日記110

久しぶりに旦那さんに誘われて、2人で書店へ。
子どもたちは、1ヶ月ぶりに祖父母宅へ。
最近のわたし達は、顔を合わせれば、
お互いに淋しいだけなのに、ずっと言い争ってばかり。
だから、素直に嬉しかった。

恋人期間が長かったからか、今でも2人になると、自然とわたしは彼の腕に手を回す。
そのまま、色んなコーナーを一緒にめぐる。
好きな本見てきていいよ、と言われたけど、今日はこのままが良かった。

数年前の夏、中古のハイエースを購入した。
二駆で30年前のモノというハンデはあったが、それにしては状態も良く、ダークグリーンの渋い色が気に入って、ほぼジャケ買いだった。
それを自分たち仕様にちょこちょこ改造しながら、そこから時間が許せば、家族で車中泊の旅をしていた。こんなご時世なのでいまはなかなか叶わないが、人気を避け自然の中を旅すればするほど、川や森や湖や山や森といった大自然の近くに住みたいという願望が膨らんでゆく。
そして、2人の子ども達があと何年ここで一緒に寝られるかを考えると、次の家族プランを考えたいな〜という思いも、ぼんやり持っていた。

2人して、なんとなくいつものアウトドア書籍コーナーの前で足を止めた。大体ひとしきり回ったあと、ここに来るのが最近の定番だ。
その中のひとつの本を、旦那さんが手にとった。Cabin Porn〜小屋の中へ〜という分厚い本だった。どうやらDIYで作ったCabin、つまり小屋の写真集の様で、中をめくると世界中の手作り小屋が載っていた。

楽しそう〜!! 胸が踊った。
ツリーハウスに、ボートの上の小屋、山の上の小屋に、サウナ小屋まで。。なんて夢があるんだ…!!世界はほんとうに広い。

真夏の最中に、慣れない電動工具を使っての車改造はなかなかハードだったけど、やってみると達成感と愛着は半端なく、自分たちで作ったモノは何ものにも変えがたい宝物になることも分かった。
きっと多くの人が子どもの頃そうだったように、わたしもツリーハウスに憧れたそのひとり。今度は自分たちの手で、夢の小屋が作れたらどんなに素敵だろう。。と思った。

彼に、この本、買いたいと言った。 
ちょっと高かったけど、ページをめくる度にワクワクして、少しでも毎日が楽しく生きられるなら、きっとプライスレスだ。
こんなご時世だからこそ、思い浮かべるだけで、ワクワクするようなことをひとつでも持っていられたら、明日を生きる活力になる。

書店からの帰りの車内は、久しぶりに2人とも興奮気味。2人の新しい夢ができた瞬間だった🏕✨

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