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選曲リスト:披露宴編②+α

20. Jazztronik『Voyage feat.Sonomi Tameoka』

 丁度私がJaztronikを知った頃、こういったクラブジャズ系のアーティストを掘り下げていた時期でした。MONDOGROSSO、Fantastic Plastic Machine、上原ひろみ、Pe'z、RasmusFaber等です。妻さんと音楽の話をしているうちに、妻さんもJazztronikが好きという話になり、二人でヘビロテしたのがこの曲の収録アルバム『Grand Blue』でした。高崎中央図書館に所蔵されているはずです。
 『Grand Blue』は色んなアーティストが参加していて、大貫妙子、今井美樹、山崎まさよし、有坂美香等が、ボーカルとして参加しています。
 お色直し後の入場にかける曲なので、パーティー感を出したいねと妻さんと話していてこの曲に決めたました。しかし、この文章を書くためにPVを見たところ、びっくり!パーティー感出過ぎでしょ!たしかに、『Grand Blue』の中には、西海岸でビーチパーティーしてそうなブラック・ミュージックも含まれていますが、ここまでとは!でも楽しいのでよし!

21. fifth demension『MEDLEY:AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN~』

 どうも妻さんです。(2回目)
 コメントにとても困る曲を宿題に出されていました(笑)
 この曲、たぶん多くの人は戸惑うと思います。なぜこれにしたのか…。なぜこんなに古い時代のブラックミュージックなのか…。

 この曲との出会いは、高校1年生の秋の芸術鑑賞会のときです。3人組の女性たちが、ゴスペルアレンジでめちゃくちゃパワフルに歌っている!なんだこれは!って、頭に衝撃が走った曲だったそうです(たまたま当時の日記を発掘し、そこからこの曲の使用を思い付きました)。
 とにかく、ソウルでブラックでかっこいい。またあのゴスペル観たいなぁ…。


22. ABBA『Dancing Queen』

 どうも妻さんです。(3回目、さすがにクドい?)

 皆さん、ABBAですよ、ABBA!!(笑)
 ABBAとの出会いは、ドラマ『S.O.S(ストロベリー・オン.ザ.ショートケーキ)』のOP『S.O.S.』/ED『チキチータ』にて使われていたのがきっかけです。少し話題になっていたから、シングルも発売されたりして。フルアルバムとシングルを買って、家族からブーイングでたっけなぁ。。
 そんな中で、ABBAといったらこの曲!『DancingQeen』です。言わずもがなですが、誰もがどこかで耳にしたことがあるのでは。『マンマ・ミーア』も結婚式でいいかなと思ったのですが、ABBAといえば!な曲に落ち着いたのでした。

 そういえば、イオンやショッピングモールに大体入っていると思われる某下着屋さんではエンドレスでABBAが流れています。ワタシ的には最高の空間(笑)鼻歌も出ちゃいます。
 

23. Hugh Jackman,Keala Settle, Daniel Everidge & Zendaya
   『Come Alive』

 妻さんおつかれさまでした。

 さて、『グレイテスト・ショーマン』の曲です。この映画は内容的には実はそれ程でも……。マイノリティへの無配慮と言うか、無頓着なところがあります。前作の『ラ・ラ・ランド』と比べるとダイジェスト感が強く、完成度も低い印象があります。それでも、それを補って余りある、音楽の良さがあります。前述の、『This is me』しかり。
 この曲は作中で主人公が、新しいアイデアを形にしていく過程でかかる曲。サーカスに出演するみんなで、よしやるぞ!さぁおいで!と楽しげにうたっているのが印象的。
 テーブルラウンド中、写真をとるから集まって!というイメージで選びました。洋楽のオールディーズから、現代の日本の曲にうつる繋ぎとしても自然かな、という狙いもあります。

