マジ真面目にマジカミ

・前出し

世はまさに大魔法少女時代である。

 そう言われてからどれだけの月日が経ったのだろう。
ぶっちゃけアイドルものも女児向けアニメもSFロボット伝奇ジュブナイルetcなんであろうが飽和する時代となった。
コミックス、ノベライズ、アニメーションあらゆるカテゴリにジャンルが進出しマーケティングされ玉石混交の中もう枯渇気味のユーザーからさらに新規層を取り込もうと無料コンテンツが開拓され市場はさらに混迷を増していた。

そんな混迷を極めたマジフレアかなんかでで7度ほど環境を焼き切った方が良い有象無象のコンテンツのなかで2019年6月ー
時代の暗雲を晴らす恒星の如く誕生した1つのウェブブラウザゲームがあった。

名を「MGCM DX」とMGCM。マジカミ。DXはちょっとえっち。

ここまで適当に読み飛ばした聡明な読者諸君はお気づきであろう。
そう
ウェブブラウザゲームなのである。
あのなんか似たり寄ったりのUI、ゲームシステムが乱立し圧倒的回転率でサービス終了したり事前登録開始したりなんなら運営期間より事前登録期間のほうが長かったりするあの「DMMブラウザゲーム」である。

なにそれという健全な少年少女はどうかそのままの君でいてほしい。
分かる大人の君はもうちょい付き合ってほしい。

 本ゲームに於いて特筆すべきはその奇怪…スタイリッシュなUIデザインである。まっことどこかでみt…特定の年齢層を狙い撃ちするマヨナカになにか始まりそうなトップページとそれなりに気合の入ったキャラクターのモデリングが視覚的にも真新しい。というかこんだけトップに気合の入ったR18ブラウザゲームは初めてだったと思う。

閑話休題して少し自分語りをしよう、自分は日頃適当な文章をかいたりTwitterで囀ったりして日銭を稼いでいるが語気の強い言葉が苦手である。ヤバい、ばちクソ、気軽に誇大表現でき圧倒的パワーワードを生み出す魔力のあるこれらの言葉は簡単に使える反面視野を狭め書き手の人間性を薄めるからだ。
しかしことこのゲームを真面目に語るにあたってはこのクソデカ誇大ワードを使わざるを得ない。そんな気がした。なぜか?

話を元に戻そう。
この気合の入ったブラウザえっちゲームはただのえっちゲームではなく圧倒的な暴力性を孕んだねっとり濃厚ストーリー展開が売りだったのである。(健全版をプレイしていてもその闇は感じ取ることが出来るし一部表現はこの世界観を知るのに必須だと思うので18歳以上に方は気軽にDX版をプレイして朝永花織に落ちていただきたい)
自分はたしかにこのゲームを布教したい、認知してほしい。
しかしこのストーリーの都合上こんなクソ文章でブラウザバック、タスクキルようなお上品なお客様は最初からお断りなのである。へけっ!!
Twitterで #マジカミ  とサーチしてみてほしい。
エブリディこんな感じである割とマジで。なんなら公式のTwitterのテンションがなんかもうおかしい。
一部のキャラクターアイコンの連中はやべぇみたいなレッテルが某巨大掲示板に貼られたが今は昔の話だ、大体のコンテンツでキャラクターアイコンはなにかしらの闇を抱えているしマジカミ民はみんな元気だよ。その上で性善説コミュニケーションを取ればいいのである。そんでもTwitter民は平和な人が多いと思う。自分の周りだけかもしれんけど。
次項ではマジカミのゲームシナリオについてしゃべり散らかそう。

・中出し

 それではこのゲームの核となるストーリーについて語ろう。
いや読んで。ストーリー4-5を読んでその時感じた胸のなかにぽっかりと空いた虚無感を大事にして生きて。
そう、なんていうかもうとっとと読んで欲しい。
乱暴なアプローチ、いやほんま雑な物言いだがこれに尽きるのである。
公式の言葉を借りると


東京、渋谷。
少女たちの前に現れた悪魔と呼ばれる異形の存在。
それと戦うために魔法の力を手に入れた
12人の少女たち。
彼女たちを救えるのは
黒猫の姿を借りた、一人の少年だけだった。
不思議な白い空間で目覚めた青年、とびおは
カミサマンと名乗る謎の少女と出会った。

