無題

10年目の「伸び代」

アイドルファンの心理として、「アイドルは成長を楽しむもの」確かにその側面はあると思う。なので不完全な状態を「伸び代」として許容する部分はある。逆に言うと、そういった心理から「完成されている」ということを敬遠する向きもなくはない。若いアイドルがチヤホヤされ、ベテランアイドルが厳しい立場におかれるのは、単に「若い」というだけのアドバンテージではない。

翻って、我が10年目のベテランアイドル、まなみのりさに「伸び代」がないのか?と問われるのであれば「否」である。それは5thワンマンのどん底を経て一周りも二周りもパワーアップした彼女達を見れば一目瞭然だ。結成9年を経て、まだこんなに「伸び代」があったのか!?と驚かされた。

そのまなみのりさが、個々の活動を開始する。

先日発表された「 τ -TAU- 」につづいて、10/31に松前吏紗ソロリサイタルが行われることが発表された。

これで、まなみのりさの「みの」「りさ」が個別の活動を発表した。残るまなさんも、何かやりたい、と現在思案中だという。

こういったソロ活動に対して、不安の声も聞く。「3人揃ってこそのまなみのりさ」だし、なかなか現場に来れない人、とくに広島のファンの方々からすれば、情報を追いきれずに知らないうちに色々話が進んで、不安に思う気持ちもわかる。グループの活動に支障が出るんじゃないか?という懸念もわかる。ソロ活動って、そっちが主流になってしまうと結果グループ解散とか、解散しないまでも事実上の分裂、みたいな危険性もあるし、その辺を危惧してる気持ちもあるんだと思う。

ただ、今回のまみりソロ活動に関しては個人的にはその心配はないんじゃないかと思ってる。それはメンバーが口々に言っている「まみりのためにできること」の一環だと思っているから。ソロ活動で得たものは、必ず「まなみのりさ」の活動に還元される、という確信がある。

10/5の収録で、まなみのりさは「アイドルお宝くじ」レギュラー回に再チャレンジする。

個人的な気持ちを言えば、この話を最初聞いたときには今更出て欲しくないなぁ、と思った。番組ではある種の「レジェンド」扱いのまなみのりさ。今回の結果によってはその実績に泥を塗ることになるかもしれないからだ。

でも、敢えて泥をかぶろうともチャレンジするのは、これを機にステップアップしたい!という彼女たちの決意の表れだと理解した。去年のレギュラー回、およそ半年に渡って勝ち抜いてきたけれども、毎回の緊張感は半端なかったという。逆にそのことが彼女たちの意識を高め、その後のduoワンマンに繋がっていったと思っている。

与えられるチャンスはそうそうあるもんじゃない。目の前にあるチャンスを貪欲につかんで、少しでもステップアップしていく。それで失敗しても、またチャレンジすればいいじゃないか、と腹をくくってるように見える。ならばこちらは全力で応援するのみである。

今夏もTIFや@JAM EXPOといった夏フェスに参加したまなみのりさ。しかし、そこで与えられるステージは本人たちも決して満足の行くステージではなかった。今までの彼女たちであれば、それでも出させてもらえることがありがたい、とだけ言っていた。でも今年は違う。「正直、悔しい思いもあった」「来年はメインステージに立ちたい」という気持ちを吐露した。もっと前に進まなければ、そのためにもっと自分たちがステップアップしなければ、という気持ちの表れである。

要するに、ソロ活動もそういった決意の表れだと理解している。デビュー10年目、まだまだ伸び代があることを証明するためのまなみのりさの挑戦だ

ちなみに「τ」にはこんな意味もあるらしい。

「生きるか死ぬか」タイミングよく先日一部公開されたMVは「Dead or Drive」。駆け抜けるか?それとも息絶えるか?といった決意が曲にも込められている。

こういう思いって、最近現場に行ってる人なら肌で感じているんじゃないかと思う。一方でそうでない、不安を抱いている人たちに、伝えていく必要があるんじゃないかな、と思ってる。自分たちも、そしてメンバー自身も。

そう思っていたらタイミングよく、ここ数日のブログで、そういった思いをメンバー自身が発信している。不安に思う方々には、これらを読んで是非その思いを汲んで頂きたいと思います。

まな(・∀・)☆安定なんてぶち壊せ!
みのり。挑戦しつづけることを。
りさ*りさからみんなへ!

One for All, All for One. Solo for Manaminorisa.
全てはまなみのりさのために。

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