Tableauでブレットグラフをつくる応用編

前回tableauでの基本的なブレットグラフのつくりかたをお伝えしました。
今回は応用編として視覚的に目標を達成しているか、未達成なのかが一目でわかるようなグラフをつくっていきましょう。

完成形はこちら。

今回はworkout wednesdayのこちらの題材を基に作成していきます。
https://workout-wednesday.com/2023w21tab/
まず今回は目標に対して±〜%という許容値をユーザーが操作できるように設定します。キャプチャの赤枠の部分です。
この値が変わることによってグラフ内各棒グラフのグレーの四角の範囲が変わります。このグラフでいうと、目標収益の-5%~+5%が許容範囲という意味になります。

このように可変に動く設定はパラメーターという機能を使います。
データタブからパラメーターの作成を選択します。

1~100%の間で1%刻みでユーザーが選択できるようにする、という設定になります。

次に計算フィールドで以下のように設定します。
元々の目標収益に、先程作成した許容値を足すという式です。
これで許容値の上限を作成することができました。

同様に下限の許容値を計算フィールドで作成していきます。

まず基本編と同様に先ほど計算フィールドで作成した許容値を詳細に入れて起きます(①)。その次にアナリティクスタブからリファレンスバンドをドラッグ&ドロップします(②)。リファレンスラインの編集画面が出てくるので、値に先ほど作成した許容値を最小値、最大値それぞれに設定していきます。

そうするとこのように許容範囲ができます。

許容範囲を20%に上げた場合、キャプチャのようにグレーの四角の大きさが変わります。

次に各月で目標収益を超えているかどうかを色分けしていきます。
また計算フィールドで作成していきます。
IF文を使って収益が目標収益を超えている場合、超えていない場合、それ以外を分類する式を作成します。

作成したらマークの色に入れます。

完成です!水色の月が目標収益許容範囲内を超えている、赤色の月が超えていない、グレーの月が範囲内です。色をつけることでよりわかりやすくなったのではないでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?