黒歴史 JC編

今回は私が中学生の頃の話を書きたいと思います。


私はハンターハンターのキルアが大好きで爪を伸ばして先っぽが尖るように切って「肉体の一部を操作して・・」と一人で手をビキビキやったりしてました。(危ないのでひとしきりキルアごっこ?をしてからちゃんと爪は切ってました)


そして家で観葉植物の葉をちぎって水見式をずっとやっていて、長時間手をかざしていることによる手汗のついた指で水をちょんと触って舐めて「少ししょっぱい・・やはり変化系か」と言ったり「水に何か浮いてる・・具現化系?」と観葉植物についた埃だとうすうす感じながらも、念能力の世界に浸っていました。

そんな私も魔の中学二年生になり、私の中二病はさらに悪化しました。るろ剣世代の私は新選組に大ハマリし、なぜか自分を沖田総司の生まれ変わりだと思い始めたのです。

理由としては私が江戸っ子であること、沖田総司の命日と誕生日が近かったこと、私の口角があがっていることのみ。何の根拠もありません。


修学旅行の旅先は京都で、くじ引きで決まったグループで好きに1日京都旅行を組んでいいというものでした。

私はグループの子に「どうしても新選組屯所にいきたい!」と懇願し、新選組に興味がある子がグループに2人もいたので採用され、念願の屯所(壬生旧屯所跡)へとたどり着いたのです。

壬生屯所は当たり前ですがTHE民家!って感じの和風なつくりで私の中二心を駆り立てました。屯所の外には近藤勇の銅像がありました。それを前に私は

「先生、覚えていますか?沖田です」

とさすがに心の中ですが近藤勇に向って語り掛けたのです。今思い出してもウワァァァってなります。今、これを書いてウワァァァってなってます。


まぁ誰しも中二病時代はあると聞くのでみなさまも同じような経験があることを信じます。大槻ハンチョウも似たようなことやってたし、これノーカンですよね?

更に勘違いを重ねた私は「新選組の幹部っぽい組織に属したい」という理由だけで生徒会に入りたくなり、面倒なことが大嫌いな帰宅部なのに生徒会選挙に出馬して会計の座を獲得し、そして私は中学三年生になりました。

生徒会というだけでクラスのイベント事を指揮る羽目になった私は文化祭で「時代劇をやろう」と提案し自ら脚本を書きました。その名も

「人斬り煙之助伝説(ひときりえんのすけでんせつ)」。

ストーリーとしては、平賀源内がタイムマシンを発明して過去に栄光を残した天才たちを今世に呼び戻そうとしたが何故か戦国時代の武士たちが出てくるという時系列を完全に無視したお話。

平賀源内によって織田信長、森蘭丸、猿飛佐助、沖田総司、斎藤一、高杉謙信などの名高い武士たちが呼び出され、織田信長は偶然出会った主人公の煙之助の妻「お松」に惚れてお松をさらってしまう。

織田信長派閥の武士VS煙之助派閥の武士が決闘し、お松を助けるといういかにもこじらせ中学生が書いた脚本です。もちろん私は沖田総司役に立候補しました。

民度の高い地域だったのか、クラスのみんなが団結してくれて「人斬り煙之助伝説」は普通に成功しました。友達のお父さんが動画を撮ってくれたので実家にVHSがあります。

JC編もだいぶ香ばしいですが本当のやらかしはJK編なので次回また読んでいただけると嬉しいです。


ここまで読んでいただきありがとうございました!

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