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重力さん いらっしゃ〜い

呼んでない。
全然呼んでない。
特別ゲスト気分でご機嫌に来るな。
いつも急に来るよねービックリするわ!

今朝起きた時には既に控え室にいたよね。
うっすら感じたよ違和感を。
よく寝たはずなのに起きた瞬間もう疲れきってたから。
バセドウ病がピークだった頃は毎日そうだったけど、手術してクリアした。
死にたくないけど
生きてるのがしんどい。って感覚を久々に思い出した。

大丈夫!錯覚です。
生理の終わり頃に時たま来るやつや。
ホルモンのご乱心。
気合いとか考え方とかで何ともならないのは経験で分かってる。
昨日までは有効だったけど今日は無駄。
おとなしく、じっとする。

今朝は寝坊した。
リビングのテーブルに出しっ放しの麦茶のボトル。
午後勤で夜中に帰宅した長男の犯行。
何度言ってもアイツは…もぅ〜
とか言ってイラつけるうちはマシだ。
些細な日常のあるあるにも関わらず
自分を粗末に扱われたような、ひどく悲しく感じてしまった時はもう限界のサインだ。

オットの弁当を作る。
冷蔵庫を開けると、弁当用に取っておいたおかずがすっからかんだ。
長男め!!
とはならず、ただただ悲しい。
やばいやばいやばい

何とかウインナー炒めたり冷食詰めたり
時間ギリギリになりながらも作り終えた。

はぁーーー
やり切った。。。

『重力さん いらっしゃ〜い!!』
チャッチャラ〜


あークソ!!
オラ悟空じゃねぇ!!
修行は必要としてないのに!!
誰だ手首と足首に重りつけたやつは!!!

出来た弁当をバッグに詰めているオットに
「何か体が重くなってきちゃった」
「生理の終わり頃に時々なるんよね」
「多分来週はバリバリ調子いいと思う」
と話しながら最後泣きそうになった。

オットは理解があるので、うんうん、とうなづいて
「じゃあ来週が楽しみだね」
そう言って慌ただしく出掛けて行った。

リビングの椅子に腰掛けて
長男が放置した麦茶のボトルを眺める。
とりあえず、毎日出勤の時に奴が被って行く黒いキャップを手にとって
麦茶のボトルに被せた。
隣に飲みっぱなしのコップも添えて
アート作品みたいにしたら、泣く気が失せた。

非常に苦手な上司に午前中お休みさせてほしい旨の連絡をして
コーヒーをついだマグカップと割引の薄皮ピーナッツクリームパンを持って
父が使ってた部屋の窓を全開にして
クッションを2つ重ねた上に頭乗せて
絨毯と一体化←今ココ。

完敗です!
体は正直だ。

9時半まではこのままでいよう。

思うままにここに吐き出したら
少し楽になった気がする。
重力さんも今に帰るだろう…

いや
帰ってくれぇぇぇ


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