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舞台ブルーロック感想とかオタクの自分語りとか

舞台ブルーロック 2nd STAGE @ヒューリックホール
1月29日昼公演、1月31日夜公演千秋楽
見て来たので感想覚え書き。

だいぶ日が経っちゃったので覚えてる範囲で。
基本的に推しがかわいい話とか、成長を感じた気がした話とか、オタクの自分語りとか。

・推しが……成長してる!?
成長しててくれ、と願いながら見ていたファンの欲目かもしれない。
だって前回見た舞台の後、インタビューとかでやたら「転機になりました!」みたいなこと言ってたから、これで何も感じられなかったらどうしよう……どうもしないが……と思っていたよ。
だからかもしれない、だからかもしれないけど、ちょっと第一声からあれ……なんか違うかも? と、思った。
前回よりも、いきなり蜂楽だった、というか。役がちゃんと第一声から染みいってる感じが……した!気がした。
蜂楽に慣れて、発声がよりアニメに近くなったとかもあるのかも。
声が似ている、というわけではないんだけど(本人も似せる気はないと明言してる)、やっぱり本人の喋り方のクセとか、発音が弱い行とかあるじゃないですか。そこをあまり感じなかったのが大きい気がするなぁ。
なんにせよ、すとん、と第一声が入ってきたことで、すごく安心して見ることができた。

・忙しい人のための「ブルーロック」
今回の舞台はブルーロック二次選考。
見どころは3人でチームを作り、3対3の試合をし、勝った方が負けた方のチームから1人仲間にして、5人チームを目指す「ライバルリーバトル」。
負けたチームは、負けたチーム同士で試合を行い、最終的に残った1人は脱落、という仕組み。
この舞台装置によって、なぎれおの確執が生まれたり、成早のドラマが描かれたり、馬狼の覚醒が起こったり、なんかもう、めちゃくちゃ忙しいが、めちゃくちゃ楽しい。
ブルステは忙しい人のためのブルーロックだな……と思っていて、無茶な量のストーリーをぎゅっと縮めてるんだけど、その縮め方が上手なので、どんどん展開していくストーリーを飽きることなく楽しむことができる。
まぁ、これは私がアニメを見ているからで、見てない人は厳しい可能性もあるけど。
どんどんみんなが成長して、ガンガン新しいシュートが生まれて、きまって、っていう原作の面白さを損なわず、オリジナル曲でのアニメのOPみたいな演出も楽しいし、2.5次元舞台!って感じで最高だったなぁ。とっても楽しかった。

・そもそも蜂楽が好きなんだよな
今回一番楽しみにしていたのは、潔と蜂楽の別れ。からの蜂楽の覚醒。推しが演じてるとか関係なく、アニメを見たら蜂楽が好きになってしまったで、この重要なエピソードをどう演じるのか、楽しみであり、怖くもあった。

最初から組む気満々の蜂楽に、苦笑する余裕たっぷりな潔 → そっこーで凛ちゃんたちのチームに負けて蜂楽取られて絶望。
という流れ、アニメで見たとき衝撃すぎた。
さすがにアニメよりはスピーディーな展開だったけど、ちゃんとめちゃくちゃ落ち込んでたし、凪にはっぱかけられてたし、最高だったなぁ。
失ってから気付くにしても感情の起伏激しすぎやないかい……いやそこが潔の良いところで、おもろいところなんですけどね。

そんな潔に対して、蜂楽は「俺が欲しけりゃ奪いに来い」ですからね。全然欲しいって言われたことないのにね……。
君らどうゆう関係????頭抱えるわ。
この時の推しの演技、良くてですね……。かなり強気な感じで、でもやりすぎてなくて、よかったですね。
やっぱブルロって言葉の印象が強いから、わざとらしくなりすぎるというか、漫画っぽくなりすぎる部分があると思うし、特に蜂楽のかわいさと激しさのギャップって、二次元でしか許されない設定だよなぁと思っていて、でもそこをやりすぎず、やらなさすぎず、あとはかわいすぎるビジュアルで押し切ってキャラに説得力を持たせてたのが、大変良いお仕事だったなと思いますね……。難しいよ、あの塩梅は。

蜂楽の回想シーン、ナレーションも本人だったの、うれしかったな。結構丁寧にやってくれてた。ばちらが自分の理想とするサッカーをいっしょに出来る相手として、自分の中に「怪物」を生み出したこと、ブルーロックで潔と出会って、自分が探していたのはこいつだ、と思えたこと。

