###2024/06/(20)###

炎。渦中で滾り揺らめく焔。

偶に自己を抑制できなくなるのです。
螺旋を無限に昇るかの焦燥感。苛立ち。
私はいつ解放されるのでしょうか。

唯憎悪のみ。原初人に遣わされたものは形はどうあれ悪感情でしょう。
でなければ純粋琥珀に煌めく私の苦悶はどこから来たのか。誰か説明を貼ってください。

溜まらない。溜らない。
辛い時、私は独り。
苦しい時、君は独り。
人は独り。上辺を絆で装飾しようが、眩いばかりのアクセサリーを寄せ集め、繋がりを脚色する努力を講じようとも。結局独りしかいない。
私は私で唯一人。死も独り。生も独り。苦しみも独り。喜びも独り。

何も信じない事。重んじない事。貴ばない事。守らない事。
惨憺たる結末が約束されたこの世で私に許された抵抗はちっぽけなものであります。

あぁ。誰か救ってくれ。
あぁ?無理ですよ。
私は私。世界には音は、もう無い。

私が辛い時、私は独り。
それだけが無価値なこの生の中で。
黒々と、灰茶色に濁る心溜りに。波面に広がり染み付いた。
消えぬ、拭えぬ。
哀れな憐れなチンケな発想。
何か、誰か。殺してくれ。

では。

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