Vol.4 ドキュメント宇宙飛行士選抜試験

Vol.4 ドキュメント宇宙飛行士選抜試験
本の感想、思ったこと
(2/120/year) (2/10/month)
年間120冊、月間10冊ペースの予定

ドキュメント宇宙飛行士選抜試験
 大鐘良一 小原健右

0.キッカケと本の内容
1.思い感じたこと

0.キッカケと本の内容

読むキッカケは、お店に来てくれているお客さんと何かのキッカケで宇宙の話で盛り上がって頂いた2冊の本のもう1冊。

2009年のJAXA宇宙飛行士選抜試験のドキュメンタリー
選抜者たちの宇宙飛行士への想い、
試験の中で
ストレス対応
危機への対応
宇宙飛行士になる上での覚悟
そういったものが見られていく中での候補者たちのドキュメンタリー

直前に読んでいた本が「宇宙からの帰還」だっただけにその続編のように感じながら読み、
この本を読んで宇宙飛行士になりたいって思った人たちもいて、少し親近感を感じながらの読み始め。
この本を一言で言うなら「夢を実現させる場に近づいた人たちのストーリー」

宇宙飛行士にふさわしい「人間力」とは何か?
特殊な環境に対応しうる「精神力」
国籍を超えて慕われ、信頼される「人としての魅力」
この本ではこの二点について触れられており、掘り下げられていた。

1.思い感じたこと
一つ目は、自分はチームの中でどう振る舞うのだろうか?
ということ。
まず前提にそこそこレベルではどの役割も演じることができることが大切と思う。
そうでないと、他の役割のことを理解できておらず
円滑なコミュニケーションはできないであろうから。
自分自身の才能を発揮できるチーム内での役割を見つけて伸ばしていきたい。
今まではその役割があまり明確になっておらず、
楽な平のポジションに甘んじていたけど、そうも言っておられない。
大勢でのミーティング、個々での話、どちらでもどの場でも役割を考えた上での行動には意味があるし
そう思うと、なんとなく何も考えずにいるのでなくチームの中での役割を果たそうと思う。
今の自分のチームは職場と強いて言えば家族。
チームに即した役割の適応力を磨くと思うと場数が欲しくなる。
そうすると、ディスカションの場を設けてその場限りのチームに属してたくさん経験を積む。
それが一番場数を積むことなるかと思った。

二つ目は、質問の深掘りによる本質を見つけ出すこと。
物事の深堀が苦手な自分にとってはとても課題に感じてるもの。
本には、その人それぞれの「人生の物語」があり「成長の背景」にある「どのような選択」をしたか
そこが重要になってくるとある。
それを引き出すためには何が必要か?と思うと、
それは「その人にどれだけ興味を持っているか?」なのかと思う。
いかにその人に「気持ちよく」話してもらえるか。
その相槌力、質問力が大切なのかなと。
そこで本当に大事なのはテンプレートでなく、
パッとその瞬間どうなんだろうと思ったことを聞いていくこと。
考えれば考えるほど、経験がものを言うのかと思う。
実際に自分がそれを意識していくこと。それが前提。
自分の場合はお店に来てくれるお客さんへのヒアリングがまさにそれ。
質問上手な人を観察して、真似て行動。やってみよう。

三つ目は、覚悟。
宇宙飛行士になるってことは今までの生活とは全く別のものになる。
変化することの覚悟とはどう言ったものなんだろうか。
まだ、自分一人の人生なら比較的フットワークは軽い。
そこに結婚相手の人生が関わってくる。
さらにさらに自分の子供の人生も関わってくる。
別視点で見ると、法人を持ってる人はそこの従業員の人生も関わってくる。
背負ってるものが多い中での結論がどれほど重たいものなのか。
それは正直体験していないから完全には共感できないもの。
けれど、それは途轍もないものなんだろうとは思う。
なんせ、自分一人の人生なのにちょっと習慣を変えるだけ、
ちょっと生活のリズムを変えるだけでもドキドキするもの。
人は3ヶ月で大半の細胞が入れ替わるくらい変化し続けているのに
ホメオスタシスって変化しないことを望む性質もある。
そんな矛盾も感じるけど、今のままで何年も年を食うわけにもいかないので
大なり小なりの覚悟を持った決断をできる限りたくさん積んでいこう
そう思った。

人として成長したい。
夢を実現させる物語には感動させるものがある
そう思った本だった。

最後、選抜される結果が出た時は電車の中だったのにウルっと来てしまいました。
それくらい感動する本でした。

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