見出し画像

【NPOインターンシップ長期報告会実施】

こんにちは!
NPOインターンシッププロジェクトスタッフの藤島、丸山です!
2024年3月7日 横浜市役所アトリウムで、今年度の長期インターン生の報告会を行いました。


1. NPOインターンシップとは

NPOインターンシップとは、地域課題に関心をもつ大学生が横浜市内にあるNPO団体に入ってインターンシップをするプログラムです。地域を支える人材を育成することを目的としていて、横浜周辺の23カ所のNPOと、9つの大学が提携しています。

短期コースと長期コースがあり、短期コースは夏休みの10日間(80時間以上)。長期コースは3~6か月間(200時間以上)を目安にインターンシップを行います。

短期は団体の活動見学・体験という位置づけで、NPOに興味がある学生は気軽に参加しやすいコース。
一方度、長期コースでは課題解決・プロジェクトの実施など積極的にNPOに関わる学生を募集しています。

今回は長期インターン生が今までやってきた成果を発表する報告会を実施。

今年度は長期インターン生17名が卒業し、6つの団体の皆さまに受け入れていただきました。

2. 長期インターン生の報告会を迎えるまで

今年度は下のような日程でプログラムを進めました。

5月   説明会        ・・・活動詳細や体験談などを聞く
6月   お見合い会(相談会) ・・・団体と学生が直接話す会
7月   面接        ・・・志望団体と活動内容や期間のすり合わせ
      研修会      ・・・インターンの知識を学習、学生同士の交流
8月   活動開始       ・・・短期、長期コース共に活動が始まる
10月    短期インターン生報告会  ・・・短期インターン生による発表
3月      長期インターン生報告会   ・・・長期インターン生による発表

中でも、長期インターン生は月に1回、学生同士の交流を目的とした定例会を実施していました。例年は事務局が運営していましたが、今年度はインターン生に進行をお願いし、会場も普段のインターンで活動している場所をお借りして実施しました。(本当にありがとうございます)

この定例会では、インターン生の活動の進捗状況や悩み相談、将来についても話し合い、共有する。といったことを毎月積み重ねていきました。

楽しいことばかりではなく、辛いこともあるけれど。それは一人だけじゃなく、みんなが感じていることだと分かってもらえたのではないか、と。

この定例会で、多くの意見を聞いて刺激を受けてもらいたい。インターン生同士のつながりを肌で感じてもらいたい。そんな思いで定例会を行っていました。

9月定例会!

最後の2月の定例会の日は、なんと大雪⛄
天候不良でオンラインになってしまい、報告会のことについて対面でしっかりお知らせしたかったのですが、それが叶わず…。

私自身、報告会の前にいろんな価値観をもったインターン生と会うことを楽しみにしていたので、少し残念でした。

しかし、提出してもらった報告会用のスライドや、課題をチラ見すると、
たくさんのことが書かれていました。こんなに多くのことを学んだんだなと、スタッフとして嬉しかったです!

また、長期インターン生には前から「報告会はすごく広いところでやるよ」と伝えて焦っていた学生もいましたが、スタッフである私もどんなところか正確なイメージはできていませんでした…。

2月に入ってから報告会を意識し始め、会場を確認したら 「こんなに広い場所で行うのか」と、びっくり。
去年は会議室のような一室での実施でしたが、今年は多くの人が目に留まるようなところ。「みなさんの前で恥をかかないようにしなければ」と、身が引き締まる思いでした。

そして、長期報告会の開催にあたり、私たちスタッフは多くの準備がありました。
改めて会場の把握や当日配布する資料・当日使用するスライドの作成、当日スタッフの指示などなど…。

そして、午前中開催の報告会の後に、同日の午後から「横浜アクションアワード」があったので、その流れ配置、スタッフの役割も細かく確認しました。

「この人にこうしてもらおう」「あれ?これでうまくいくかな?」「終わった後の交流会大丈夫かな?」と考えれば考えるほど、疑問や不安も出てきて。準備の段階から去年のインターン生や今年の短期インターン生、さらには他のプロジェクトメンバーにも手伝っていただいて。たまにアドバイスももらいながら準備を少しづつ進めていきました。

報告会の前に当日スタッフで決起集会も行い、当日会が成功するように意識を高めたりもしました。

多くの人が参加し手を貸してくれること、頑張ってきたインターン生に堂々と発表してもらいたい。という思いがあり、沢山たくさん悩みました。


みんなで必死に準備している様子


3. 報告会当日

そしていよいよ迎えた、半年間の集大成となる、報告会当日。
3/7(木) 10:00~12:00 横浜市市役所アトリウムにて実施。
今年度はアクションポートが主催した「横浜アクションアワード」と同日開催でした。

