アイスランドを攻める(10)古き良き上海、ここにあり

5/5(日)終日ディズニーランドを堪能し、疲れ切って電池切れで眠り、起床。あーー、だるい(笑)でも午後には帰国便に乗るために空港に向かうので、午前中は頑張って上海市内観光だよ。部屋でフリーズドライのみそ汁を飲んで行こうと思ったら、お湯が熱すぎて飲めないw 駅までのバスは30分おきに出ているけど、9:00には間に合わないよね…と諦めて荷物をまとめて降りたら、ともちゃんが「もーー!9:00のバス、ちょっと出発遅れてたから間に合ったのにー!」と怒ってるw マジかー、それは申し訳なかった…ごめんね。出遅れた30分を使って、ロビーでこれから行くエリアや交通をリサーチしますか。9:30のバスに乗り、10分もせず最寄りの康新公路駅に到着。そこから切符を買うのに難儀した(笑)どの行き方が1番効率が良いのか全くわからない。券売機で切符を買ってるお兄さんに聞いてみる。豫園(ユィーユェンみたいな発音?日本ではヨエンと読むらしい)に行きたいのだけど…。中国版駅すぱあと的アプリで調べてくれて、ともちゃんが事前に調べてくれていた路線図の情報と合わせてなんとか券売機で片道チケットを購入。昨夜から予習に使っていたガイドマップに付いていた路線図より、アプリや駅のを見たほうが正確だったみたい。切符を買う段階からお世話をしてくれたお兄さんは、電車に乗った後も私たちのことを気にして色々調べてくれていたが、友人と一緒でもう降りないといけないからと丁寧に詫びながら降りて行った。いやいや、逆にこっちが申し訳ないわ!海外で英語が通じない現地の人との会話って大変だ。大都会の上海でも意外と英語は通じないんだなあ…助けてくれたお兄さん、ありがとう!!

30分くらいは乗っただろうか?豫園の駅を降りて、人が多く流れる方へ向かう。やはり超有名な観光スポットなのか。おー!中国人=みんな自転車に乗っている説はあながち間違いではないかも?スンマセン…ちょっと盛りましたw「みんな」は言い過ぎかもしれないけど、自転車人口は間違いなく多いですww 福佑路という賑かな通り沿いに豫園はひっそりとあった。上海老飯店という古めかしい建物のファサードがどーーーんと現れて、どうやらその裏側が豫園らしい。入ってみるとお寺のような敷地に神様が何体も祀られていて、来る人は入場料を払うとお線香をあげられるようになっている。金ピカの壁紙をバックに並ぶ神様の人形。なかなか迫力があります。奥へ進んでみると、400年以上の歴史ある庭園があって、湖心亭(上海で最も古い茶楼)と池の中の蓮が印象的で、九曲橋からの眺めはすごく良い。各建物の間には豫園商城と呼ばれるショッピングアーケードがあり、お土産屋が充実していて、めちゃくちゃ混んでいる!中には日本にも支店がある小籠包の名店「南翔饅頭店」も発見。ゆっくりランチでも楽しみたいところだが、お店になんて入ろうものなら列に並んだり、注文したものが来なかったりで予定通りの時間にホテルに戻れるか不安なので、ここ豫園では食事をせず、次の目的地の外灘に向かった。出店が並ぶ中にヨーグルトみたいなものが売られているのがとても気になって調べてみた。すると上海では古来から宮廷でヨーグルトを食べる文化があったらしく、どうやらその名残のようだった。その場では試せなかったけど、次回は機会があったらトライしてみたい!

