引き撃ち重二のあれこれver1.06.1


はじめに

新シーズンが始まってから使用者が増えたように感じているので自分の持っている知見をいくらか共有しようと思います。
本記事ではこのアセンが手になじむようになってきたプレイヤーを想定して、対面のアセンによる立ち回りの違い・意識していることに重点を置いて解説します。
目標ランク帯への昇格、リーダーボードへのランクインを目指すのに役立てて頂ければ幸いです。
※24/03/20更新
シロchさんがnoteの内容をわかりやすくまとめた動画を作ってくれました。
シロchさん、ありがとうございます!


アセンについて

デカい!

アセンについて簡単に説明すると装甲値の高いフレーム、上昇推力の高いブースター(GRIDWALKER・NGI)とコラジェネを採用して高い上昇推力を利用した上下移動で相手の攻撃を無効化する重量型の引き機体です。
装備構成は両手に射撃武器と両肩にミサイルを搭載した型がメインですがセラピスト型・3ミサ型・盾搭載型などの亜種アセンも観測されています。
現環境では軽四に対して有利対面であることが採用する大きな利点でしょうか。

アセン例

Wランセツ型

お気に入りの組み合わせ

ランセツハリス型

大会シーンではこの型が主流か

Wハリス型

一番強いと思ってる

エツジンハリス型

PS環境向け

アタッチハリス型

楽しそう!

重ショ対面

対戦動画から意識している立ち回りをシーンごとに切り取って説明します。

初動で相手を上空に誘き出す

インファ機体との対面では初動から垂直降下による回避ができ、相手にABをさせてENを消費させられるため上空から戦闘を開始するのが理想的です。
遮蔽の少ないマップなら真上からミサイルを通すことで相手を上空に誘き出すことができますが、動画では相手が橋下からレザドロを飛ばして地上へ来させようとしたため一度高度を下げて橋下にミサイルを通してから再び高度を上げています。このミサイルの通し方はLOCの屋根下やボナデアの残骸に籠る相手に対しても有効です。

相手が橋下へ
高度を下げてミサイル発射
再上昇、ミサイルが橋下に入り込んでいる
EN切れで降下するのでランセツチャージを使い滞空
相手が橋下からAB、理想的な初動を作れた

最高高度でQBしつつ落下

最高高度から落下して距離を離すとき、ENを使い切って落下するのが理想的です。上昇し続けてENを使い切るとその場に留まってしまいますがQBなら移動しながらENを使い切ることができます。
動画の0:27ではQBを使い相手の頭上を交差することでENの使い切りと中距離の維持を同時に行っています。特に相手がABで上昇してくる場合、この動きは有効です。

ENが切れるギリギリまで滞空
前QBでENを使い切って飛び越え交差
今回は引き付けが十分ではなかったので追撃を受けてしまった
上手くいくとEN回復のタイミングにここまで距離が離れる

また、相手が上下移動や飛び越え交差に対応するためにABをやめその場で浮遊しながら攻撃を仕掛けてくる場合があります。その場合は0:45のように真後ろにQBすることで相手の攻撃をある程度回避したり跳弾させることができます。この動きを知っていると対策法を理解している相手にも二択を強いることができます。

AB中の相手が突然ABを解除
即座に後ろQB、ENが少し余ったので上昇して使い切る
重ショが頭上を掠める、二発受けて300ダメージ
0:53ではステージ端まで追いつめられる、相手は前QBだと予測しているはず
真横にQB、これでも距離を離せる

ニドガン近接対面

ニドガンの他にエツジン・コキュレット等も同じように対応します。
重ショ対面で紹介した動きはニドガン機でも使うことができ、逆も同じです。
動画は通話が入っているため音声無しです。

高度差を取り追撃を拒否する

0:28ではあと少しで自分がスタッガー状態になるとき相手と極端に高度差を取るように動いています。こうすることで相手はスタッガーを取ってもスライサーで追撃することができません。動画では相手に意図を読まれ自分が落下してきたタイミングでスタッガーを取られますが刺されば相手の追撃を一回無効化・刺さらなくても一時的に相手の攻撃を緩めさせることができるので積極的に狙いたい行動です。