24. 星野源『アイデア』

 星野源、とんでもない売れっ子になってしまいましたね。星野源との出会いは、FMぐんまから流れてきた『SUN』です。サビの裏打ちのリズムが心地よく、アルバムまで借りてきて聴いていました。調べると『タイガー&ドラゴン』にも出ていたと。まったく気がつかなった。今では彼の冠番組『おげんさんと一緒』を楽しむ程度にはファンです。
 今回選曲したこの曲は、またしても朝ドラの曲。何回か聴いて、好きになってから知りました。やはり朝ドラ好きの血がまだ残っているのかも。また、いろんな楽器や曲調が登場して楽しく、テーブルラウンドに持ってこいかな、と思い選曲しました。
 そういえば、PVにも出ているギタリストの長岡亮介と椎名林檎が二人で歌う東京事変『長く短い夜』、最近のヘビロテです。

25. クァルテットパパス『music for a found harmonium』

 直近で一番ハマったテレビドラマが『カルテット』です。言葉にしきれないなにものかを表現するのが文学の真髄の一つだと思いますが、この会話劇にはその一端を感じました。
 作中で、音楽ではまったく売れない厳しい現実を突きつけられている主人公四人が、この曲を演奏する時だけは、お客さんが寄ってきて、夢のように楽しいシーンでもって描かれている。こんなの、テーブルラウンドでかけないわけにはいかなかろう!
 ところで今回私は、「妻さん」という不思議な言葉を意識的に使っています。これは作中で、「夫さん」という言葉が何度も登場し、それがなんだか面白かったので、オマージュしているのです。政治的にも中立な感じがして、お気に入りです。

26. はまたけし『春をさがしに (Instrumental)』

※youtubeに動画がありませんでした。

 この曲は、実はずっと探していた曲で、結婚式で使うかどうかは別として、この際だから真剣に探してみよう、ということで見つけた曲です。
 前述の『music for a found harmonium』もそうなのですが、私はこういった、ケルト・アイリッシュ風の音楽が大好きで、ウェルカムパーティーの音楽に自由がきくならば、そちらでかけたいと思っていた曲です。
 『まおゆう』作中で、お祭りのときにかかる曲で、これもテーブルラウンドに合うだろうということで選んでいます。聴いてくださいよこのティンホイッスルの音色。楽しくなってきませんか?
(ティンホイッスルについてはこちら↓↓)

27. 作編曲:ミト(クラムボン)『Harvest Moon Night(Instrumental)』  

 『ハクメイとミコチ』は、飲んで食べてお祭りをする小人たちや動物たちの生活を描いた居酒屋アニメである(妻さん談)。実際、殆どの話が食べ物によって解決している気がします。
 食べ物が鮮明に描かれていたり、美味しそうに見えるアニメは、名作が多いと言われています。それは、「食」というのが我々のいる現実の生活にとって、一番身近であり重要な要素であるので、虚構の生活を描くにあたって、ここが丁寧に描かれていると、リアリティを感じやすいからだと思います。
 この曲はこのアニメのEDのインスト版で、お祭り感があるなぁということで選びました。歌詞付き版は、そのほとんどがご飯とお酒の話題です。
 作曲はアニメの音楽を担当した新進気鋭の作曲家、Evan Callかと思いきや、まさかのミト(クラムボン)。妻さんと二人して、久々にクラムボンと出会った!とはしゃいでしまいました。

28. 熊谷幸子『you』

 夏の鎌倉で熊谷幸子のライブがあることを知り、付き合って1年半頃の妻さんに、おっかなびっくり一緒に行かないかと誘ったのをきっかけに、今ではお互いが大好きなアーティストになりました。
 私にとっての熊谷幸子との出会いは3度ありました。1度目は『赤ちゃんと僕』のED、2度目は『タッチ』の日テレオリジナルスペシャルのED、3度目はGarnet Crow全曲レビューブログでの紹介記事でした。このブログのおかげで、まったく別のものだと思っていた出会いが、一つに繋がったのを覚えています。
 この曲は前述の『赤ちゃんと僕』のEDテーマです。小学生当時、なんてせつない曲なんだと、作品の内容も相まって幼心に印象に残る曲でした。
 選曲するにあたって妻さんとは、熊谷幸子は1曲は入れたいよね、と話していました。この曲が歌うように困難なことがあっても幸せへと近づいていきたいと思い、選びました。

