさん、部活にでる学生達。日常を過ごす彼らには見られない、ピリピリとした緊張感が風景や演奏している姿、出演者のコメントから感じられた。(日常が悪いというわけでは無いし、クレームを付けたいわけでも無く、リアリティという意味で)

現実を踏まえて建設的に催し物を成功させようと姿を見るに、ああ成程な、これが今後のスタンダードになればよいなと思った。(特に終わった後、家についた参加者が薬局で抗原検査キットを買って、チェックして確認している姿を見て参加者側も自立しているし、むしろ興行側よりもよく考えているなと。)

いくつかイベントが行われているし、甲子園では高校野球はあるは、東京ドームではプロ野球はあるは、(野球ばっかだな。。)満員電車で出勤するサラリーマンはいるは、perfumeは横浜MMでライブするは。だけど、

「検査して、結果をモニタリングして、実行する姿には未だ到っていない」がリアリティでもあると思うので(学校に行ったり、電車乗ったりするのに検査してOKで入れるとはなってないのも現実。倫理観もあると思うが。)ここまで抗原キットでチェックして、熱計って、ディスタンス取ってやれば制御できるかもしれないという希望になったかもしれないなと真摯に向き合う人々、各々が相手側に配慮を行いイベント行う姿を見て改めて思った3日間だった。


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