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まなみのりさ新曲レビュー①「Re:start」

今回のライブ、最初のこの曲で「キタコレ!」って思ったさ。正に全曲新曲ライブの幕開けに相応しい曲。

ライブ前は、新曲5曲のうち1曲はすでにMVが公開されている「Diamond dust」であることはわかっていたから、個人的にはいきなり一曲めに「Diamond dust」が披露されることも想定していた。でも、この曲があったらやっぱりこの曲を一曲めにするよね、っていう納得の曲。タイトルの「Re:start」のとおり、正にまみりのリスタート一曲目にうってつけであり、新生まみりのスタートに「反逆のパラレルライン」あり、コロナ禍からの復活まみりリスタートに「Re:start」あり!って感じの一曲。

自然と身体が動き出すアップテンポ曲。最近ではアイドルというよりはアーティスティックな「ちょっと小難しい」楽曲が多いまなみのりさには珍しい、ど真ん中のアイドルポップス。復活後はこういう曲って初めてじゃなかろうか。

そういう小難しさがないだけに、対バンライブのコラボ曲としても重宝しそうな感じがある。最近のまみり曲はまみりでないと歌いこなせない、という感じがあって、それはそれでまなみのりさの唯一無二の武器ではあるけれども、逆に他のアイドルがカヴァーしたりコラボしたりするハードルにはなっていたと思う。そういう意味ではこの曲のキャッチーさは他のアイドルやアイドルファン受けもしそうな感じがする。

とはいえ、ダンスはいつもどおりというかかなり高度なことをやってるんだけどね。とくに間奏とアウトロで足を上げる振りを3人が合わせるところは印象的なダンス。でもこれ見た目よりも難しいから。振りコピでできないかと思って挑戦してみたけど予想以上に足上がらないから(笑)。

そしてこの曲のキラーポイントといえば、2番Aメロ「愛想笑いもほどほどに」のりっちゃんのウインクね。これは「Twinkling Love」の「らぶみ♡」にも匹敵すると一部まみりヲタ界隈で話題になってる(笑)。

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歌詞の内容は間奏のコーラス「Girls be ambitious」が表すように、同年代付近の女性にエールを送るような曲。「ずっとキレイでいれるはず 何度だって輝け!」とか、多くのまみり女子には共感を得られる内容なんじゃないかと思う。

割とブラスサウンドが前面に出た曲のアレンジは、これまた今までのまみり曲にはあまりなかった感じ。どこかで聴いた感じがするなぁ、と思っていろいろ考えたけど、個人的にはタイナカサチ「Lipstick」をイメージした。歌詞の内容もこれまた「Girls be ambitious」な感じの曲だしね。

あと間奏のピアノ乱れ撃ち、みたいな感じは國府田マリ子もこんな曲があったような気がする。個人的には大好物なアレンジだったりする。

ということで気になるのは作家陣な訳だが、歌詞がこの内容ということはやっぱり女性かな、とも思ったりした。「LUCK SONG」「花びら」のようにチロルのちーちゃんあたりが書いているのかも、と思ってた。

ただ、どうもこの曲の感じは、先述した自分の好物アレンジ、ということを除いてもどこかで聴き覚えがあるような気がする。そして、そういう曲調を書きながら、こういう歌詞を書けるオッサンを自分は知っている。

ONIGAWARA

だ!

アイドル曲としてはWHY@DOLLの「キミはSteady」「恋なのかな?」やukka(桜エビ〜ず)「それは月曜日の9時のように」 などを提供しているONIGAWARA。

その作品なんじゃないか、と思ったら、もうそうにしか聴こえなくなった(笑)。言われてみれば「それは月曜日の9時のように」を意識したような振り付けも入っているような気がするし。

(ここまで言っておいて外れたらそれもご愛嬌、ということで笑い飛ばしてください(笑))



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