酒の勢いで作成した世界一早い二十一大予想

 第20回党大会が閉幕してからまだ3週間だが、もう5年後の二十一大予想をしようという試みである。

1習近平
2丁薛祥
3陈敏尔(北京なら)
4陳吉寧
5李书磊
6陈文清
7袁家军

 11月10日、関西某所で第21期中央委員会常務委員の人選が行われた。酒の勢いを借りて選んだのがこの7人だ。

 今回の第20期は、68歳ラインは王毅と张又侠という替えの効かない人たちに限られた。次期も数名の延長はあるだろうが、常務委員に関しては67歳以下を政治局から選んだ。

 第20期はバランスやらなんやらと余計なことを考えてしまったので、次期は習近平の気持ちになって人選した。

 習近平は直系の子飼いを出し切るのが2027年に始まる4期目だ。手駒がない以上、さらなる続投はさすがに無理ではないだろうか。10年後は79歳で、さすがに健康面で無理も出てくる。

 国務院副総理を経由しない李強の総理就任は驚きだし、現在の総理、副総理が全員退任する状況下での投入だから、それほど彼を支える官僚が優秀ということなのだろう。

 国務院の経験はないが、蔡奇などに比べれば有能な行政官なので、変なことにはならないのではないか。

 丁薛祥はこれまでの総理経験者と同じく、副総理経験者なので、資格、経験共にふさわしい。次(の次)の総理で間違い無いだろう。常務委員を来期も続投できるのが、彼くらいしかいない。

 第20期は新しく政治局委員となった人たちの異動がゆっくりだ。異動が発表されたのが広東省と上海市で、北京市(蔡奇)、天津市(李鸿忠)、重慶市(陈敏尔)といった政治局委員兼任のポストは、いまだ交代要員が発表されていない。

 李鸿忠は全人代常務委副委員長ぽいので、後任に张国清あたりが当てられて、北京市に陈敏尔が行ければ、という前提ではあるが。

 年齢だけで胡春華の当て馬にされ、胡春華が去った今あまり使い道はないが、まあ全人代常務委委員長はあるだろう。

 汪洋と同じく有能な陈吉宁を政協で消費するのはもったいないが、今期は統一戦線部部長が政治局委員兼任となり、香港やマカオも見るようだ。

 いままで党直属部門の中では日陰だった統戦部がパワーアップする流れなら、政協に有能な人物を据えられてもおかしくは無い。

 ゴミみたいな日本語で中国批判を受け付けないアカウントが、突然こなれた日本語を使いだし、中国の良さをアピールし出したら、予算が増えたと思って差し支えない。

 李书磊は劉雲山とおなじで、宣伝部部長経由の中央書記処書記。党務経験は豊富で、十分可能性がある。

 陈文清は政法委からの紀検監察トップ。組織部部長が中紀委書記に昇格するパターンが多かったが、李干杰と天秤にかけた場合、陈文清に分がありそう。

 袁家军は副総理顔という理由なので、今期副総理、来期常務副総理だと思う。それ以外の根拠はない。

 根拠はないのでソースもない。なお、全人代の結果次第で若干の修正版が入る可能性はある。

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