【2023年度 NPOインターンシップ長期コース卒業生】
NPO法人アークシップ 5名
NPO法人横浜NGOネットワーク 2名
NPO法人ピッピ親子サポートネット 4名
大倉山おへそ  3名
NPO法人教育支援協会南関東 1名
アクションポート横浜 2名

学生からの発表では、それぞれが担当した事業の説明や、活動を通じて得られたもの。経験など。
持ち時間が限られている中で、工夫して、精一杯に発表してくれました。(動画、オリジナルTシャツ、スライドで説明など…。個性豊か)


アークシップの発表の様子!

【学生からの具体的な発表エピソード抜粋】
・相手と同じ目線になった上で、自分も成長しようと意識した。
・活動の中で出会った方々から刺激を受け、自分が専攻している学問に更に興味が湧いた。
・自分の人生をかけて、社会問題を解決しようとされている大人と出会い、刺激を受けた。
・コミュニケーション、情報共有は大事。知らなかったじゃ済まない。
・夏の研修会で立てた目標に、責任感を以て達成できた。
・切れ目のない支援って大事。

残念ながら体調不良で欠席となってしまった学生も数名いましたが、会場にいたインターン生は流石の対応力。当日の朝に欠席連絡が来てから、午前中の発表であったのにも関わらず、短い時間で修正。臨機応変に対応してくれました。(頼もしく、逞しかったです)

また、各受け入れ団体の皆様と、大学のご関係者の皆さまからも、あたたかいコメントをいただきました。

【受け入れ団体の皆さまからのコメント抜粋】
・失敗をネガティブに捉えて終わりではなく、次につなげて欲しい。
・学生と共に過ごすことで、大人の凝り固まった成長を促してくれた。
・自分たちだけではなく、外部の方がインターン生の頑張りを見て感銘を受けていた。

【大学ご担当者さまからのコメント抜粋】
・うちの大学でこのインターンシップを卒業したのは70名以上だった。
・これからは社会の担い手として、力を発揮していってほしい
・団体の方の「学生を褒める力」をこの場で学んだ

~横浜NGOネットワークのご担当者さまと、インターン生の後ろ姿~


お見せしたい素敵なお写真がたっくさんあるのですが…。
(載せきれないのが悔しい)
インターン生と、団体の皆さまが半年間かけて積み上げてきた素敵な関係性を見られて、私たちもとっても嬉しかったです。

普段インターン生が提出してくれた活動日誌を閲覧してはいましたが、
「あぁ、みんなちゃんと実りのある活動ができていたんだな」と、この報告会で改めて実感できました。

4.交流会

報告会終了後、別室に移動してお弁当を食べながらゆる~く交流会を実施しました。

テーマは、学生:「未来の話し」大人:「カコの話し」

このインターンシップの経験を、この先どう生かす?
とりあえずひと段落。次は何をする?
大人のみなさんは、今の職業にたどり着くまで、どんな過程があった? etc.

ざっくりすぎるテーマだけ決めて、自由にお話していただきました。

中には他の経由でインターンシップ真っ最中の学生さんや、一般参加で報告会を見に来て下さった方々にもご参加いただきました。報告会の感想や、私たちへのエールをおくって下さいました。

帰り際にパシャっと撮らせていただいた1枚



5. 皆さんへの感謝の気持ち

インターン生の募集開始から報告会を終えるまで、本当にたくさんの方々にご協力をいただきました。

広報面では大学の授業にお邪魔してインターンシップの説明をする機会を設けていただいたり。大学のご担当者さまには日程の調整やお手続き。
受け入れ団体の皆様には相談会のプレゼン準備から、学生の受け入れ、報告会にお越しいただくなど、表には見えにくいところで多くのサポートをしていただきました。

そして、昨年度までのインターン生にも何度も助けてもらいました。
相談会や研修会の当日運営。短期・長期の報告会の大変な準備、運営。
困った時にはすぐに駆けつけてくれて、ピンチを救ってくれました。
卒業しても、こうした繋がりが続いている所も、このインターンシップの魅力の一つ。

15年目を迎えるこのインターンシップでしたが、今まで関わって下さった沢山の方々に支えていただきながら、今年も無事に完走することができました。

みなさま、本当にありがとうございました。
そして、来年度以降のNPOインターンシップも、どうぞよろしくお願いいたします!

2023年度 事務局 丸山穂乃実 藤島美聡


ありがとうございました!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?