『魔法少女達を使って、悪魔を倒しなさい』
冗談のような少女の言葉に、何の記憶も思い出せない自分。
言われるがまま、とびおはパソコンの画面を覗き込む。

覗き込んだ画面の向こうに広がる渋谷の街では、日常を謳歌する少女たちの姿。
少女たちの周りでは、『カミカクシ』と言われる謎の失踪事件が多発していた。

そんな少女たちの前に突如現れる異形の存在――
マジカミ公式HP

とある。なるほどなるほどいかにもな雰囲気である。KAD〇KAWAやス〇エニが好きそうな魔法少女ブラックファンタジーのかおりがしますね、嫌ちょっと待てよ?黒猫?ネコ?黒饅頭じゃなくて??二度見したが?まぁいいや、本作は基本的にストーリーチャプターを進めるごとにキャラクターがアンロックされる仕様でありそれ以外にもガチャをすることで入手したドレスのキャラクターは戦闘に参加することが出来るがホーム画面に呼び出したりルームと呼ばれる鑑賞機能をアンロックするためには読み応えで胃もたれしそうなストーリーチャプターを紐解いていく必要がある。
ストーリー攻略だとかドレス性能は #マジカミインフルエンサー に丸投げである。がんばれ。
もちろんスキップ機能もあるのだがゲームシステムが強いドレス引いた!かつる!とかそういうヤワなシステムではないのでどっちみち時間がかかるから読んだほうが楽しいと思う。まずはチャプター4、チャプター6、チャプター12くらいの区切りを目安にゆっくり開放していけばいいと思う。(合う合わないもそのへんで分かれる感じがする)
ゲームの詳しいシステムや育成方法などはマジカミインフルエンサーに丸投げするのである。そのうち許諾を取って引用させてもらう気満々だから気になったら調べてね。
何度も言うけどこういう雑なアプローチが苦手な方はあんま楽しめないコンテンツだと思うんだよ、良い悪いは別として。(それがもっと良心的な導線設計やアプローチを取り入れるように改善はしてほしいのが筆者の本音である)

・後出し

 ここまで長々とくだをまいてきたが実際マジカミは面白い。
DMMのソーシャルゲームでここまできちんとキャラクターの輪郭を描写してあげた作品というのはあまりないと感じるし筆者はキャラ愛だけで1年とちょい遊んできた、サ終まで辞めることはないじゃないかな。

正直に愚痴をぶちまけるとこのゲームの運営については批判的に思うことが多いのも事実で、それは運営の意図するユーザーの「盛り上がりポイント」がユーザーと極端に乖離していたりPVPコンテンツの有利不利に於ける月額課金額の差がけっこうデカかったり(ここについてはゲームとはそういうものと割り切る姿勢も大事だし個人の遊びの意思を尊重するところである)広報側にTPOという概念が吹き飛んでたりするのが大きい。かいててしんどくなった。

ただそれらについても「企画は一過性のものである、結果を見てまた運営が判断するだろう」「環境ドレスがなくとも最低限遊ぶことが出来るしストーリーで躓くことはないので身の丈に合った遊び方をしよう」「意味わからんテンションの時はミュートしてお知らせだけ読もう」というスタイルで乗り切っている。
乗り切っていると言ったのは上記の不満を補って余りあるほど自分にとってマジカミのストーリー展開、イベントシナリオが気になるものであって、相互フォロワーさんとそれらの不満の共有が出来る環境があるのが大きいだろう。逆にTwitterの発言について多くを否定的に感じるのであれば匿名掲示板などで発散するのが良いと思うセンシティブな不満とか特に。

 結局のところ運営に問い合わせしたりアンケートに答えたりするのが一番の近道なのである。
どこであれワーワーと騒いだところで改善することは何一つないし遊ぶ自由も遊ばない自由もユーザー自身が決める事でありめっちゃムカつく時はそのゲームから距離をおくのが一番精神衛生に良いのだ。

過度に煽る文章で書いたのも、このあたりの線引きがきちっとしていないとマジカミというゲームを満喫するのは難しいと個人的に強く思うからである。

あー、なんか2000字くらいで終わらせようと思ったのに気が付いたら3500とかになっててぱおんだわ。

最期に。

朝永花織はいいぞ。

それでは、だいぶ身内向けに書いたけどもしこんなん読んでマジカミはじめたろ!って思う稀有な方が居られましたならできればマジカミインフルエンサーって検索してなんかURLからとんではじめてあげてください。
ギタリストや依子おじさん、肛虐小説家、公式絵提供者、地下アイドル、コスプレイヤーもういろんな人がヒットするのでティンと来た人を選んで飛んだげてね!したらの!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?