【iPad】64GBモデルはどれぐらい使える?徹底解説

iPadの64GBストレージはどれぐらい使えるのか解説します。

【まず結論】自由に使える容量は約40GB

64GBのiPadを買っても、64GB丸々容量使えるわけではありません。
64GBの内、iPad OSに8GBほど使われ、プリインストールアプリに3GBほど使われ、システムデータに最大10GBほど使われます。(最初はそんなに使われていないかもしれませんが、システムデータが今後増えていくことを想定しています)

電源を入れた時点で既に21GBは使われていると思ってください。
そのため残り43GBしか使えません。プリインストールアプリを全部消すと3GB増えて46GB使えるようになります。

しかし、iPad(に限らず端末全般に言えることですが)は空き容量が少なくなると動作が不安定になったりOSのアップデートが出来なくなるので最低でも4GBは空けておく必要があります。(出来ればストレージ容量の10%は空けておきたいので6.4GBは空けておきたい)

このように考えていくとユーザーが本当に自由に使える領域は40GBあるかないかぐらいです。

・映画は26本持ち歩ける

40GBあれば、2時間映画1本1.5GBとして26本持ち歩けます。
ただし、それだけ持ち歩くともう余裕がなくなり他にアプリを入れたり他のデータを入れるのは厳しくなります。
「映画は10本も持ち歩ければ十分」という場合まだ25GB容量に余裕があり、「3本もあればいい」という場合はまだ35.5GBも余裕があります。

・アニメは10期分持ち歩ける

アニメ1話300MB、1期12話で落ち着く(一旦区切りがつく)とすると
10期分(36GB)持ち歩ける計算になります。

・映画3本、アニメ5期分持ち歩いてもまだ余裕ある

映画もアニメも持ち歩きたい、という人もいるでしょう。映画3本(容量1.5×3本=4.5GB)+アニメ5期分(容量3.6GB×5期)持ち歩いても22.5GBの容量消費に収まり、まだ17.5GB分ほど余裕があります。

・ドラマは1タイトルは余裕で持ち歩ける

ドラマは45分ものが1GBで12話まであるとして12GB。少し余裕を見て1.5倍にしても18GBなので1タイトルは余裕で持ち歩けます。2タイトル持ち歩いてもまだ少しあまりそうです。

・ゲームアプリは2~3本で埋まることがある

ゲームアプリによっては、1つのアプリで10GBを超えるものがあるので2本~3本で容量が埋まる可能性があります。
筆者はプレイ経験がないのですが最近よく聞く「ウマ娘」なんかは13GB弱データ容量を消費してしまう様なので、このクラスのゲームアプリを複数入れたいと考えている方は64GBでは厳しいかも知れません。
「プレイしている様子を録画したい」という方は録画する分の容量の空きを確保する必要があるので2本が限界といったところでしょうか。

・動画編集はモデル/使用する編集アプリによって64GBでも可能かどうかが異なる

64GBのiPadで動画編集出来るかどうかは、使用するiPadのモデル(種類)と使用する編集アプリによって異なります。

例えばLumafusionという動画編集アプリでは、Type-C端子で接続した外付けストレージ内に入っている素材を直接(iPadにデータをコピーせず外付けストレージ内で)編集することが出来るため、64GBのiPad(Type-C端子搭載モデル)でも十分動画編集が可能です。

ただし、外付けストレージの速度やそこに保存してある素材の重さ、編集のレベルによっては素材を配置する際にタイムロスが発生したり、プレビュー時にカクカクしたりすることがあるので「快適に編集できるかどうか」は別問題です。

多くの動画編集アプリは外付けストレージ内の動画を読み込んで直接編集することは出来ないので、基本的には「64GBでは厳しい」と思っていた方がいいかも知れません。

基本的には256GBを推奨する【関連記事】

この記事を読んで「64GBでもいけそう」と思った方がいるかも知れません。
ですが、64GBモデルを明確な使用目的がなく「足りそうだから」「安いから」といった理由で買おうとしているなら256GBモデルの購入を推奨します。







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