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2021ジャパンケーキショー作品レシピ3 流し飴編(初心者向け)

こんにちはしゅがしんです。

今回は2021年のコンテスト作品の流し飴を中心にまとめていこうと思います。

こちらの作品のコンテスト結果は、
西日本洋菓子コンテスト 5位
ジャパンケーキショー  銅賞

という結果でした。

それでは、やっていきましょう!

色素について

まずは使っている色素についてですが、
Amazonで買えるリス印の色粉を水で溶いて使ってます。

水:色粉=100g:4gです。

色は4色、赤、青、黄、緑を作ります。
それぞれ赤102号、青2号、黄色4号、緑色は黄色4号と特製青色を1:1
で使ってます。
(例)緑 水100gに黄色4号2g、特製青色2g溶かす。

技法

流し飴はパラチニットを165℃から168℃ぐらいまで炊き、火から下ろした後130℃ぐらいまで冷まして型などに流します。
色素は炊き始めに加えると色素が飛び散りません。

流すときはゆっくり流します。早く流してしまうと入った空気が中に残ってしまいます。
表面に気泡が浮いてきた場合は、熱いうちにバーナーで炙って気泡を潰しましょう。

1.基礎の流し飴

シンプルな流し飴

まずは型に流しただけのパーツですが、それぞれカットしたビニールマットに流します。
厚みを持たせるパーツはビニールマットをセロハンでしっかり接着し、周りに粘土で支えを貼り付けます。

底面と側面のみビニールマットをカットし、
セロハン、油粘土で成形する。

2.葉っぱ、蝶などの流し飴

それぞれの形にカットしたビニールマットに飴を流し、
成形したパーツ

葉っぱ、蝶などのパーツはそれぞれの形にカットしたビニールマットに飴を流した後、スケッパーなどで余分な飴をすり切り、型を外します。

模様をつける場合は、熱いうちにシリコンマットなどに押しつけて模様をつけます。
(冷めてからバーナーで炙り、模様を押しつける場合もある。)

底面用のビニールマット、葉っぱの形に切り抜いた物、
葉脈用のシリコン

3.応用の流し飴

ここではツタと立体の流し飴について解説します。

流し飴のツタ

ツタは炊いた飴をゴムチューブに流し、適当な大きさにカットします。
飴ランプで温めながら引き伸ばし、適度な長さになったら引っ張って切り、形を整えます。

立体の流し飴

立体の流し飴は、ケント紙で作ったモデル通りにビニールマットをカットし、セロハンで組み立てます。(一部飴を流しこむ為の穴を作っておきます。)

ゆっくりと飴を流し込み、流し込んだらすぐに型をひっくり返して飴を出します。適度な厚みになるまでこの工程を繰り返します。
最後の一回はある程度飴を型から出した後、シリコンマットなどの上に置き、穴を塞ぎます。

パーツ解説

ここでは各パーツの規格を解説します。

ビニールマットの厚さは2ミリのものを使用。
出てくる三角形のパーツは底面12センチ、高さ21センチ、幅2.5センチのものを形を変えて使ってます。

このパーツの場合、高さに対し−3センチのところに底面

1.透明パーツ

左から1.2.3...で解説していきます。

1.立体の流し飴
規格 高さ20センチ

ポイントは単体で置いても安定して立つようにすると、壊れにくい作品になる。

2.ツタ(10本くらい)
作成方法は、太さ20ミリのゴムチューブに飴を流し込み、カットする、それぞれ引っ張って切り形を整える。

ポイントは、アルミホイルなどでサンプルを作りイメージを作っておくことです。

3.三角パーツ
規格 高さに対して−3センチのところに底面を作る。側面用のビニールマットを接着し、厚さ約2センチになるよう飴を流す。

作品を支える大事な柱になるので、しっかり厚みをもたせる。

4.蝶(片方の羽、4枚)
規格 縦8.5センチ横4センチ、シリコンマットで
六角形の模様を押し付ける。

ポイントは、飴が固まってからバーナーで炙り、模様を押し付けるとエッジが綺麗に出ます。

少しとがらせてテーマに沿ったデザインにしました。

5.葉っぱ(大2枚、中2枚)
規格 大サイズ 長さ16.5センチ 幅3.5センチ
   中サイズ 長さ12センチ 幅3.5センチ

底用のビニールマットにシルバーと赤(アルコールで溶いたもの)を吹き付けています。
飴をすり切り、型を外した後すぐにフェザーのシリコンマットの模様を押しつけます。

左から底用、型、フェザー型

2.緑パーツ

配合

青緑の飴
パラチニット700g
青色素 小さじ1/4
緑色素 小さじ1/4

葉っぱの配合
青緑の飴100g
パラチニット300g
緑色素 2滴

左から1立体三角パーツ模様有り、2立体三角形パーツ、
3基礎パーツ、4葉っぱで解説。

1.立体模様有り三角パーツ
規格 三角形、底辺−4センチ、斜辺−3センチに底面を作る。(底面の所から飴を注ぐ。)
ステンシルシートで模様を吹き付ける。(ゴールドのパウダーをアルコールで溶いたもの)

wishで買ったステンシルシート

一回目は透明の飴を流し、二回目、三回目は青緑の飴を流す。
一回目の透明が完全に冷めて、二回目を流すと空気が中に残るので冷める前に作業しましょう!

2.三角パーツ
規格 高さに対して−5.5センチのところに底面を作る。(底面の所から飴を注ぐ。)

一回のみ青緑の飴を流しこむ。中の飴を出した後、少し回しながら冷ましていきます。少し冷めたらひっくり返して置いておきます。
(すぐひっくり返して置いてしまうと、薄すぎて割れてしまう部分が出来てしまうため。)

3.基礎パーツ
規格 高さ15.5センチ 青緑の飴

ポイントは、重心をできるだけ作品の中心に寄せるように作ること。また、ヘッドホンパーツを支える必要があるため、ある程度の厚みが必要だが、作品上部に重さがあると運搬時に壊れやすくなるので厚くしすぎない。

4.葉っぱ(大3枚、中8枚、小8枚)
規格 大サイズ 長さ12.5センチ 幅5センチ
   中サイズ 長さ10.5センチ 幅4.5センチ
   小サイズ 長さ7.5センチ 幅4センチ
型を外した後、オリジナルの型に押し付ける。

シリコンでお皿を型取りする。

3.赤パーツ

蝶、ヘッドホンパーツ
ヘッドホンパーツは、別の機会に解説します。

配合

赤の飴
パラチニット 600g
赤色素 1/4

蝶パーツの片方の羽、4枚使用。

4.黒の飴

配合

黒の飴
パラチニット 1000g
色粉 赤、黄、青、特製青色 各0.5gずつ
水 少量

水量が多すぎると飴が曲がってきてしまうので、
多すぎないようにする。

使うパラチニットは、他の流し飴で使用した飴を使って大丈夫です。

土台パーツと接合パーツ

1.土台パーツ
規格 下から11、9、7.5、7、6.6センチの正方形(写真は4段ですが、

2.各接合パーツ(半球4個、円1枚)
規格 直径3センチの半球、シリコン型に流し込む

規格 直径6センチの円、飴がトロトロになるまで冷ましセルクルに流す。厚さ5ミリ

まとめ

流し飴のパーツは以上です。
ヘッドホンのみ別の記事にまとめたいと思います。

作業内容はYouTubeなどで飴細工と検索すると、参考にできるものが多くあります。
またGoogle検索でもsugar art、sugar showpieceなどで検索すると、より多くの情報が得られるので参考にしてみてください。

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しゅがしんでした!

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