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【違和感の正体】「ギガが減る」という表現と筆者の見解について

更新日:2022/11/30

利用可能な高速データ通信容量(残量)が減ること、高速データ通信容量を消費することを「ギガが減る」と表現されることが多いですが、筆者はこの表現に違和感を覚えます。

この記事では、なぜ「ギガが減る」という表現に筆者が違和感を覚えるのか理由を紹介します。

単位は増えたり減ったりするものではない

身長が伸びることをセンチが伸びる、という人はいないでしょう。
同じく体重が減ることをキロが減る、車やバイクのガソリンを入れることをリッターを入れるという人はいないはずです。
また違和感を覚えることでしょう。

ギガが減る、という表現に違和感を覚える理由はズバりこれです。

もう少し深堀りするとギガ(正式にはギガバイト)はあくまで単位(の一つ)であり、単位単体で減る/増える等と表現することが文法的に間違っていることが違和感を覚える理由です。

市民権を得ている以上、無理に訂正する気はない

しかし今や「ギガが減る」という表現は一般的な表現になっています。
それに目くじらを立てて「その言い方は間違っている!」と訂正させるのはスマートとは言えません。
言葉というのは時代とともに変わっていくものです。

よく「ゲームに課金する」と言った表現がなされますが本来、課金は「料金を課す」という意味です。
本来の意味だと「ゲーム会社にお金を要求する」という意味になるのですが、真逆の「ゲーム会社にお金を払う」という意味で使われています。
しかし、それを「課金っていうのは、ゲーム会社(サービス提供側)がユーザーに金銭を要求することで、ユーザーがゲーム会社(サービス提供側)にお金を払うことを課金するというのは誤りだ」と訂正するのは馬鹿馬鹿しいでしょう。

当Noteでも「ギガが減る」という表現は使っていく所存(筆者の見解)

筆者は「ギガが減るというのは正しい日本語ではない」と理解していますが「多くの人に分かりやすい表現」であるため今後も使っていく所存です。

同じ間違った言葉の使い方をしていても、それが誤用だと分かったうえでわざとやっているのか、分かってなくやっているのかでは全く違うものと筆者は考えます。


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