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越境型の社会課題解決プロジェクト②

期待を超えたとき、感動が生まれる

『子どもを持つ女性がいきいき輝くために、社会的インパクトを創出する法人向け事業モデルを構築する』
〜2020年までに育勉で10,000人をエンパワーメントする〜

育勉強普及協会が掲げた上記テーマについて、参加者は3ヶ月間、課題設定・解決に取り組んできた。評価のポイントは『実現可能性』と『わくわく度』だ。答申先の代表理事の方と、アドバイザー2名、計3名でジャッジをする。

最終プレゼンでは、『わくわく度』はどのチームもほぼ差はなく、『実現可能性』で点数差がひらいた。驚いたことに、優勝したのは、一番点数が高いチームではなく、一番点数が低いチームだった。

代表理事の方は普段静岡にお住まいで、ALIVEのために新幹線で毎度東京までいらしてくださっていた。わざわざ東京に来てまでALIVEに参加したのは、自分たちでは考えつかなかった新しい気づき・価値を得たかったからだ。それを叶えたチームが、今回選ばれた。

先述の"はたらく"にもつながるが、期待に応えるだけでは、"感謝"はされても"感動"は生まれない。期待を超えることで、初めて心が動かされるのだと考えさせられた。

動かなければ、気づきは得られない

どうしたら自分の知らない自分を知って、自分を最大限活かすことができるのか、という意味での自己実現の場作りに興味があったことから、ALIVEに参加した。ALIVEを通して気づいたのは、ただ椅子に座って、いわゆる"自己分析"を一人でやっていても、『今の自分』は捉えられないということだ。

過去の積み重ねによって今がある。一方で、日々変わり続ける『今の自分』を捉えるためには、今、本気で動いてみること。そして、その本気の行動や発言に対して仲間からのFBを受けることで、自分の新たな見え方・捉え方に気づくことができる。

作為すると、学びは生まれない

もう1つ気づいたのは、学びの場を作為すると、学びは生まれないということだ。

人はいいね!と思ったら自然に真似して、必要だ!と思ったら、自然に変わる。あなたを研修するよ!変えにきたよ!という思いが伝わると、むしろ反発を生んでしまうものなのだと気づかされた。

また、学びの場としてお膳立てしすぎると、こちらが意図した以上の変化は生まれない。だから敢えて余白を残すことも必要、というのも、大きな気づきだった。

どこまで当事者意識をもてるか

本気で課題解決するには、当事者意識を持って取り組むことが第一歩だ。その当事者意識の範囲こそが、人間の器を左右するのではないか。

"私には関係ない"
そう言って自分と切り離して、無視すること、他人のせいにすることは簡単だ。
でも、本当にそれでよいのだろうか。

自分が担当するお客様は根本的に何に困っているのか?自分がいるチームはどういう状況なのか?自社の組織課題はなんなのか?
最低でも、このあたりまでは当事者意識を持っていたい。そして、ALIVEのような場をきっかけとして、徐々に当事者意識の範囲を広げていきたい。

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