さて、この辺りではひときわ目立ったテレビ塔の方面に向かって歩き出す。これぞ上海の夜景的(昔観た映画「上海バンスキング」のような)記憶の風景を見てみたいと思っていたら、どうやらそれが今から目指す外灘地区らしい!昼間だからまた景色は思っているのと違うかもしれないけど、ワクワクするわ〜。車道を横切ったりもして、かなりショートカットで港に着きました。100年前の上海では「東洋のウォール街」と呼ばれ、領事館や銀行、商館などが集まる一大交易エリアだった外灘には異国情緒あふれる西洋建築が立ち並ぶ(英語では外灘=the Band)。the Bandを眺めながら上海市内を流れる黄浦江に沿って歩くと、とても重厚な時間の流れを感じる。こういうクラシカルな風景が大好きな私は古き良き上海に思いを馳せ、はたまた上海バンスキング観たいなあ…と思い出すのであった(古っ!笑)。夜だったらナイトクルーズもまた良さそうだなあ。さて、ホテルに戻る時間があと30分〜1時間に迫ってきてしまった。この近くで小籠包でもサクッと食べられるお店があったらいいのに…と駅に向かいながらキョロキョロ辺りを探すけど、なかなかのシティな街並みの中には手頃な中華料理店は見つからない。テイクアウトしかないのか?!とりあえず電車に乗る最寄の駅を探すのが先決ということで、ガイドマップを頼りに地下鉄の駅まで来た。

さすがに何か食べ物を調達しないとお腹が空く!と思ったら何やら行列?女子に人気のヨーグルトかタピオカドリンクの店??喉が乾いていたともちゃんが並ぶというので、私は何か食べ物を探そうと店の裏側に回ると…何かを包丁で切っている動作を目にする。これは…パンなのか???食パンまるごと一斤の山に何かをトッピングして焼いたような、お菓子だかおかずだかわからない代物…。どんどん焼きたてが出ているみたいだし、これも若者たちの流行のひとつなのか?と急に興味が湧いてきた(笑)でんぶのような、ツナのようなものにマヨネーズがかかってるパンみたいだけど、一か八かで買ってみることにした。とはいえ、丸ごと渡されても食べられないから少しカットできる?と聞くと、すぐにカット台に持って行って切ってくれるという。なんて親切なサービス!本来ならお会計はドリンクの列と同じところに並ばないといけないのに、カットしてくれたお姉さんがそこでお会計までしてくれた。すごく混んでいるのに申し訳ない、ありがとう!急いでるの知ってたの?なんて気が利くんだろう。ともちゃんのドリンクの列はなかなか進まず、何回も番号を前後しながらやっと手元にドリンクが来た。少し電車に乗る時間があるから、ぬるくなってしまわないか心配だったが、ホテルに着いて空港シャトルを待つ時間にゆっくり食べようということで無事電車に乗る。ホッ。パンのお店はLELECHA(楽楽茶)が運営している。若者で賑わっていたのも、2019年にできたばかりだからだろうか?品名はPillow Toast (枕头吐司)だし、もう略して枕トーストでいいや(笑)なるほど枕みたいな形とサイズだわ。食べるの楽しみだなw

