皇居門

Vol.12 皇居勤労奉仕 後編
2/26-3/1

コツコツ書いて気づけば平成最後の日に。

前半は皇居勤労奉仕を通してヒトに関して感じたことを書いたが、
後編は皇居、赤坂御用地という場について感じたことをメインに話そうと思う。

日本の中心はどこか?
それは首都である東京であるのは皆が周知のこと。
もっと細かく日本の中心どこか?
そう問われた時多くの人は「皇居」を答えに言うだろう。

ただ、皇居といっても中は広く、もっとも中心はどこかというと
間違いなく吹上地区にある「神域」と言える。そう感じてきた。

神域には宮中三殿と3つの神道の神を祀っている場であり、
天照大神を祀っている「賢所(かしこどころ)」
歴代の皇族の霊を祀っている「皇霊殿」
てんじんちぎ(てんじんちぎ)(日本中の神々)を祀っている「神殿」

ここで天皇陛下が行う神道儀式の7割が行われる。
有名なものだと、11月23日の「新嘗祭」1月1日の「四方拝」
が挙げられる。

皇居に一般で入れる機会はごく僅か。
江戸城跡の東御苑は通年で入場可
皇居参観に申し込むと桔梗紋から宮殿にかけてのエリアを案内してもらえる
新年、天皇誕生日、今年は御即位のための一般参賀では宮殿の前まで
春と秋の乾通り一般参賀で乾通りに。
大まかにはそれくらいの機会のみ。
赤坂御用地に関しては皇族、宮家の方のご自宅があるので一般入場は不可。
行くには園遊会に招待してもらうくらい…

そんな日本の顔とも言える皇居には一級品がたくさん
松の木が各所に植えられ、
最高峰の盆栽も大道庭園では育てられ、
床石や玉砂利は那智の白石や黒石だったりと貴重なものを使っていてこれまたキレイ。

庭園には詳しくないけど、いろんなバランスを考え尽くして作られた場なんだろうなと
思うくらい落ち着く雰囲気に包まれている。
そんな美しい庭が皇居の宮殿周辺にいくつかあり、それは普段は人目につくことなく、
国賓の方や何か栄誉ある賞の受賞者を迎える時にしか普段見ている人以外は見れない場所。
そのために最高に美しい状態を維持し続けることって
いままで考えたことないくらい

立っているのは東京の中心。
けれども、ビルは見えず、周りは緑豊かな綺麗なお庭。
そんな状態が皇居でも赤坂御用地でも続いていた。
今までは東京23区に行くというと、ビル群で人もたくさんいて
自然や植物に触れるなんてことは考えたことがなかったから不思議な感じがしていた。
勤労奉仕が終わって桔梗門を出たらもうそこは大都会東京丸の内。
サラリーマン波に溶け込んでいく。。
東京の真ん中でいつもとは違う時間を過ごして出たらいつもの日常。
まるで非現実と現実の間を意思を持って行き来しているかのよう。
ふとそう思ってしまうのも仕方がないんじゃないだろうか。

書いている間に平成最後の日になってしまった。
賢所での中継映像と解説を聞いて吹上地区の静寂さを思い返していた。
映像を見ていて勤労奉仕をしていた自分に誇りを持てるし
勤労奉仕前よりずっと皇室皇居のことが好きになっている自分がいる。

人との出会いと気づき。
皇居というでの体験と気づき。
これはきっと参加するたびに感じるものは変わっていくんだろうなぁと
感じるものがある。

思い切って行動することが大切!
それを身をもって実感した。
また9月の参加が確定!今から楽しみだなぁ。

2カ月前のことを思い出すってたいへんと実感。
書くときは勢いに任せて書いてしまおう!

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