この高度差でスライサー当てるのは無理
落下後に攻撃を受けスタッガーするがそれまでの間一方的に攻撃できた

スタッガー時に蹴りを入れ、体力不利を覆す

引き撃ち重二は機体重量が重いのでキックの火力が高いです。動画ではスライサーによる先制攻撃を受け大きな体力差をつけられますが相手のスタッガーにキックで追撃を入れ込むことで逆転します。
特に、盾を持たない機体に対してこの戦法は有効です。
相手の近距離火力が高い場合、キック後の反撃で手痛いダメージを受ける場合があります。キック後、確実に相手を仕留められる体力で狙うのが望ましいです。

射撃武器型の場合、AB突撃で意外と衝撃値を溜めれる
スタッガー中のライフル・ミサイル・キックで合計3861ダメージ(多分)

軽四対面(ネビュラ・マジェ)

軽四は有利対面だから余裕勝ちしたいところ…と思うと普通に負けます。アセンパワーの高さや、軽四使い全体の練度が高いためです。
今回は環境に多いネビュラ・マジェ型と3ミサ型に分けて解説します。

中距離を維持して回避に集中する

ネビュラやマジェを装備した軽四を相手に突撃するのは盾を持たない機体ではかなり厳しいため、中距離を維持し相手のネビュマジェ・コラミサ本体を回避しながら体力の削り合いに持ち込んでAP差を押し付けて勝利する展開が望ましいです。
回避が安定する距離感を見つけ、対戦慣れするにつれて徐々に距離感を近づけていくようにすれば勝率は安定していきます。

自分は大体200mくらい、使用FCSはオセラスだけどそれなりに当たる

並行と上下差を使い分ける

お互いに攻撃を当てやすいのは相手と並行な状態・攻撃を当てづらいのは上下差がある状態という性質があります。この対面では上昇推力の高いこちら側が高さを調整する権利を持っているので相手を削りたいときは並行・攻撃を受けたくないときは上昇と使い分けると戦闘を有利に進められます。

衝撃値に余裕があるので高度を合わせて攻撃


衝撃値が溜まってきたので上空に避難

軽四対面(3ミサ)

3ミサ対面では中距離での撃ち合い・上下差をつけることによる回避が厳しくなるため、近接拒否能力の低さを突いてインファイトで戦う必要があります。個人的に3ミサ対面は二つの段階に分かれています。重要なのはヨーヨーでスタッガーしないことです。

段階1:相手のEN切れまでヨーヨーを受けきる

この機体でヨーヨーを回避するときは上昇で避けるのが一番簡単です。ですが、初動では相手が最高高度にいるためこの回避方法が使えません。その為初動で仕掛けるとき、相手のヨーヨーを喰らいスタッガーする直前のタイミングでPAを使います。そうするとこちらのPAが切れる頃には相手のENが無くなり、相手が降下し始めます。ここまでが第一段階です。

ヨーヨーの射程圏内に入ったタイミングでPAを発動


そのまま攻め続け、相手のPAまで吐かせられるとおいしい

段階2:ヨーヨーを上昇で回避しながらガン攻め

相手が一度地面に落下した後は0:36のように上昇によるヨーヨーの回避が可能になります。常にABで攻撃を仕掛け続け、相手を再び上昇させないようにしながら削り勝ちを狙います。

初撃は受けたが…


2撃目には届かない高度まで退避


ABキックまで決まればほぼ勝ち確。でもこの蹴りは流石に詐欺判定すぎないか?

引き軽二対面

軽二対面を意識するときはミサイルが腐りやすいので腕武器とFCSの選択が重要になります。
個人的なオススメは
・射撃武器+オセルス
・ハリス+WLT
です。また、肩武器で軽二を意識する場合はジャベリンの採用をオススメします。

旋回を駆使してABで戦闘

引き機体対面では相手にどれだけ長い時間喰いつけるかの勝負になりますが、この機体だと攻撃をほとんど避けれないためいつかスタッガーして相手から引き離されてしまいます。少しでも衝撃蓄積を遅らせるためにEN切れの時間以外はABを維持して受ける衝撃を極力減らします。
至近距離まで接近した後も相手のサテライト軌道に対してその場で浮遊して撃つのではなくAB旋回でサテライトを追いかける方がスタッガーレースの勝率が上がります。

