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バイアスに打ち勝つ方法②

今回は前回の続きです!

①ゼロコストのコスト

無料が起こす不合理さはとてつもなく、強力な物です。まずは無料の力を知ってもらうため以下の問題を考えてみて下さい!

無料で10ドル分のAmazonギフト券を受け取る 
                                    or
7ドル出して20ドル分のAmazonギフト券を受け取る

あなたはどちらを選びますか?

合理的に考えれば20ドル分のギフト券の方が13ドルお得になるのは明らかにもかかわらず、大半は無料の方を選択してしまう傾向にある。
この理由は"損失回避の法則"が関与していると考えられており、人は得するよりも損した時に心的ダメージを受けるという法則です。例えば50ドルを稼ぐのと、50ドルを払うとでは後者の方が人は損を感じるという事です。

また最近よく無料クーポンというものが配布されていますよね。ここでも私たちは無料の力に振り回される時があります。
私自身もアイスクリームが食べられるクーポンが配布された時に、いつもなら1分で買えるアイスを無料のために30分以上並んだ事がありました。
よく考えるとお金は300円ほど得していますが、30分という貴重な時間を無駄にしてしまいました。

"無料"という言葉は魅力的で得しかないと考えがちですが、後々大きな損失をしていることに気がつきます。
無料に何でもかんでも飛びつくのではなく、無料を利用する前に何を損しているのかを考え、無料になっている分の価格よりも大きな損だった場合、その無料を利用するのは控えた方がいいでしょう。


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