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【日本ダービー】過去のデータはただの偶然なのか⁉︎

せっかくの日本ダービーなので、いつもとは少し趣の違うことをしてみようと思います。

過去のデータを元に予想していると、「これってたまたま感が強いよなー」と感じることがよくあります。

今回やりたいのは「いつもお世話になっているJRAのデータ分析結果の考察」です。

↑これですね。このページのデータは偶然なのか必然なのか考察してみようという話です。それ故に、多分に推測・憶測が混ざっているであろうことは最初にお伝えしておきます。

①上位人気馬が強い

なぜ日本ダービーでは上位人気馬が強いのでしょうか?

(考察1)そもそも上位人気に皐月賞組が多い
過去10年で5番人気以内に入った馬50頭の前走内訳は以下の通りです。

 皐月賞 …… 34頭
 青葉賞 …… 6頭
 毎日杯 …… 4頭
 京都新聞杯・弥生賞・桜花賞 …… 2頭ずつ

圧倒的に皐月賞組が多いのがわかります。
そして、皐月賞組は強い(小並感)のです(後述)。

(考察2)東京競馬場は紛れが少なく各馬が実力通りに走りやすい
これは何となくわかってもらえるのではないでしょうか。広い馬場、緩いコーナー、長い直線、ダービーの時期はギリギリ梅雨入り前で良馬場が多い(過去10年すべて良馬場開催)……馬が伸び伸び走るのに適した環境だと思います。

(考察3)ダービーは特別なので情報や過去データが多く出回り、買う側の予想の精度が上がりやすい
「多く」と言うより「予想家さんたちの気合いの入り方が違う」と言った方が正確かもしれません。普段より動画の投稿本数や収録時間を増やすYouTuberがいたり、僕のようにいつもと違うことに手を出したり笑。
とにかく情報の質と量が上がり、ファンとしても丸乗り予想しやすく強い馬を見抜きやすいと言えます。
「船頭多くして船山に上る」になる恐れもありますが……。

(考察4)3歳春は馬が急成長する時期ではなく、秋のようにニューヒーローが出現することが少ない
YouTubeチャンネルの『競馬全レース予想TV』さんの動画で述べられていたことなのですが、『3歳春で一気に成長は非常に稀、馬体も秋以降に増える=逆転現象が起こりにくい』のだそうです。
この『3歳春に急成長はしない』のが本当なのかどうかは自分にはわからないですが、皐月賞からたった1か月半で序列が入れ替わるなんてことは確かに考えにくいよな、とは思います。


②好走馬の大半が皐月賞組

なぜ日本ダービーでは皐月賞組、特に5着以内に入っていた馬が強いのでしょうか?

(考察1)そもそも出走馬のレベルが高い
まずGⅠですからね、そりゃハイレベルな馬が集いますよ笑。
皐月賞に出走するのは2歳時から順調に勝ち上がっている馬が多く、その中でも5着以内だというなら世代トップクラスに決まっているんですよね。

(考察2)勝てなくても東京競馬場向きの馬がいる
皐月賞で2〜5着に敗れた馬は、着差にもよりますが、勝利まで少しだけ何かが足りなかったわけで、それが東京替わりで補えることも多いのではないかと思います。
「直線がもっと長ければ……」「急坂がウザい……」「小回り、右回りは苦手……」という馬がダービーで活躍することは大いにあり得ます。
また、3着に飛び込んでくる穴馬もこのパターンかもしれませんね。

③芝2200メートル以上での優勝経験があっても過信禁物

なぜ馬券になった馬のほとんどが、それまでに優勝した最長距離が1800〜2000mの馬なのでしょうか?

(考察1)そもそもその距離のレースが多い
前述した通り好走馬の多い皐月賞が2000mというのが大きいですよね。皐月賞のトライアルも弥生賞(2000m)、若葉S(2000m)、スプリングS(1800m)ですし、この距離帯から活躍馬が多く出るのは自然なことなのかもしれません。

(考察2)1600m以下なのはマイラーorスプリンター
このケースは短距離馬が多いと思われるので、この時期に目指すのはダービーではなくNHKマイルカップや葵Sということになり、仮にダービーに出走しても距離不安がついて回りますね。

(考察3)2200m以上なのは王道路線から外れた馬が多い
2200mなら京都新聞杯、2400mなら青葉賞という馬が多いと思いますが、皐月賞とダービーの間の時期に行われるこれらのレースに出走する馬というのは皐月賞に出られなかった=デビュー以来順調に勝ち進むことができなかった馬が多いはずで、まず出走メンバーのレベルが見劣りします。その上で皐月賞組よりも詰まったローテで来るわけで、この路線の馬が活躍するのはハードルが高いんですよね。
また3歳春の2400mは長距離と言っても良いかもしれません。昨年レース直後に急死したスキルヴィングは東京2400mをダービー含め3戦連続で使っていました。果たしてその疲れが無かったと言い切れるのか、です。完全な憶測ですけどね。

④通算出走回数で明暗くっきり

なぜ出走回数の少ない馬の方が結果が出ているのでしょうか?

(考察)順調に勝ち進んで来た馬は賞金も十分で、余裕のあるローテが組める
出走権獲得のために余計なレースに出る必要が無いんですね。現代競馬の潮流は"なるべく使わずに本番へ"です。


以上です。
ツッコミどころも多いかもしれませんが、私はこのように考えました。

結論は「JRAの出してきたデータは決して偶然の産物ではなく、ある程度の根拠がある数字である」ということです。


このnoteの目的はこれで果たせましたが、せっかくなので最後に勝ち馬予想を。

・上位人気(5番人気以内)
・皐月賞組(5着以内)
・最長で1800〜2000m勝利
・キャリア5戦以内

今年、これら4点を全て満たす馬は

ジャスティンミラノ
アーバンシック

の2頭。
過去の傾向では勝ち馬はこの2頭のどちらかということになります。

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