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はじめてのCBD

はじめに

高度に情報化されたインターネッツではCBDと検索窓に打つだけでありとあらゆるページがヒットする。
その殆どが自社商品に誘導するコンテンツだったり、または広告収入を目当てにライターがそれっぽいワードを並べ立てただけのものである。
いかがでしたでしょうか。で締められたサイトは読者諸君におかれてもウェブ上のあちらこちらで見かけたことであろう。
今回のような記事を書くに至った経緯としては、とある知り合いがCBDって興味あるけど結局なんなん?という疑問を私にぶつけてくれたことがきっかけである。書くきっかけを与えてくれてありがとう。
さっそく本題に移行したいと思うが、本記事では科学(化学)的な話は極力避けて書くつもりなので細かいところで間違いがあるかもしれない。
読みやすさを重視したための副作用のようなものだと念頭に置いていただけたら幸いである。

CBDってなんなんだ?

CBDとは大麻草に多く含まれる物質である。
現状これを取り締まる法解釈はなされていないので、大きな政治的な動きがない限り取り締まりの対象となることはないだろう。
CBDを摂取する人の目的としては不眠、痛みの緩和などが大きく、次点で不安やリラックス目的だとどこかで読んだ。
ただ、CBDというのはこれといった特定の何かに特段効くという物質ではないと考えて差し支えないだろう。不眠、不安、疼痛緩和、てんかん、抗酸化作用を利用した化粧品など範囲は多岐にわたる。
最近(2021年くらい)ではAGA(男性型脱毛症)などにも効果があるのではないかという研究論文も発表されておりアメリカ政府のサイトから飛ぶことができる。
とにかくまだ研究が始まったばかりで、何に効くかわからないけど、とりあえず不調をきたした人体になんかいい感じで重篤な副作用もとくにない物質。
つまりは野菜である。
むろん大麻の隠語としての野菜ではない。
我々の食生活に不可欠なあの野菜である。
人参を例にとってみよう。
人参の効能として風邪や高血圧の予防から皮膚の保護など多岐にわたる。
しかし人参そのものに劇的な薬効は認められない場合が多い。
CBDも同じである。
野菜ほど人類の生活になくてはならないものではないが、選択肢としてあったほうがよいものという位置づけだと考える。

CBDを摂取してみて

私自身は特段何も変わらない。
気持ち程度の安眠効果やリラックス効果はあるかなといったところだが、プラセボと言われればそれまでのような所謂「体感」はない。

CBDとCBN

CBDと並んでCBNという物質がある。
CBNというのはTHC(所謂マリファナ的成分でハイになる)がなんやかんやで枯れちゃったような物質である。
枯れちゃったもんだから精神作用は無いか殆ど無い。
体感という点ではフラッシュバックやプラセボの域を出ないがややあるというのが本音である。
しかし本邦において今のところ規制されるような流れは一切ない。これは偏に「ハイにならない」からだと思われる。
体感があるというのは少し眠くなるだとか、ちょっとだけ音がクリアに聞こえたりする程度である(それすらも実際はほぼない)
CBDと似たような作用をするのでCBDで十分な効果が得られない人向けであると考えて差し支えないと思う。
また、どちらも同じ大麻草という植物から取れる成分なのでベイプなどの喫煙用リキッドなどでは同時に摂取できるようになっていることが多い。
先ほどの人参で例えるところの、カロチンとビタミンを分離させたけど多くの人はどちらもあったほうがより無難だろうからカロチンもビタミンも入れといたよくらいの感覚で、多くの人にとってあまり深く考えなくても問題はないはずだ。

CBG?CBC?なんそれ?

喫煙用のリキッドの話をしたが、その中にはCBGやCBCなどもう聞いてるだけで混同してお腹がいっぱいになってくる物質がある。
しかしいずれも精神作用は無いかほぼ無いとされている物資であり、天然の大麻草に含まれている物質である。
効果のほどは研究中でよくわかっていないけどなんかよくわからんけど身体にいいかもしれん。くらいの物質である。
この記事を読んでいる人が一番気にするポイントである違法性についても、規制がかかる可能性は限りなく低いと考えてもらって差支えがないはずだ。

CBDはどこで買えばいいの?

これもよく聞かれるものの、利益誘導のアフィっぽいことは書きたくないので具体的には控えたい。
ということで逆に買ってはいけないお店の特徴を述べたい。

  • ドンキなどの量販店

  • 謎広告の謎通販(ラブホにありそうなアレ系)

  • アマゾン(アマゾンのCBD解禁は比較的最近である。察して欲しい)

である。
理由は単に質が悪い(というかよくわからない)からであったり、素人相手とはいえ少々ぼったくりすぎでは?といった塩梅で上野のアメ横さながらである。
ほならどこで買えばいいんさって話だが、CBDが大麻草由来でありややアンダーグラウンドな匂いがする為、多くの業者が自社サイトや楽天などの通販サイトに出店している場合が多い。
そのショップの評判を外部サイトで調べるなりして評判を吟味するのが一番である。逆にアンダーグラウンド気味なのを逆手にとって特定商取引法の記載もない業者も多いので、そのような業者も避けたほうがいいだろう。

アイソレートとブレードスペクトラム

さて、これらのCBD屋が売っているアイテムの中で私が個人的におすすめしたいのはブロードスペクトラムCBDというものだ。
これは大麻草からCBDを抽出して、THCなどのハイになる違法成分を分離したワックスである。
ワックスなので喫煙しようとなるとワックス用のアトマイザーが必要になるかわりに、比較的自然に近い状態でCBNなど他の成分が含まれているのであれこれ考える必要がないというのが大きい。
そしてアイソレート。
アイソレートとは結晶化されたもので、これを自身でオリーブオイルなどに溶かして使用したり、喫煙用ハーブ(よもぎ等)に混ぜたりして使用する。手間はかかるものの自分好みのアイテムを作れてお財布にも優しいという点で優である。
ただ、結局面倒になるので市販のリキッドを購入したほうがよかったまではよくある話。

最後に

いかがでしたでしょうか。
ってついつい書きたくなるのをこらえているが、どれもこれも散々出尽くされた内容で新鮮味はなかったと思う。
しかし、私という個を知っている人からしたら情報の信憑性も違うはずなので言わば個に向けてこの記事を書いてみた次第である。
要するに率直に大方の予想通り平たく所憚らず正直に言ってしまえばCBDで何かが変わるなんてことはまずない。
だけれども、だからこそ、選択肢のひとつに入れるという意味でも、現代社会を生きる、なんらかを抱えてる人は経験してみてもいいのかもしれない。

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