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同人誌装丁/2021

はじめに

はじめまして、卯月です。
以前から個人サイトのほうで夢小説を書いており、いつか本にしたいな……本作ってみたいな……思い続けて数年。昨年2021年、ついに夢を実現させました!
本にするぞ!同人活動するぞ!と意気込んだ昨年の8月。運転免許を取るため教習所に毎日通いながら小説を書いていたのが、いまもありありと思い出せます。また、初めて本にするというので、データの用語やノドなどの設定に苦戦していたのも懐かしい(1年経過した現在でも、まあ設定には悩みます(笑))。
今回noteでは、雑記程度に、備忘録程度に今まで作ってきた本の装丁デザインを中心にまとめて振り返っていきたいと思います。
それでは、まずは2021年の一年目。正確には8月に頃にはじめたので半年ですが、まとめていきたいと思います。


砂糖菓子はビン底にて


サイズ:A5 / 無線綴じ
印刷所:おたクラブ
デザイン:てんぱる様
表紙:旧パールスノーペーパー205kg / フルカラー
本文:上質紙90kg / モノクロ
遊紙:色上質紙90kgラベンダー
発行 2021.09.17


初めて本を作るし少部数で予算低めで……ということで、いろいろな印刷所を漁って見つけた「おたクラブ」さんで初本を作らせていただきました!
表紙に使用した用紙(現在:パールスノープラチナ205kg)は、しっとりきらきら用紙で、傾けるときらきら光ってとっても可愛いです。白地を多めにとっているので、用紙本来の輝きが見えます。

遊び紙には、色上質紙のラベンダーを使用しました。思っていたよりも薄い色で、薄紫と薄桃色の間を取ったような色合いで、とても優しいカラーです。


サイズ:A5 / 中綴じ
印刷所:おたクラブ
用紙:ペルーラスノーホワイト110kg 
本文:マゼンタ単色刷り


ノベルティとして付けた書下ろしペーパーでは、ペルーラスノーホワイトを使用し、キャラクターのイメージカラーであるマゼンタ単色で作りました。
その名の通り、真珠みたいな光沢で輝くのが綺麗です。
マゼンタ単色の本文は紙の輝きと相まって読みにくいかな……と懸念していましたが、全くそんなことは無くて安心しました。文字に色がつくと、印象が変わって良いですね。



スノードロップ


サイズ:A5 / 無線綴じ
印刷所:おたクラブ
表紙:シェルルックツインスノー 180kg
本文:上質紙90kg / モノクロ
遊紙:新星物語インディゴ
発行:2021.12.18


2冊目もおたクラブさんを使用させていただきました。おたクラブは安価で少部数で用紙の種類も多くて好きです。
今回使用したシェルルックツインスノー は、名前で決めました。作品が雪国が舞台となっているので雪みたいな用紙がいいなあ、と思っていたんです。選んで正解でした。まさに雪原のような輝きです。以前使用したパールスノープラチナやペルーラスノーホワイトとはまた違った光り方で、用紙って面白いなあと思った次第です。

遊び紙で使用した新星物語インディゴの散らばった銀の輝きがまた雪みたいに見えて、はたまた正解。今度はこの用紙を表紙として使ってみたいです。


サイズ:A5 / 中綴じ
印刷所:おたクラブ
用紙:上質紙90kg
本文:紫紺単色刷り


ノベルティとして付けた書下ろしペーパーでは、紫紺単色刷りにしてみました。薄い色にすると紫になりますが、普通に使用すると紫に若干青が混ざった色になります。落ち着いているので、読んでいても色が文字の邪魔をしません。
また中綴じは最低8ページからで、文字数的に二段にすると余ってしまうことから一段組に。もともと二段が苦手で一段が好きなんですが、やっぱり一段っていいなって思いました。



2021年を終えて

計2冊をこの半年で作れました!本を作るのは面白い!楽しい!形になるのが嬉しい!そんな気持ちで、どんどん本作りたい意欲が湧いてきます。
今度はいろんな印刷所さん使って、特殊加工などにもチャレンジしていきたものです(予算が……)。
あと、写真はもっと綺麗に撮れるようになりたいです。

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