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まなみのりさ 2020年回顧~できることからコツコツと~

2020年も昨日のSHOWROOM配信でいわゆる「まみり納め」。もう大晦日で明日から新年、というタイミングで、例年のとおり今年一年のまなみのりさを振り返ってみたいと思う。

言うまでもなく2020年のまなみのりさの活動、一言で言うと「試練の年」だったと言えるだろう。思えば昨年12月に行われたヒューリックホールのワンマン「1000」でのりっちゃんのMC「まなみのりさ、試練を乗り越えて来るようなタイプのアイドルなので」というのが正に具現化した感じ。いやはや「言霊」というものはあるもんだなぁと思う訳で今後は迂闊にこういう言葉を発しちゃいけないんじゃないか、とすら思う(笑)。

広島のブックオフイベントで始まった2020年、2月には予定されていた14本のライブのうち東京は1本、関東に限っても3本と全国を飛び回っていた。東京一極集中だった昨年に比べて、今年は全国にまみりを展開する攻めの活動が期待されていた。そんな矢先のコロナ禍…。

2月末のGIG TAKAHASHI TOUR仙台延期(結果中止)を皮切りに、その後広島で予定されていたりんご娘とのツーマンやブックオフ企画も流れ、さらに上期の大目標でもあった東広フルバンドワンマン「Diamond dust」も中止された。4月からの緊急事態宣言もあってこの後の予定が全く立たなくなった.。緊急事態宣言が開けた6月を経て、徐々に落ち着き始めた7月頭に満を持して13周年記念ライブ「できるなら…」の13回回し有観客ライブが発表されたものの、その後の東京での陽性者増加と飲食店に対する自粛要請もあって結局配信ライブに切り替え。結局有観客ライブが再開されたのは10月のリリイベで実に7ヶ月半ぶりと、3年前に半年間の活動休止をした時以上のブランクとなってしまった。

ライブハウスのライブはようやっと11月後半に人数を絞った無料定期が再開した程度で、大規模なワンマンはまだ目処がたたない状態。広島でのライブもドラゴンフライズのハーフタイムショーで1回だけ帰広したが、まだインストアライブですら再開できていない状態。有観客ライブ数は年間33本と、例年の1/3程度しかできなかった。

そんな中、積極的なSHOWROOM配信は今年の成果として挙げてもいいだろう。昨年までは大体月1~2回ペース、昨年は年間18回だったSHOWROOM配信が今年は年間45回と2.5倍に増加。緊急事態宣言で3人が集まれなかった時にはSHOWROOMの大体でツイキャス配信していた8回も含めるとほぼ週1回のペースでの定期的な配信ができていた。直接会えないからこそできるだけ配信で顔だけでも見せよう、という心意気は、こんな時期だからこそありがたかった。

さらには、緊急事態宣言下で3人が集まれない4月中旬から5月末にはnanaを使ったカヴァー曲のハモリを公開したのも新しいチャレンジだった。それぞれが録音にハモリをかぶせていくという今までほとんどやったことないことを  #まnanaみのりさ のタグをつけて配信や他の動画アップがあった日以外は毎日投稿。慣れない重ね録りの上に自宅からの録音条件も決して良いものではなかったので音のバランスなど最初は苦しんでた感もあったけど、回を重ねる毎に慣れてきて、毎回カヴァーを自分たちの曲のように仕上げてくる3人のハモリには改めて惚れ直した。せっかくなのでこれはまた不定期でもいいから続けてほしいチャレンジだ。

そしてなんといってもミニアルバム「できるなら…」のリリース。どの曲も捨て曲のない珠玉の5曲が詰まったこのミニアルバムを世に送り出せたことは大きい。

このように、いろいろと制約がありながらもすべてを投げ出さず、逆にこの時期だからこそできることをコツコツと進めてきたことが今年のまなみのりさの成果と言えるんじゃなかろうか。

来年も、少なくとも前半くらいまでは今の状況が尾を引くことは間違いないだろう。できることからコツコツと。地味に見えるかもしれないけどそんな積み重ねが今後、きっと大輪の花を咲かせることに繋がることを期待している。


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