ただ1箇所、私の思い違いでなければ、凛ちゃんと蜂楽の会話で、削られているところがあって。
アニメでは、蜂楽のサッカーに対して、凛ちゃんが「お前のサッカーは、誰かを探しているサッカーだ」って言うんですよね。蜂楽が何も言わずとも、凛ちゃんは蜂楽の中の怪物に気付くんですよ。
これ、本当に衝撃だった。これは、蜂楽が凛ちゃんをどう思うかにおいて、ものすごく重要なやり取りだったと、思っているのよ、私は勝手に。これがあったからこそ、蜂楽にとって凛ちゃんも、ある意味特別になったんだなって。
もうねー、あんまり文句ないけど、ここだけ本当になぜ削ったのか聞きたい。

でも、潔と凛ちゃん、二人の対決を前にして、蜂楽が覚醒していくところは、とってもよかった。このあたりのモノローグ、全部良くて、本当に胸が熱くなるんだけど、うまく舞台の台詞に落とし込まれていたと思う。
推しの演技も、良かった。と思う。すべてにおいて自信が無いけど←
きっと良かったはず。切実で、胸にせまるものがあったし、でもやりすぎて無かったし。
なんというか、不思議なシーンなんだよな。
試合としては、蜂楽が覚醒して、スーパープレーを連発して、決勝点な入るかどうか、で大盛り上がりなんだけど、一方で自分の中の寂しさが生んだ怪物と決別して、原点であるたったひとりのサッカーに戻っていく蜂楽の心は、すごく孤独で、静けさすら感じるの。
そういう、泣きたくなるような寂しさを、激しい演技の中でも滲ませてくれたのが、この辺りのエピソードで蜂楽を好きになった私としては嬉しかったな。まぁ、本人がどこまで意識してるかは知らんけど。
最後、凛ちゃんが潔を取るって言ってくれて、心の底からほっとした、嬉しそうな、感情を噛み締める表情をしてるのがたまらなく良かったです。

どんなに激しく動いてもきれいに戻っていくウィッグと、配信アップで見てもどの瞬間も完璧にかわいい顔面も、本当にすごかった。舞台写真、どのタイミングで撮られても大丈夫だね〜!!!!

・他のみんなも超よかったよ
第二試合から第三試合で馬狼が覚醒していくさまは、圧巻でしたね。アニメよりずっと気持ちが入って、すごく馬狼のこと好きになった。演技も演出もよかった。
凪もずーっとよかったなぁ。本当に代役とは思えない好演。凪、めちゃくちゃ出番あるしね……。これだけの物量を10日くらいでものにしてるのもすごいし、凪特有のトラップ仕草がすごいさまになってて、かっこよかった。スタイル良ー!顔きれー!できれば次も彼にやってほしいけど、こればっかりは分からないよね……。凪も、アニメで見てた時より好きになったかも。やっぱ、舞台のいいところは、より人間くささが出るとこだよなー、って思います。
凛ちゃんは、圧倒的な強さを表現しないといけないので、本当に大変な役だったと思う。ついつい、いやー、もうひとこえほしい、と望んでしまう。妥協できない。でも、凛ちゃんのビジュアルに納得いかなかったらもう行かない! とまで言っていた私ですが、ビジュアルには何一つ文句なかったです。きれいだったなぁ。
長田くんの凛ちゃんは、二回見たら二回とも印象が違って、本人も細かいところであれこれ変更している感じがした。そういうお芝居が好きなんだなって思った。素敵だと思う。
蟻生さんと時光の日替わり、涙でるくらい笑った。ツボ。

・個人的に、直前で動揺していた話
この舞台の直前に、推しが謎の疑惑を持たれて、本人がFC配信で説明をする、という事件があって、私は酷く動揺していた。
ていうか、そもそも推しが動揺していて。いや、動揺してたのか、怒ってたのか、落ち込んでたのかわからないんだけど。
とにかくいつもの根が陽の者らしいふるまいとは違う、常ならざる態度だったから、こちらも動揺してしまった。
落ち着かなすぎて、生まれて初めて硬質カードケースをデコったり(なぜ)(知らんがな) 
そんな中見た舞台だったから、きっといつも以上に冷静じゃなかった。
弱い面を見せられて、ぐらっときてたのかもしれないなぁとも思う。動揺して、心配して、理不尽な人達に怒りながらも、心のどこかでいつもとは違う推しに、ぐっと心を掴まれていたのかなって。今になると思う。
だから、こんだけ色々書いたけど、俳優としての仕上がりが良かったのかどうなのかは、やっぱりちっとも自信が無い。オタクは盲目だから……ね……。

1公演目見た後、本当に胸がいっぱいで、すごく素直に推しのこと好きだなぁ~って思えて、心の底から幸せだった。まあこういう気持ちは長くは続かないんですけど、そういう瞬間があったってだけでもよかったと思うことにします。
なにより蜂楽という本当に素敵な役をもらえてよかったね~!という気持ちです。次回作、どうかどうかキャス変しませんように!!!心の底から願っています。

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