出席、参加、列席

 おおっ、と思った興味深いツイートなので、せっかくだから第1回から出席状況をまとめた。

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 なぜか第7回が見つからないが、よくわからないのでスルーする。

 まだ小組だった第18期。副総理だった汪洋は成員として出席していた。全国政協主席となった第19期は委員から外れ、しばしば委員会に「参加」するようになった。

 「出席」したりんたおは議決権や発言権があるが、「参加」したりんたおはそれらの権利がない。なので、汪洋はオブザーバーとして主席台に座っていたということになる。

 会議の最後にある「中央財經委員會委員」は「出席會議」、「中央和國家機關有關部門負責同志」たちは、「列席會議」となる。

 列席した人たちは、主席台の向かいにあるお説拝聴席に座っているその他大勢ということになる。もちろん、意見聞き取りのために発言が許されることはある。

 中央財経委員会(旧小組)は、総書記が主任(組長)、総理が副主任(副組長)、副総理が委員(成員)の役割を与えられる。後は経済や財政に関する閣僚級のおじさんたちも委員だろう。

 10回目の今回、汪洋は委員や副主任の肩書こそないが、「出席」に格上げされた。これは、今後中央財経委員会に関わって行きますよというサインなのだろうか。

 個人的には第二線の政協から表舞台の国務院総理への華麗な復活はあり得ないと思うのだが。

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