0:16ではAB旋回を振り切られて大きな隙を晒してしまう。最悪のパターン
AB旋回を連発して正面に向かい合ったら射撃開始。0:50からの追い方が理想的

ENが切れる直前に上昇

ABで相手を追いかけるとき、残ENが少ないタイミングで上昇してENを使いっています。AB中のEN切れによる硬直の防止と同時に高度を確保することでEN回復までの隙を垂直降下でカバーすることができます。

後一回旋回するとENが切れるくらいが目安
降下中めちゃくちゃ上に飛んでいく相手のランセツ

EN切れ状態でスタッガーになる

スタッガー中にENが切れているとスタッガーから回復したタイミングでENが戻ってきます。自分がスタッガー直前の時は連続AB旋回などで即座にENを使い切ることで素早く体勢を立て直せます。

スタッガーしそうなので急いで上昇してENを消費
復帰とほぼ同時にENが返ってきた

LRB対面

LRB対面は明確な不利対面だと個人的に感じていますが、絶対に勝てないわけではありません。重要なのは相手のスタッガーに蹴りで追撃すること、オセルスの射程圏内から逃れることです。

引き撃ちと接近戦を切り替える

LRB対面で難しいのは引き撃ちで衝撃を溜め、接近戦でスタッガーを取り切りキック追撃を入れないといけないことです。射撃武器による追撃だけではLRBにダメージレースに勝てません。
初動は引き撃ちをして後数発でスタッガーというタイミングで接近してスタッガーを取ります。攻撃に移るタイミングでキック用のENを確保することが重要です。引き撃ちでは上下移動によるLRBの回避よりもオセルスの範囲外である130mよりも外に出ることを意識したほうが被弾を減らせます。引き撃ち中にスタッガーを取ってしまった場合は距離を離して仕切り直すのが有効です。

10連ミサイルは下降で回避、高度確保より距離を離す方が大事
0:30のタイミング、次のEN回復で詰める判断
接近しながらスタッガー確保、画質悪すぎ
回復したENでキック
引いてるときにスタッガーさせちゃったらそのままガン引き

QBは後退に使う

LRB対面でのQBは後退するために使うのがオススメです。単純に相手との距離が離れることに加えて上下差があれば近距離でも回避が狙えます。相手の頭上をQBで飛び越える動作はあまり有効ではなく、QB終わりをノンチャ撃ちで狩られてしまうので交差するときは通常の上昇移動で頭上を飛び越えてQBを節約します。

0:40ではオセルス圏内でQB後退、一発目は被弾したが二発目は回避
0:14で相手の頭上を上昇で交差、相手は射角不足で攻撃出来ない
相手はABを選択、QB交差すると射角が確保されるのでLRBが当たってしまう

ガチタン対面(※24/3/20更新)

最近PS版で活躍しているネビュニドミサ型のガチタンに対する立ち回りを追記しておきます。
対戦相手が某steam版最強のガチタン使いなので負けた動画しか持ってなかったのですがこの戦法が一番勝ちの目があると思っています。

交戦距離は400mくらい

相手が距離を詰めてくるまではミサイルロックが始まる距離の400m付近をなるべくキープして戦います。この距離だと相手のネビュラ・ニドミサを無効化出来るのでミサイルの撃ち合いになりますが、この場合お互い使えるミサイルは2つでこちら側は垂直降下によるミサイル回避が可能なのでこちら側が有利に戦えます。
相手が接近してきたらネビュラとニドミサを上手く回避し、ライフルとミサイルでスタッガーを取って再び距離を離します。

このくらいの距離感
降下回避後、相手のリロード中に再上昇して次の回避に使う高度を確保する

ニドミサは垂直降下or横QBで回避

ニドミサの有効射程内でニドミサを回避する場合、自分がすでに垂直降下中であればそのまま回避することが出来ます。そうでない場合、発射アラートを見てから降下を開始しても回避することは出来ないのでタイミングよく横QB回避で被弾を一発分に抑えます。

0:56では下降を開始する直前に発射されたため被弾してしまった
1:02ではすでに降下の最中だったので回避に成功

おわりに

ガンバッテネ!


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