映画すみっコぐらし感想(多分ネタバレなし)

『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を観てきました。
あらすじは公式サイトより

ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。
絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。
絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ・・・?
「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。
絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。

ネットでは「逆詐欺だ!」「泣いた!」等と評価は高め。
観に行けないかもしれないという思いでネタバレを見てしまっていたため、さすがに泣かないだろうと高を括っていました。

結果
泣きました。声を抑えるのが苦しい程に号泣しました。

映画の内容はあらすじでも書かれていますが、すみっコ達が絵本の中で色んな物語の世界を巡る友情と冒険のスペクタクル(?)映画。
クスッと笑えるシーンも多く、というかそういうシーンばかりで楽しく観ていたら……。

演出が素敵なんです。
ああ、そういう表現をするのか。なんて美しくて哀しいんだろう。
そんな感想を持ちました。
ラストに描かれるすみっコ達の優しさに笑顔になるのですが、エンディングで流れるイラストでまた哀しさがぶり返してしまいました。

とても暖かいのに哀しい。
愛(かな)しいと言った方があってるのかもしれません。

いわゆる2次元オタクならば、冒頭シーンで不穏を読み取ることでしょう。
そして、その伏線の回収に涙するかもしれません。

劇場には子どもたちもいましたが、終了後聞こえてきた言葉は「可愛かったー!」「楽しかったー!」でした。
かれらのようにひたすらにほのぼのと優しい世界に癒される方もいれば、私のように心臓ズタズタにされる方もいる映画だと思います。

もし観に行かれるのであれば、色んな評価(某ゲームのようだとか諸々)がありますが、そういった前評判を出来る限り遮断して、ネタバレも避けて頂きたいなと思います。

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