電車の中でともちゃんがアプリを使って調べてくれたルートは南京東路から浦東空港行きに乗り、龍陽路で16号線に乗り換え、羅山路でさらに11号線に乗り換えるという結構複雑なルートだったが、特に問題なく最寄の康新公路駅までは戻って来れた。しかし駅からホテルへの道、遠っっ!www 昨夜フロントのお兄さんに聞いた時は10分くらいと言ってたのに…大通りをひたすらまっすぐだから遠く感じたのかも知れないけど、20〜25分はかかったぞ?そこらへんでチャリ乗ってる人に「ちょっとチャリ貸してくんない?」って交渉しようかと思ったぜ(笑)天気は昨日と同様めちゃくちゃ晴れてるし、アスファルト道はかなり暑かったw ヒーヒー言いながらやっとホテルに辿り着き、いよいよ腹ペコで枕トーストをちぎって試食!!ん?!これなかなかイケるんちゃうん?w おかずが乗っているのに甘みもあり、疲れた体にはとても美味しいぞ?全部は食べきれないから、残りは空港に持って行って食べよう♪ ホテルのロビーに備え付けのレモネードやお茶を飲みながら、遅めのランチ。名残惜しみつつホテル周辺の写真を撮ったりして、ゆっくり準備して空港シャトルに乗り込んだ。9日間なんてあっという間だったな〜。空港に着いたらまたあの指紋認証と荷物チェックが待っている(笑)と思ったが、帰りは意外とすんなりと終わった。私はお土産にプーアル茶を買いたいし、ともちゃんとは欲しいものが違うので、それぞれ買い物を済ませて搭乗ゲートで待ち合わせすることにした。台湾で買ったプーアル茶がとても美味しくてハマったので、上海でも安くて適量なものがあれば欲しい。ついでに花工芸茶もあれば…と探していたら、香雪海というお店で両方見つけた。現金が105元ほど残っている。ポンドやユーロならまた行く機会があるから現地通貨を持ち帰ることも多いけど、元はあまり利用する機会がなさそうなので、綺麗サッパリ使い、残りはカードで支払うことにした。はっ、そうだ、以前友達がお土産にくれた「角」という紙幣…今も流通しているのかわからないけど、聞いてみようかな?店員さんに聞いたら「流通しているけど、単位が細かすぎてここでは使えない笑」とwww どうやら1元=10角という換算になるようだ。屋台とかなら使えるみたいだし、受け取ってくれてもいいはずなのに…もしかしたら「角」なんて価格表示もレジの設定もないのではないか?何だ、どうすることもできないし、持ち帰って完全に思い出の品として保管するしか役目なしかw はあ〜、スッキリした!さて…早々と買い物を終えたけど、まだフライトまで時間がたっぷりある。暑かったから喉カラカラ。うーん、何か飲みたいけど、イケてるコーヒーショップないかな?と探していたら、Pacific Coffee(太平洋珈琲)という店を発見し、抹茶ラテのLサイズを注文。ここで荷物整理、SNSの更新、実家に電話などの雑用処理を終えることができた。ともちゃんも買い物終わってるかしら?そろそろゲートに…と移動して待つ。あれ?ともちゃんまだ買い物中?なんとなくフライトスケジュールの掲示板を見たら…ゲート変更しとるやないかい!www あぶねー、見てよかったわ…変更後のゲートで座って荷物をまとめていたところにともちゃん発見。こうしてお互い有意義な買い物を済ませて合流したのであった。

あと4時間ほどで現実に戻ってしまう…憧れだったアイスランド…約15年越しの希望が実現しちゃったなあ。大自然体験ツアーから、おしゃれな街並み歩きから、ブルーラグーンまで大いに楽しみました。次回もしまた行けるならば、オーロラやパフィンも見たいし、ice caveにも行ってみたいな。スノーモービルも楽しそうだし。サーモンもタラもラム肉もCHIPSもスキールも、THERMOSでお湯を持ち出して大自然の中で食べた無印のホタテ粥も。きのこうどんは少しぬるかったけど、砂糖とアーモンドと蜜がたっぷり乗ったペストリーも、雨の中スタンドで頬張ったホットドッグも、みんな私のお気に入り♡ってなんだかサウンド・オブ・ミュージックのMy Favourite Thingsの曲みたいに好きなものの羅列になったけど、これ以上にもまだまだ雑貨も建物もデザインも音楽も、丸ごとお気に入りに追加!自分の本業以外にも、何かアイスランドに関わることをやりたい気持ちがむくむくと湧いてきた。そんな話をしながら飛行機を待つ。いよいよ搭乗。早々と夕食が出てくる。あっという間に着いちゃうんだろうけど、意外と元気が残っているので、何か映画でも1本…と機内誌をチェックしていたら、「生きてるだけで、愛」があるじゃないか。これはラッキー。しかし、夢中になって見ていたのに、終盤の主人公のモノローグの長ゼリフの超いいところで、まさかの着陸のアナウンスw 

えーーーー、マジかよwww

最後がとても気になる!これはレンタルでまた観るしかないわ…ざ、残念すぎるw そんなこんなでGWをフルに満喫した私たちなのでした。普段から月1の散歩で行き当たりばったりの予期せぬハプニングや、棚ぼた的出来事を好む2人だけど、ここまでかっちり予定を決めて臨んだ旅は初めてかもしれない。お互いの得意な部分で苦手を補い合う凸凹の関係がまた楽しい。とも散歩はまだまだ続く…次の海外スペシャルは5年後くらいかな?こんな感じでいつまでも楽しく歳を重ねて行きたいね。これからもどうぞヨロシクね☆(完)

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