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2度目の安産祈願で見える景色が変わったこと

安定期を過ぎた戌の日に祈願して〜…という伝統的な行事??があり、姉の代理で、両親と祈祷を受けた事があった。
調べてみると、犬はお産が軽く沢山子供を産むから縁起が良いとか…。猫とかうさぎとかもそうじゃなかったかな?羨ましい😅笑
母も姉も1発デキ婚。当時は自分が不妊だなんて微塵も思わず、自分の妊娠・出産に対しても少し思いを馳せていた。それから4年…くらいかな?とうとう自分たちの番が来たようで。

私は元々信仰熱心な宗教があるわけでは無い上に、この度の不妊治療で完全にスピリチュアルや神といった存在を信じなくなった。
「お空の赤ちゃんが〜」
「信じる心が〜」
ハイハイ、聞き飽きたって感じで笑
根拠のないスピリチュアルの押し付けに嫌気がさしたのが正直な感想💧

とは言え、他人が信仰しているものに対して否定しようとは思わないし、逆に神やスピリチュアルな存在が、その人の癒しや救いになるのなら宗教や信仰は素晴らしいものだとも思う。
信じる、信じないは人の自由で押し付けはダメだと思う!

この件だって、姉は「戌の日?なにそれ?」状態で、わざわざ神社に足を運んで直接祈祷を受けたのは私だ。なのにこの有様!!笑
不妊治療で神様は一体何をしてくれたというのだろう…。最期の一押しは神がかり的なものもあるかもしれないけど、決して神頼みではなく自分たちで調べて努力して、今の技術とクリニックの先生たちの力があったから叶ったわけで…
体外受精のない時代なら、いくらお金をかけて神に願ったところで妊娠はできなかった。
👩「迷信に金使いたくないから、行かない」と夫に宣言していたが、義両親から帯祝いのお金を頂き、👨「こういうのは縁起物だからした方がいいよ。お祝いだってもらったんだし。」と。
確かにお祝い頂いてしまったらなぁ〜…としぶしぶ…
👩「じゃあここの神社がいい!(観光地)ここなら行く!ここの近くのチョコレートの専門店が〜…」←
ということで、大安の戌の日に合わせて祈祷を受けることになった。


祈祷は2回目なので特に滞りなく終了。
そこの神社は安産と子授けで有名なところで、SNSで、”子授け祈願で祈祷に行ったら、妊婦ばかりで泣いてしまった。”という人を見た事があるけど、確かにこの祈祷・・・少し前の私が子授け祈願で行ってたら、大ダメージだわ。
安産と子授けはジャンルとしては、一括りにされるのだろうけど、自分がどれだけ努力してもこのまま一生授かれないかも・・・と悲壮感に打ちひしがれている時に、すぐ横には幸せそうな妊婦たちがいるのはやっぱり辛いと思うし、酷だと思った。
絵馬をかけるときにはどうしても子授けばかりに目がいき、何とも言えない気持ちになった。不妊や流産なんてなければいいのに・・・
すんなり子供を授かっていたら、子授け祈願の重さを理解していなかったと思う。少なくとも1回目の安産祈願を受けた自分とは別人だった。
無事に授かって生まれるって、なんて難しい事なんだろう…


祈祷の後は、お楽しみのチョコレートのお店!!
造りは古い日本家屋で、お庭のお手入れも行き届いており、”風流”という感じ。
そんな造りにも関わらず、ショコラティエ(?)パティシエ(?)は外国人で、接客の方も着物を着た外国人だった。
異国の地で異国の文化に沿った古民家で、異国の文化を表現した庭に仕上げるなんてすごい事だと思う。(マジで手入れが行き届いているし、手間もお金もかかっているのは見てわかる。しかも自分たちで掃除して手入れしてた😯)
チョコレートのプレートの飾り付けも生花でびっくり😯今が見頃の八重桜でした🌸手作りできたての生チョコって初めてたべたけど・・・素晴らしかったですね✨口に入れたときの冷たさも口の温度で溶ける感じも最高でした!!

お座敷の古民家で夫とのんびりしながら、参拝の話をし合った。
「子授け祈願では絶対に参拝に行けない!!まだ新婚か、ここが近所でフラッと参拝するとかならできるけど、何百万もかけてもダメで去年末みたいな状態ではキツい…」と、夫も私を同じようなことを思っていてくれていたようで意外だったし嬉しかった。
不妊治療は、どうしても男女で負担も違う事が多いし、温度差があることが多いから、「私が妊婦や子連れを見て抱く感情なんか、夫にはわからないんだろうな」と思っていたけど、そうではなかったよう。
子供が欲しいという意見は夫婦で一致していても、私が何度頼んでも、妊活のスタートラインにも立てず、ずっと曖昧にして子作りを拒否していた頃の夫とは別人になっており、私たちはお互い頑張ってきて関係性も変わってきたんだな・・・と感慨深くもありました。
ここまできたんだから、絶対に無事に健康に産みたい!!安産で!可能な限り痛みなく!笑

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