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「静か」という幸せ。

私はカフェでお茶をしたり、買い物に出かけたり、家で音楽もかけずにボーっとしたりするのが好きだ。

でも一歩外に出ると、鼻水をズルズル啜る人・食器をやたらとカチャカチャギーギー鳴らす人、パスタをズルズル啜って食べる人、コーヒーや紅茶をズズズ…と音を立てて飲む人、食べる時に口を開けてクチャクチャ音を立てる人、数秒おきに咳払いをする人、子ども連れの人…などが居ることが多い。

一昨日も某チェーンカフェに行ったのだが、そういう「音の暴力」に耐え切れず、コーヒーを飲み干せずに退散した。

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⬆︎お店は悪くない。他のお客さんと私の問題。これは美味しかった。

ちなみに、コーヒー1杯800円くらいのところにもウルサイ人は居た。価格帯・エリア・お店のタイプ…いろいろ試したがまだしっくり来るところはない。まだまだ私の研究は足りていないようだ。

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家で音楽をかけずにボーッと考え事をしている時も、変な咳をしながら前の道を歩く人がいたり、隣の家族(子どもが五人以上いる。大人も声や動きがウルサイ)が家の前で大声を出したりしていて、せっかくの時間が台無しになる。

こう言うと「あなたが神経質過ぎるんですよ」「そんなに静かなのがいいなら人里離れた山奥にでも引っ越せば?」とか言われがち。

本当は、どちらも悪くない。

「普通」が違うだけ。

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私の言う「音の暴力」の加害者側は、単純に普段から音の多い生活を送っているのだろう。

家に小さな子どもが居たり、大家族だったり、工事現場で働いていたり、保育園や学校で働いていたり、人の多いところで働いていたり。

そういう人は、「耳の防御力」がものすごく高くなっている。だから私みたいな「耳の防御力」が低い人を見ると「お前が弱過ぎるんだ」と言いたくなる。「耳の防御力が高いのが普通」だから。

私は私で、「静かなのが普通」だから、少しでもウルサイととても気になる。「耳の防御力」が高い人に「少し気をつかってもらえませんか?」と言いたくなる。

真昼間に自宅のベッドの上で横たわり、音楽もかけず、エアコンの音以外何も聞こえない(エアコンを切っている時はそれさえ聞こえない)…

その時間、私はとても幸せだ。


温かいお風呂に浸かっている時のような癒され感がある。

これは瞑想ではない。
ただただ「静か」という幸せを味わう、贅沢な時間だ(考え事はしてしまうが)。

「静かさ」に包まれて、目を閉じ、眠らない

お風呂に浸かってお湯の温かさにホワンとするように、静かさに包まれてホワンとするだけ。
「時間」という概念が消えかける。
それが極上の幸せなのだ。

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「静か」はとても弱い。「ウルサさ」には勝てない。何百人が静かにしていても、一人がうるさくしたらその場は「ウルサく」なる。よく考えると不思議。「ウルサイ」って、すごく強い。

「静か」は弱い。その「弱いもの」を大切にできる人はとても素敵な人だ(と、私は思う)。

そういう人はどこに集まっているのだろう?東京にもそんな場所はあるのだろうか?

たぶん、私がそっちに行くべきなんだ。今私は、「耳の防御力が高い人」の世界に紛れ込んでしまっている。私が迷い人なのだ。

ただ、「静かなのが普通」の場所がどこにあるのかわからない。

路上喫煙が禁止になり、飲食店が基本的に禁煙になったように、「静かが基本」になる日が来るのだろうか。「ウルサくしたい人は指定の場所へ」という風に。


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