青春が始まる、家族以外の愛

19才、専門学校は夜間であったため、

クラスメイトの年齢もバラバラで、

目指す職業柄、温和な人も多く、

和やかな環境で、

自分のやりたいことだけに向かっての勉強が、

こんなにも楽しいのだと、

目標を持つことの素晴らしさをはじめて実感した。

バイトもはじめて、

学校外で、

はじめての彼氏もできた。

19になるまでに片思いはたくさんしてきたけれど、

いつも、私は自分の特に容姿に自信がなかった。

それを理由に振られたことも数知れず 笑笑

だから、彼氏を作るということが、夢だった。

でも、短い交際、二股をかけられて振られる、ということが、

はじめての彼氏から何回も続いた。

それでも、

家以外の自分の居場所ができると、

家族よりも、

私を愛してくれる人ができたようで、とても嬉しくて、

毎回振られるときには、ものすごく苦しいのに、

彼氏を求める気持ちは捨てられなかったのだと思う。

同時に家族に対しての反抗心を遅まきながら感じるようにもなった。

私が成長すれば、

私を圧迫していたような祖母も、

ただの小さなおばあさんで、認知症もあり、

怖い大人ではなくなった。

母の愚痴を毎日聴き続けることにも、

疑問と鬱憤がたまってくるのを感じていた。

それでも、母を好きなことには、

私はまだ、変わりない気持ちを持っていたし、

誰からも、守らなければいけないとも思っていた。



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