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お年玉で課金するのは「あり」だと考える7つの理由。

更新日:2022/12/26

この記事では、お年玉で課金するのは「あり」だと考える筆者の7つの理由を紹介します。

※本来、課金は”料金を課す”つまり「請求」の意味があります。
つまり課金はゲーム会社などサービス提供側からユーザーに支払いを求めることですが、ここではユーザーが有料コンテンツの購入を通じてサービス提供側にお金を落とす(支払う)ことを「課金」と表現しています。

理由①渡したお金の使い方は子供の自由

まず、お年玉の取り扱いについて①保護者が全部管理する②一部を保護者が預かり一部を子供に渡す③全額子供に管理させる、の3つの大別することが出来ますが、子供に「好きにしていい」と渡した分は子供が完全に自由に使える取り分になるのが妥当であろうと筆者は考えます。

理由②特別な事情がない限り、日用品をお年玉で買わせる/使うのは不適当

保護者には、勉強道具や服といった日用品を買い与える義務があります。(買い与えなければ虐待になりかねません。)
それを子供が貰ったお年玉で買わせる(生活費に充てる)のは不適当と言えるでしょう。

ただし、キャラクターものの文房具が欲しい、ちょっと高い服が欲しいなど日用品の中でもぜいたく品に関してお年玉で買わせるのはありでしょう。

特別な事情がある(よほど生活に困窮している等の)場合は別ですが、やはり子供が貰ったお年玉に頼るのはあまり良いとは思えません。

理由③子供がどう使おうが、財布(懐)に追加の影響はない

お年玉を渡した時点で(ポチ袋に入れた時点で)既に財布(懐)にダメージを受けており、そのあとお年玉を渡した子供がどう使っても自分の財布に関係ないでしょう。

子供が貯金しようが豪遊しようが、その結果によって自分の財布にお金が入ってくることもお金が出ていくこともありません。

玩具をプレゼントした後しつこく「あれからどうした?」「ちゃんと遊んでる?」とは聞かないはずです。お年玉も同様です。渡した時点で終わり。
それ以上の追及はしないのがスマートな大人の対応といえるでしょう。

理由④価値観は人ぞれぞれ

課金を禁止する理由として「課金なんてろくでもないこと」というのが根底にあることと思いますが、それはあなたの価値観でしかありません。

人間、誰でもそうだと思いますが自分に関係ないことや興味のないことは価値がないと切り捨てがちです。
子供からすれば親が普段買っているものや使っているサービスを「ろくでもない」と思っているかもしれません。

自分が愛用しているものやサービスを「ろくでもない」と言われて嫌な気持になるのであれば、子供が課金しようとするのを「ろくでもない」という権利はないでしょう。

子供の社会ではゲームに課金していないと仲間外れにされることがあります。
もしかしたら、子供は課金を「ゲームをもっと楽しむための行為」ではなく「友達と仲良くするための行為。」と認識していて、そこに価値観を感じているかもしれません。

大人の飲み会も、単に「食事を楽しむ」だけでなく「会社の人と親睦を深める」意味があることを考えると、子供が課金したがる理由をもっと深く聞く必要があるかもしれません。

理由⑤殆どの意見は課金以外にも当てはまる

課金を禁止する意見(理由)の殆どは、課金以外にも当てはまります。
例えば、「形に残るもの/ことに使うべきだ」というのであれば、食事に行ったり、カラオケに行ったり、お菓子を買ったりすることも「形に残らない」ことなので批判しなければ筋が通りません。

「ゲームがサービス終了したり、(飽き足りして)プレイしなくなったら課金した分が無駄になる」という意見に関しては
何か玩具を購入して、その玩具が壊れたり玩具に飽きて触らなくなったとして「買ったのが無駄だった」となるのかを考えると答えが出るでしょう。「”楽しめる時間”を買った」という意味ではどちらもさほど変わりません。

「ゲームソフトを買うのはいいけど課金するのは駄目」というのであればその違いは何でしょう。
「課金(オンラインゲーム)は次々と新しいキャラクターが出てきて際限がないから」というのであれば、「ゲームソフトも次々と色々なメーカーから発売されるから際限がない」と言われた時にどう答えるのでしょうか。
むしろ、「データ」という観点からみると、アプリゲーム/オンラインゲームの方がプレイ開始時からずっと蓄積されていくことを考えていくと「無駄になりにくい」と考えることが出来ます。

理由⑥失敗から学べることもある

たとえ、課金して失敗したとしてもそれは無駄ではありません。
失敗することで学べることは多いです。
なぜ失敗したのか、どうしたら良かったのか、考えさせるいい機会になるでしょう。

成功体験だけだと「やったー!」「良かったね。」だけで終わり、お年玉の使い道の振り返りが出来ません。

理由⑦今はゲームで稼ぐことも出来る時代。

今の時代、ゲームで稼ぐことも出来ます。
課金行為は将来への投資と考えることも出来ます。

もちろん、ゲームで稼ぐことはそう簡単なことではなく高確率でただのプレイヤーになるだけでしょう。(そもそもゲームで稼ぐことに興味がないことも多いかもしれません。)

しかし子供を野球チームやサッカーチームに入れても、プロ選手になる確率は低いことを考えると、「どうせ稼げないんだから課金するの無駄」というのは少々横暴な気がします。



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