29. yeal naim『far far』

 上記の熊谷幸子のライブがあった頃に放送されていたドラマ『最後から二番目の恋』で象徴的に使われていた曲です。ちょうど舞台が鎌倉で、ロケ地巡りをした思い出があります。その頃から漠然とですが、結婚式をするなら必ずかけたいと考えていました。穏やかで、美しい曲です。
 作中の主人公二人が寄り添ってソファーで眠るシーンの美しさ、その関係性の心地よさ、直前の会話シーンの小気味良さ。こんな2人のようにはなれないけれど、憧れます。こんな風に歳をとってみたい。

30. 久石譲『第八章 アシタカとサン』

 妻さんは、金曜ロードショー等でジブリを一緒に見ていると、セリフを先取りしたりします。
 そんな妻さんへの初めての誕生日プレゼントは、ジブリ美術館のチケットでした。あの時の喜びようといったら、思い出すたび頬が緩みます。美術館では、お揃いのトトロマグカップを買ったりしました。
 そんなジブリ大好きな妻さんですから、久石譲の曲は一曲かけたいという話になっていました。
 この曲は、もののけ姫のフィナーレでかかる曲です。主人公二人が、これから一緒に歩んでいこうという時にかかる曲です。退場の時にかける曲なので、拍手を貰っても負けないような曲を選んだつもりです。

31. ACIDMAN『式日』

 「式日」とは「儀式を執り行う日」という意味。結婚式にはもってこいな曲名も気に入っています。
 妻さんと出会って、色々なアーティストに出会いました。お互いの好きなアーティストをお互いが好きになっていく。前述の熊谷幸子もそうですし、プロフィールムービーでもその趣旨の言葉を入れています。ACIDMANについても、まさにそのようなアーティストです。
 ACIDMANは大きく分けてラウドロック路線の曲と、ファンタジー路線の曲とがあると思います。この曲は、曲調こそポップロックですが、歌詞がファンタジー路線の系譜にあると思います。このファンタジー路線がとても素晴らしいと思い選曲しました。

32. 坂本英城『prime #4507

 みんなで決めるゲーム音楽ベスト100という2ちゃんねるの企画があります。そしてこの結果を纏めた動画が毎年、ニコニコ動画に投稿されています。毎年1,000曲を超える動画がランキングに合わせて投稿されていて、ここで知らない曲を探すのが、私の一つの習慣です。といっても、300位くらいから飛ばし飛ばしではあるけれども。
 そんな過程で出会ったのがこの曲。なんでも、1分を1歳に見立てて、人間の人生を1曲で表現した曲とのこと。再生時間を見てみると、1時間15分7秒。
 バイオリン×2とビオラ、チェロによる弦楽四重奏にピアノが加わった曲なんですが、聞き進めていっても、飽きずに聴いていられるということにまずびっくり。それでいて曲全体を通して、変に別の曲になってしまう感もない。
 「誕生」「入学」「初恋」「受験」「就職」「日常」「結婚」「厄年」「栄光」「晩年」「回帰」など、人生の節目節目の様々なテーマを表現しながら曲が進んでいきます。
 この曲に出会った瞬間、もう結婚式で使うしかない!できれば二人の年齢に近い30分前後のところまで流したい!いや、ここから出発なのだから、30分から先も流したい!と考えました。この趣旨に一番添えるのが、迎賓・歓談・送賓だったため、そこで使用することになりました。
 余談ですが、primeとは素数の意。分数に直した75分7秒(7507)が素数。秒数に直した4507も素数と、作り込まれようが半端ではない。「ゲーム用に書き下ろされた最長の曲」としてギネスに正式登録されていて、小節数は2628に及ぶそうです。



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